品格と華やぎを兼ね備えた「ジャケット」は、お仕事シーンではスーツで、オフには単品で…と、合わせる服次第で表情を自在に変化させることができるので、世界のキャリア女性が日常的に愛用するアイテムのひとつです。
なかでも最近注目されているのが、「ジャケットの上からベルトでウエストマーク」するテクニック。全体のシルエットがすっきりし、ボディーラインにメリハリを演出できるので、セレブリティーたちがこぞって取り入れています。
今回は、スタイルアップがかなうポイントを中心に、おしゃれプロたちの着こなしをチェックしていきましょう。
ジャケットの上から「ウエストマーク」するだけで、明らかに細く見える! 5人の海外セレブのスタイルアップ技を拝見
■1:くびれをアピールする「黒」使い

柄物ジャケットに無地ベルトを巻くと、ベルトが目立って、ウエストマーク効果が絶大に。なかでも「黒」を上手に操ることで、メリハリシルエットを生み出すことができます。
歌手のGwen Stefani(グウェン・ステファニー)は、伝統的なチェック柄のジャケットの上から、「黒」ベルトでウエストマーク。スタンダードなアイテムでも、ウエストをキュッと絞ることで、フェミニンかつ今っぽい印象になれるということがよくわかrコーディネートです。
また、下半身をコンパクトに見せてくれるレザーパンツとショートブーツ選びも、スタイルアップの秘訣。計算された「黒」使いはさすがですね。
■2:3大細見えポイントに「黒」を投入

ぱっと見、古さを感じさせる恐れのあるレオパードスタイル。今どきな装いに仕上げるには、小物使いのテクニックが必須です!
レオパード柄のジャケットコートにデニムを合わせた、いわゆるセレブリティーの定番スタイルで登場したのは、モデルで女優のRosie Huntington-Whiteley(ロージー・ハンティントン=ホワイトリー)。よくよく見ると、さりげなく配した「黒」小物で旬顔へとアップデートしていました。
引き締め効果の高い3大ポイントである「目元・ウエスト・足元」に「黒」を配し、すっきりとシェイプアップ! トレンド感のあるアイテムをこのポイントに置くだけで、フレッシュに見せることができるので、ぜひ日常に取り入れてみてくださいね。
■3:「ボリュームコントロール」でスタイルアップ

オーバーサイズのジャケットは、メリハリを出しやすいアイテム。たっぷりした量感がある分、ベルトで絞ることで、よりくびれを際立たせることができます。
女優でモデルのEmily Ratajkowski(エミリー・ラタコウスキー)は、まさに今どきなオーバーサイズのジャケットでニューヨークの町へ。ウエストをギュッとベルトで絞って、メリハリを強調するのに成功しています。
チェック柄ジャケットに、あえてゼブラ柄ベルトを巻くという「トラディショナル×スパイス」の組み合わせが絶妙に馴染んだ、トレンディーなお手本ベルトアレンジと言えるでしょう。
■4:総柄をモダンに馴染ませる「異素材」小物

主張の強い総柄スーツにチャレンジするなら、「艶めく黒」で締めるのが大人の流儀。パテントやサテンなど光沢のある異素材使いで、上級者の仲間入りを果たしましょう!
モデルのGigi Hadid(ジジ・ハディッド)は、トレンド最前線のチェック柄のパンツスーツで、コンサートイベントに来場。艶感のある黒レザーのベルトには、華やかな柄を、落ち着いた雰囲気にクールダウンさせる効果が。艶やかなエナメル素材のブーツで、程よいモード感もプラス。まとまり過ぎないようムードチェンジする、小物使いのワザが光ります。
■5:女性らしさ際立つ「柄 on 柄」テクニック

一般的にインパクトを感じさせやすい「柄 on 柄」の着こなしですが、ワントーンで取り入れれば、かわいらしさを引き出すことも!
複数のモチーフを上手にミックスしたのは、女優のRachel Brosnahan(レイチェル・ブロズナハン)。チェック柄ジャケット、ボーダー柄カットソー、花柄スカートと、異なる柄をトリプル重ね。これだけ並べてみると、調和させるのが難しそうにも思えますが、ワントーンですっきりとまとめることに成功!
ポイントはやっぱりウエストマーク。ウエストでキュッと縛って下に垂らしたスタッズベルトが、ムードを引き締め、ちょうどいい抜け感をもたらしています。
今回は、引き締め効果も期待できる「ウエストマーク」テクニックに注目しました。計算された着こなしを披露した海外のセレブリティーたちのセンスを参考に、マンネリ化しつつあるジャケットスタイルをアップデートしてみませんか?
- PHOTO :
- AFLO
- WRITING :
- 宮田理江
- EDIT :
- 石原あや乃