数あるスコッチウイスキーの中でも常に誇り高く、伝統を大切にしてきたザ・マッカラン。その意志を守りながらも、ブランド・イメージにプレシャスなオーラを加えた人物がいる。

それが、高級クリスタル・ブランド、ラリックとのコラボレーションなど多くの注目商品を世に送り出した元クリエイティブディレクターのケン・グリアー氏。'18年5月には、世界的な建築家のデザインによる革新的な蒸溜所を完成させている。そしてもうひとつ、グリアー氏の大仕事がパッケージのリニューアルだ。

ザ・マッカランを確立した立役者

ケン・グリアー氏 20年前からザ・マッカランを展開するエドリントン社に勤務。数々のプロジェクトをリードし、今日のザ・マッカランを確立した立役者と言われる。
ケン・グリアー氏 20年前からザ・マッカランを展開するエドリントン社に勤務。数々のプロジェクトをリードし、今日のザ・マッカランを確立した立役者と言われる。

ボトルの特徴は肩幅が広く、首の部分に向かって細くなっていく独特なカッティング。背丈も10㎝ほど高く、バーカウンターに並んだときにひときわ目を惹く。‥‥おや、凜とした紳士を思わせるニューボトルのその姿は、どことなくグリアー氏本人に似ている。

グリアー氏のファッションは、公の場に出るときはお気に入りのテーラーで仕立てたスーツ。そで口からはダブルカフを覗かせ、胸元にはエルメスのネクタイ。一方、新蒸溜所では、ウイスキーメーカーとしての真摯さを感じさせるジャケット姿。ザ・マッカランの顔としての凜とした紳士像を体現しているようだ。

ザ・マッカラン18年

「ザ・マッカラン18年/ The MACALLAN 18 years old」厳選されたシェリー樽で、最低18年間熟成させた原酒のみを使用。明るいマホガニー色が、ニューデザインのボトルの中で美しく映える。¥27,000(希望小売価格)サントリーお客様センター TEL:0120-139-310
「ザ・マッカラン18年/ The MACALLAN 18 years old」厳選されたシェリー樽で、最低18年間熟成させた原酒のみを使用。明るいマホガニー色が、ニューデザインのボトルの中で美しく映える。 

大役を果たした今は、これまでの職を退いたものの変わらずザ・マッカランを支えながら、新たな世界での活躍を始めているグリアー氏。ザ・マッカランの封を切るとき、そんなひとりのウイスキーメーカーの物語があることを思い出してほしい。

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PHOTO :
諸角 潤
WRITING :
堀 けいこ
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