簡単にできる髪型アレンジまとめ。結婚式やパーティなどの華やかなシーンにもマッチする、大人のための簡単なヘアアレンジのやり方をご紹介します。

ピンだけでできるハーフアップや、くるりんぱを応用したアップヘア、定番お団子ヘアをランクアップさせるアクセ使い、分け目を変えるだけの印象チェンジテクなど、不器用でもできる簡単な髪型ばかりなので、ぜひ参考にお役立てください。

【目次】

結婚式・パーティにもおすすめ!簡単髪型アレンジ【ロング】


簡単なのに凝って見える「ひとつ結び」

完成
完成
サイド
サイド
バック
バック
アレンジ前
アレンジ前

1: 1対2で髪を分ける

左右どちらが多くてもOK。アシンメトリーに分ける。
左右どちらが多くてもOK。アシンメトリーに分ける。

2: ハチ上の毛束を左右に分けてねじり、ねじった毛束をツイストさせる

ハチ上の毛束を2つに分けてねじる。ねじったら双方の毛束をツイストしながら編んでいく。1で分けた毛束、左右ともねじってツイストさせたらゴムでひとつ結びにする。
ハチ上の毛束を2つに分けてねじる。ねじったら双方の毛束をツイストしながら編んでいく。1で分けた毛束、左右ともねじってツイストさせたらゴムでひとつ結びにする。

3:ねじった毛束をつまんで崩す

爪で少しだけつまみ、細かく引き出す。片手でゴムの結び目を抑えるとやりやすい。
爪で少しだけつまみ、細かく引き出す。片手でゴムの結び目を抑えるとやりやすい。

4:ゴムを隠すように毛束を巻きつける

ひとつ結びにした毛束から少しだけ髪をとり、ゴムに巻きつける。巻きつけたらピンで留める。
ひとつ結びにした毛束から少しだけ髪をとり、ゴムに巻きつける。巻きつけたらピンで留める。

5: こめかみの後れ毛を細く出す

こめかみを細くとって引き出す。
こめかみを細くとって引き出す。

6:耳後ろの後れ毛も引き出す

こめかみよりも少し太めの毛束を引き出す。
こめかみよりも少し太めの毛束を引き出す。

「ひとつ結びで気をつけたいのが後れ毛の出し方です。後れ毛の出し方を間違えると、一気に老けた印象になってしまいます。ポイントは、立体感。こめかみの後れ毛が太いと、顔まわりが重く暗い印象になるので、こめかみはできるだけ細い毛束を、耳後ろは少し太めの毛束を出して。すると奥行きとメリハリが生まれ、こなれ感と抜け感のある印象につながります。

ピシッとまとめて結んでしまうと、骨格があらわになるだけでなく、顔のエイジングサインを目立たせる原因にも。いかに崩せるか、後頭部にボリュームを出せるか、この2点が老け見えを回避するポイントになります」(MAGNOLiA Aoyama店 デザイナー・CHINATSUさん)

ロングヘアの簡単ひとつ結び|老け見えしない後れ毛の出し方とは?

くるりんぱの応用でつくるお団子アレンジ「ギブソンタック」

完成
完成
サイド
サイド
バック
バック
アレンジ前
アレンジ前

1: 耳裏からフロント部分の毛束をとってハーフアップに

耳裏の位置からフロント部分の毛束を両サイドとる。頭頂部から後頭部の髪は残しておくのがポイント。
耳裏の位置からフロント部分の毛束を両サイドとる。頭頂部から後頭部の髪は残しておくのがポイント。
毛束を後ろでひとつ結びにする。襟足の少し上くらいがベスト。
毛束を後ろでひとつ結びにする。襟足の少し上くらいがベスト。

2: 結んだ毛束をくるりんぱする

1で結んだ毛束の中央を割って、毛先を上からくぐらせる。
1で結んだ毛束の中央を割って、毛先を上からくぐらせる。

3:残した後頭部と襟足の髪をふたつに分ける

結んでいない髪の毛を左右に分けて。
結んでいない髪の毛を左右に分けて。

4:左右に分けた毛束をくるりんぱの穴に上から通す

左右に分けた髪の毛を、それぞれ2のくるりんぱの穴に通す。穴の下から指を入れて、毛束を通すとやりやすい。
左右に分けた髪の毛を、それぞれ2のくるりんぱの穴に通す。穴の下から指を入れて、毛束を通すとやりやすい。

5:毛先をゴムでひとつ結びにする

すべての毛先をまとめる。
すべての毛先をまとめる。

6:毛先をもう一度くるりんぱする

2のくるりんぱの穴に毛先を上から通す。
2のくるりんぱの穴に毛先を上から通す。

7:毛先をピンで固定する

くるりんぱした毛先をピンで固定し、お団子をつくる。
くるりんぱした毛先をピンで固定し、お団子をつくる。

8:耳上の毛束をゆるっと引き出す

お団子を持ちながら耳にかかっている毛束をゆるく引き出す。たるませるようなイメージで。
お団子を持ちながら耳にかかっている毛束をゆるく引き出す。たるませるようなイメージで。

9:頭頂部と後頭部の毛束をつまんで引き出す

お団子を持って、頭頂部と後頭部の毛束を引き出す。ツメでひとつまみし、細かく引き出すのがコツ。絶壁は後頭部が丸く見えるようにしっかりと引き出して。
お団子を持って、頭頂部と後頭部の毛束を引き出す。ツメでひとつまみし、細かく引き出すのがコツ。絶壁は後頭部が丸く見えるようにしっかりと引き出して。

「アレンジの前に、ドライヤーで根元をこするように乾かし、モヒカンラインを立ち上げておくとシルエットに丸みと女性らしさが出ます。

あとは全体をランダムにコテで巻き、クリームワックスをなじませておいてください。髪がパサついてまとまっていないと『やつれ感』『疲れた印象』になりかねません。とくにもみあげ、顔まわりの毛束には入念になじませるといいですよ」(MAGNOLiA omotesando デザイナー・KAYOさん)

古臭いオバさんとは言わせない!今っぽい「ギブソンタック」をつくる9ステップ

結婚式・パーティにもおすすめ!簡単髪型アレンジ【ミディアム】


お団子ヘアをコームでランクアップ「くるりんぱアレンジ」

完成
完成
サイド
サイド
バック
バック
アレンジ前
アレンジ前

1:耳上ラインの髪をひとつにまとめてゴムで結ぶ

耳上の髪を手ぐしで集めて耳の中間くらいの高さで結ぶ。
耳上の髪を手ぐしで集めて耳の中間くらいの高さで結ぶ。

2: 結んだ毛束に穴を開けて毛先を通す

結んだ毛束を穴に通してくるりんぱする。
結んだ毛束を穴に通してくるりんぱする。

3: ゴムを持ちながらトップの毛束を引き出す

結んだ箇所を抑えながらトップの毛束を引き出す。中央付近の毛束を2〜3箇所引き出して。
結んだ箇所を抑えながらトップの毛束を引き出す。中央付近の毛束を2〜3箇所引き出して。

4: 残りの髪をひとつ結びにして、2と同様にくるりんぱする

くるりんぱした上の毛束を留めておくとやりやすい。結んだら、中央に穴を開けて毛先をくるりんぱして。
くるりんぱした上の毛束を留めておくとやりやすい。結んだら、中央に穴を開けて毛先をくるりんぱして。
5:くるりんぱした耳下の毛束の穴に、上の毛束の毛先を入れる
下のくるりんぱの穴に下から指を通して、上の毛束を掴むとやりやすい。
下のくるりんぱの穴に下から指を通して、上の毛束を掴むとやりやすい。
2回にわけたくるりんぱのできあがり
2回にわけたくるりんぱのできあがり

6:上の毛束と下の毛束の毛先をまとめてゴムで結ぶ

上下の毛束がバラつかないように結んで。
上下の毛束がバラつかないように結んで。

7:結んだ毛先を上のくるりんぱの穴に収める

上のくるりんぱの穴に入れてお団子にする
上のくるりんぱの穴に入れてお団子にする

8:収めた毛先をピンで留める

うまくまとまらない場合はピンで数カ所留めても◎。お団子になるよう固定する。
うまくまとまらない場合はピンで数カ所留めても◎。お団子になるよう固定する。
お団子のできあがり
お団子のできあがり

9:最後にコームを上から差し込む

お団子の上から根元に向けてコームを差し込めば完成。
お団子の上から根元に向けてコームを差し込めば完成。

「髪を上下に分けて作ったダブルくるりんぱをひとつにまとめてお団子にし、その上からコームを差し込むだけ。お団子にしただけでも様になりますが、品のあるコームを差し込むだけで印象がエレガントに。こなれ感のあるアレンジ上級者風の仕上がりになります。

コームを選ぶ時はシンプルで上品なものを選ぶのがポイントです。ゴテゴテとモチーフがついていたり、派手な色のものは40代にふさわしくありません。選ぶものによっては、若作りに見えたり、老け見えを強調してしまう危険もあるので気をつけて」(Ramie GINZA副店長・寺尾拓巳さん)

お団子にコームを差し込むだけ。上品さと色気を併せ持つ、簡単くるりんぱアレンジ

ゴム不要!小顔効果も狙える「ハーフアップ」

完成
完成
サイド
サイド
バック
バック
アレンジ前
アレンジ前

1:アレンジ前に髪全体にワックスをなじませる

髪の根元からもみこむようになじませておくと、毛束のまとまり感が出せる。
髪の根元からもみこむようになじませておくと、毛束のまとまり感が出せる。

2:眉尻から上の髪を束ねる

はちの下あたりの髪をひとつにまとめたら、手でしっかり束ねる。
はちの下あたりの髪をひとつにまとめたら、手でしっかり束ねる。

3:毛束を手で押さえながら、ひとつまみずつ毛束を引き出す

ペタンコになりがちな頭頂部をふっくらさせるよう、バランスを見ながら毛束を引き出す。
ペタンコになりがちな頭頂部をふっくらさせるよう、バランスを見ながら毛束を引き出す。

4:毛束の根元をねじり、アメピンで固定

毛束の根元をねじる。
毛束の根元をねじる。
ねじった毛束がほどけないように、アメピンでしっかり留める。
ねじった毛束がほどけないように、アメピンでしっかり留める。

5:毛束を2つに分け、その1つを自然に丸まるまでねじり、アメピンで留める

毛束を2つ分け、1つをねじっていく。
毛束を2つ分け、1つをねじっていく。
3~5回ねじり、自然と丸まったらアメピンで固定する。
3~5回ねじり、自然と丸まったらアメピンで固定する。

6:もう一方の毛束も同様にねじって、アメピンで固定

最初のお団子と並ぶように丸めてアメピンで崩れ名内容に固定する。
最初のお団子と並ぶように丸めてアメピンで崩れ名内容に固定する。

7:残った髪の毛先が外はねになるように手ぐしで整える

下ろしてある髪の毛先を握るようにして、外はねをつくる。
下ろしてある髪の毛先を握るようにして、外はねをつくる。

「毛束をねじっていくと自然と丸まってお団子になります。今回のハーフアップは、その原理を利用しています。

きっちりねじりすぎるとお団子が小さくなります。ルーズにねじって、お団子から遊び毛が出ているくらいがベスト。お団子が大きくなるので、固定するアメピンが目立たなくなります」(Rougy ヘアデザイナー・二階堂雪さん)
 

ゴムは不要!うねりを押さえて小顔効果も狙える「簡単ハーフアップ」

結婚式・パーティにもおすすめ!簡単髪型アレンジ【ショート】


簡単にガラッと印象を変えられる「かき上げ前髪アレンジ」

完成
完成
サイド
サイド
バック
バック
アレンジ前
アレンジ前

1: ワックスを根元から全体に揉み込む

全体の根元にワックスを揉み込む。
全体の根元にワックスを揉み込む。
ワックスは小豆3個分くらいの大きさが目安。オススメは自社開発の「ジェミールフラン アクアピュレ」。自然なウェット感で濡れた束感を表現したいときにぴったり。
ワックスは小豆3個分くらいの大きさが目安。オススメは自社開発の「ジェミールフラン アクアピュレ」。自然なウェット感で濡れた束感を表現したいときにぴったり。

2: 前髪をかき上げる

手のひらに残ったワックスで前髪をかき上げる。
手のひらに残ったワックスで前髪をかき上げる。

3: バランスを見て整える

全体のバランスを見ながら、毛束をつまむように整えて。
全体のバランスを見ながら、毛束をつまむように整えて。

印象を変えることができるポイントは2つ。

「1つ目は髪の質感を変える。質感をウェットにするだけでも大きく印象は変わります。2つ目は前髪を上げる。普段おろしていることが多い前髪をかき上げるだけでも別人のような印象に仕上がります。

スタイリングするときは、ある程度ラフさを残すように心がけて。濡れた髪質でビシッと整えてしまうと、強い印象になるだけでなく古臭い感じになることも」(Cocoonスタイリスト・泰斗さん)

別人級に変身できる!ショートヘアでも簡単な前髪アレンジ

華やか&かっこよく印象チェンジ「外ハネアレンジ」

完成
完成
サイド
サイド
バック
バック
アレンジ前
アレンジ前

1:ヘアアイロンで全体に動きをつける

表面の髪はやや縦に巻いて内巻き&外巻きをランダムに作る。
表面の髪はやや縦に巻いて内巻き&外巻きをランダムに作る。

2:前髪をサイドパートにする

ふだんの分け目と逆側の8:2の位置から、サイドパートになるように前髪を思い切って持ってくる。
ふだんの分け目と逆側の8:2の位置から、サイドパートになるように前髪を思い切って持ってくる。

3:ワックスをもみ込む

外ハネになるように毛先を持ち上げながら、バームタイプのワックスをもみ込んでラフな動きを出す。
外ハネになるように毛先を持ち上げながら、バームタイプのワックスをもみ込んでラフな動きを出す。

「ふんわりとした内巻きショートボブは、スタイリングのしやすさと、大人っぽく落ち着いた雰囲気が魅力。でも、たまには遊びのあるヘアスタイルも楽しんでみたいですよね。印象をガラッと変えるのに効果的なのが、前髪の作り方と、全体のシルエットを変えることです。

外ハネのフォルムは、旬のデザイン。取り入れるだけで、おしゃれに仕上がります。毛先に動きをつけておけば、片側を耳にかけるだけで、クールな雰囲気になれますよ」(BEAUTRIUM南青山店 マネージャー・相沢美沙さん)

分け目を大胆チェンジ! コンサバショートボブを外ハネでクールに

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。