文豪が愛した温泉郷に誕生、スモールラグジュアリーな温泉旅館「三輪」の魅力

都心から電車で約1時間。伊豆の入り口、箱根山を望む別荘地、湯河原は、かの芥川龍之介や夏目漱石も愛した温泉郷。相模湾の海の恵みと、山々に囲まれた静かで自然豊かな環境がその理由です。

その湯河原に2019年12月、小さな温泉旅館「三輪」が誕生しました。周囲の山の稜線に沿うように低く、シンプルなラインを描く現代建築は、まるで美術館のような美しいたたずまい。一歩足を踏み入れると、部屋はもちろん、ラウンジやバー、レストランにいたるまで、大きな窓が印象的です。

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山に沿って左右に広がるファサード。エントランスからこぼれる光が美しい。

最上階に1室だけの「三輪のスイート」

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最上階の角部屋に1室だけある「三輪のスイート」(80㎡)では、人気陶芸家、郡司庸久・慶子が焼き上げた飴釉タイルを湯船に使用。薄墨で描かれたアートは小菅謙三作。
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人気陶芸家、郡司庸久・慶子が焼き上げた飴釉タイル。

緑豊かな湯河原の森と山々

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湯河原の山々。

森の風景を臨めるバー

また、森のパノラマビューが楽しめるバーはぜひ訪れてみてください。こだわりの極上ワインを片手に、うつろいゆく光と水の音を楽しみながらゆったりと過ごせます。

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バー。水盤に映り込む景色も酒の肴。

創作料理が楽しめる開放感たっぷりのレストラン

開放感たっぷりのレストランでは、朝は和御膳、夜は和とイタリアンが融合した創作コースが楽しめます。いずれも地元の旬の食材を使った洗練された味です。

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レストラン。流木と天井のシルク布のアートワークは新居幸治。

「木立のツイン」には白い正円の湯船が

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「木立のツイン」(40㎡)の湯船は白い正円。

緑豊かな湯河原の森が鮮やかに切り取られた空間は、最高に贅沢…。しかも、全17室という規模ゆえ、館内はとても静か。朝、夕、夜と、静寂の中、鳥のさえずりも耳にすることができます。

ここはまさに、大人のためのお籠り宿。心静かに、何もしない贅沢を堪能できます。

問い合わせ先

  • 三輪 
  • TEL:0465-46-6111
  • 料金/「三輪のスイート」¥45,000~、「木立のツイン」・「山水のツイン」¥35,000~。いずれも税サ込(入湯税別)、1泊2食付きの1名料金(2名1室利用時)
  • 住所/神奈川県足柄下郡湯河原町宮上206

EDIT&WRITING :
川村有布子・田中美保、古里典子(Precious)