「岳父」って誰のこと?「券」の「けん」以外の読み方、ご存知?

本日、6月21日は6月の第三日曜日、「父の日」ですね。お父様やパートナーへのプレゼントは、何になさいましたか? 今日の日本語クイズはもちろん、「父の日」にちなんだ問題です。

【問題1】岳父ってなんと読む?

「岳父」という日本語の読みかたをお答えください。

ヒント:「妻の父」という意味の言葉です。

<使用例>「僕の実父は他界しておりますが、岳父がとても楽しい人なので、毎年、父の日に訪ねるのを楽しみにしているんです」

「○○○」と読み仮名3文字です。
「○○○」と読み仮名3文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 岳父(がくふ) です。

女性には「妻の父」がいないので、ひと様の「岳父」の表現に気をつけましょう。
女性には「妻の父」がいないので、ひと様の「岳父」の表現に気をつけましょう。

「妻の父」という意味の「岳父(がくふ)」という言葉、ふだんはなかなか使いませんが、知っておきたい日本語です。

「妻の父」なので、女性はヒントの例文のように「自分の岳父」という使い方をする機会はありません。自分以外の方にこの言葉を使う場合は「ご岳父様」と尊敬表現にする必要があります。

「奥様のお父上様」と表現してもおかしくはありませんが、「ご岳父様」という言葉が存在している上は、公の場ではこちらを使用した方が、大人の女性として無難だと思います。

硬めの教養クイズの後は、父の日の会話のタネになりそうな日本語トリビアと参りましょう。

「父の日」といえば、子どもからのプレゼントの定番に「肩たたき券」などの「お手伝い券」がありますよね?

「お手伝い券」というものがわからない、知らない、想像できない…という方がいないほど、広く浸透したイメージだと思います。そこまで知れ渡っているのは、「お手伝い券」というアイテムが、子どもの贈り物として秀逸なシステムだからではないでしょうか?

シンプルでありながら、資金力のない子供でも「大切な人に喜ばれる何かを贈りたい」という気持ちが込められ、それぞれの発達段階に応じてプレゼントする「お手伝い」の内容を調整できる…最初に「お手伝い券」を考えた人は、実に優秀で温かい人なんだろうな、と思います。

というところで、2問目のクイズです。

【問題2】「券」って「けん」以外になんと読む?

「券」という漢字一文字の読み方で、単語として意味の通る、「けん」以外の読み方をお答えください。

ヒント:「約束のしるしとして取り交わすモノ。証紙や札、切手など」という意味の言葉です。

※答えは2種類ありますが、どちらも同じような意味をもつアイテムです。

「けん」以外の2通りの読み方…「○○○」とどちらも3文字です。
「けん」以外の2通りの読み方…「○○○」とどちらも3文字です。

さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 券(てがた) または 券(わりふ) です。

こう読むと、なんだか重みを感じますね!

「券」という字は、1文字で「けん」「てがた」「わりふ」という3通りの読み方を持っているのです。読み方は3通りですが、どれも「約束のしるしとしてとりかわす、主に紙片」を表す言葉です。

「てがた」は「手形」とも表記できます。昔は、約束の証紙に印鑑のように手形をつけたことから、「てがた=証紙」という意味に変化した言葉です。

「わりふ」は「割符」とも表記できます。その昔、証紙が生まれる前は、二つの木片の同じ位置に刻み目をつけ、刻み目の位置が合うことで「約束を証明する役割」に使っていたことに由来します。現代でも契約書などに使われる「割り印」と同じシステムです。

「券」という漢字にこうした意味や読み方があることを知ると、子どもが作った「お手伝い券」にもよりいっそう、約束する気持ちの尊さを感じそうです。

本日は「父の日」にちなんで

・岳父(がくふ)=妻の父

・券(てがた/わりふ)

という日本語についておさらいしました。

この記事の執筆者
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ILLUSTRATION :
小出 真朱