篠原涼子さん主演の、日本テレビ系水曜ドラマ『ハケンの品格』。特Sランクという最高ランクのスーパーハケン・大前春子(篠原涼子さん)が、派遣先である食品総合商社S&F社に起こる問題を、スーパースキルで解決していく痛快お仕事ドラマです。

前作から出演している小泉孝太郎さんや勝地涼さんはもちろん、新入社員役として杉野遥亮さん、中村海人さん(Travis Japan・ジャニーズJr.)も出演。話題のドラマになっています。

大前春子のスーパーハケンぶりを描きながらも、社員とハケンの間にある働き方、意識、扱われ方の差についても描いていくドラマ。2020年4月から「同一賃金同一労働」を国が打ち出し、働き方改革がうたわれる中で、大前春子はハケンとしてどう働いていくのでしょうか。

それでは視聴率11.9%と2桁をキープし、好評だった第3話の内容を振り返ってみましょう。

社食の一般開放と新入社員の行動でてんてこまいな第3話

ネタバレを含みますので「これから観る予定」という人、気になる方はこの部分を飛ばして、次回のあらすじからお楽しみいただければと思います
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4話の大前春子(篠原涼子さん) ©日本テレビ

S&F社では社食で評判のいいカレーを主力商品にして、一般客にも営業しようとしていました。ネットで著名なカレーブロガーの評価も非常に高く、一般解放した際の評価も期待できたのです。

しかし、それに伴い正社員と同一料金だったハケンの利用料金が、外部の一般客と同じ料金に値上げされることに。福利厚生は正社員のみが持つ権利だというのです。

新入社員の井手裕太郎(杉野遥亮さん)は、社内で撮った動画を勝手にネットに投稿していました。ある日、社員食堂でハケンの福岡亜紀(吉谷彩子さん)に撮影してもらった動画が騒ぎになってしまいます。井手を撮った動画でしたが、背後にその日、経費節減で社食をクビになったアルバイトの牟田(六角精児さん)の怪しい姿が映りこんでいたのです。

逆立ちしてふざけているように見える牟田の姿は、食品会社の社食でわざと行われた「バイトテロ」だと騒ぎになり、大炎上。本社へはクレームが殺到する事態に。春子はすかさずクレーム対応マニュアルを作成し、対応を始めますが、炎上は止まりません。動画作成に協力した亜紀は責任を感じて落ち込みます。

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4話の営業事業部の面々 ©日本テレビ

一般開放した社食は、バイトテロ騒ぎで当然ガラガラ。さらに肝心のカレーを牟田が担当していたため、いなくなった途端に不味くなっていたのです。「カレーは社員のソウルフード」と語る社長の宮部蓮三(伊東四朗さん)もカレーの味の変化に気づいてしまったため、味を元に戻すのが急務になります。

しかし、経費削減で人も削り、材料も削っていたので、社食を委託されている会社も怒り出す始末。なんでも、カレーはS&F社が直にバイトとして雇用していた牟田のみが担当していたので、レシピは残っていないというのです。

辞めた牟田とは連絡が取れず、八方ふさがり。里中賢介(小泉孝太郎さん)はカレーマイスターの資格を持っている春子に以前の味の再現を業務命令します。

炎上は収まらず、スーパー、百貨店ではS&F社の商品が撤去され始めてしまい、営業事業部は謝罪に回ります。そして、春子はあと一歩のところで、あの味を再現できず苦しみます。

そんな中、春子が根城にしているスペイン料理店に、春子の昔を知るある人物が現れます。それはなんと、牟田。牟田は23年前に春子と共にインド大使館の厨房スタッフとして働いていた仲だったのでした。春子と牟田は営業が終了したスペイン料理店厨房で、夜通しカレーをつくります。

そしてわかったのが、牟田のカレーは玉ねぎを3時間炒めるところがポイントだったのでした。

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4話の福岡亜紀(吉谷彩子さん)、千葉小夏(山本舞香さん) ©日本テレビ

春子が再現した牟田のカレーを試食した社長はご機嫌になりますが、春子は社長に釘を刺します。

牟田は毎朝4時起きで農家へ野菜を仕入れに行き、6時に厨房へ入り、玉ねぎを3時間炒めるという生活を、安いアルバイト代で文句も言わずにこなしていました。その犠牲があったからこそ440円という価格設定が可能だったのです。

また、冷凍庫に頭を突っ込んでいたのは、勤務日最後に仕事場をすべて掃除していたから。社食を愛していた牟田は、厨房をピカピカに磨きあげていたのでした。それを社長に伝えた春子は昼食へと旅立つのでした。

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4話の宇野一平(塚地武雅さん/ドランクドラゴン)と浅野務(勝地涼さん) ©日本テレビ

後日、一般客への提供は1200円と改められましたが、味がよくなったカレーにはお客が殺到。スーパーや百貨店の棚にも商品が戻り始め、社内は落ち着いていきます。

牟田はカレーの屋台を始めていました。S&Fから「時給を上げるから戻らないか」と言われたという牟田。しかし、またいつ会社都合でクビになるかわからないので、断ったのだと春子に告げます。牟田も春子同様、会社という組織に頼らず生きていく選択をしたのかもしれません。

SNSではカレーが食べたくなった人が続出!

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4話の井手(杉野遥亮さん)と春子(篠原涼子さん) ©日本テレビ

問題となった井手の手品動画ですが、実はプロマジシャンの岩嵜夢丸さんが指導した本格的な手品。岩嵜夢丸さんのTwitter投稿によると、鳩がかわいく見える角度を研究したそうですよ。そして手品中に歌っていた歌は、杉野さんのアドリブだったのだとか。そう知ると、もう一度見直したくなってしまいますね。

また、前回の蕎麦に引き続き、カレーをつくり、食べるシーンが多かったために「カレーが食べたくなった」という人が多数出現! またしても、放送翌日に「昨日の『ハケンの品格』を見て、お昼ごはんをカレーにした」という投稿もたくさん見られたのでした。ドラマにならって「いつもより玉ねぎを多めに炒めた」という方も。

もう、いっそのこと「木曜の昼ご飯は前日の『ハケンの品格』に出てきたものにする」というルールにしてしまってもいいかもしれませんね(笑)。

似顔絵にあの名言も!LINE公式スタンプが大人気

 なんと『ハケンの品格』のLINE公式スタンプが発売されています。春子のお馴染みの台詞、「それが何か?」「承知しました」をはじめ、作中のさまざまなキャラクターのスタンプをラインナップ。家族や友人はもちろん、会社の同僚にも使えるスタンプですよ。

みんなで、キャラクターのセリフを通してコミュニケーションしてみてはいかがでしょうか?

『ハケンの品格』LINEスタンプ販売ページ

それでは、気になる第4話のあらすじをご紹介します!

あの人が東京本社に復帰!?第4話あらすじチェック

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4話の東海林武(大泉洋さん) ©日本テレビ

旭川支社にいた東海林武(大泉洋さん)が本社へ転属され、また、営業事業部の面々と仕事をする日が始まりました。

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4話の春子。尋常ではない状況ですが、これは……? ©日本テレビ

自宅のゴミを会社でこっそり捨てようとする新入社員の井手裕太郎(杉野遥亮さん)。社員たちは、その世間知らずぶりに困惑します。春子は注意しますが、営業事業部部長の宇野一平(塚地武雅さん)から「新入社員の教育は社員の役目」だと釘を刺されるのでした。

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4話の宮部蓮三社長(伊東四朗さん)と、取引先の女社長・美香(キムラ緑子さん) ©日本テレビ

実は井手は、S&F社との最重要取引先「テイスト・オブ・ライフ」創業者、女社長の美香(キムラ緑子さん)の三男で、コネ入社の上、特に贔屓にされていたのでした。

そんな中、井手と三田貴士(中村海人さん/Travis Japan・ジャニーズJr.)の新入社員コンビは初めての営業で、配ってはいけない回収品のサンプルを持って回ってしまいました。その失態を知った井手は突如、失踪。

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4話の井手裕太郎(杉野遥亮さん)と大前春子(篠原涼子さん) ©日本テレビ

そんな状況の中、運悪く、井手の母・美香が息子の働く様子を見学に来てしまいます。出迎える里中賢介(小泉孝太郎さん)と東海林は、井手が見つかるまでの時間伸ばしに必死に。ついに春子が井手を見つけますが、そこはなんと冷蔵倉庫。井手は責任を感じて、回収品の整理をしていたのでした。

そんな最中に、突然停電が起き、極寒の冷蔵倉庫の中にふたりで閉じ込められてしまいます! この大ピンチに春子は……?


いよいよ4話では大泉洋さん演じる東海林が舞い戻ってきます。東海林と春子の丁々発止のやりとりがまた見られるのが楽しみですね。そして、今どきの新入社員たちは何を思い、行動していくのか。それに春子はどう対応するのでしょうか? 気になる物語の詳細は、本放送でチェックしてくださいね。

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