今注目すべき3ブランド

1/こちらのジャケットは軽やかなアンコン仕立て。大柄チェックのシアサッカーというありそうでない現代的な生地も、目の肥えたバイヤーたちに支持される理由。ジャケット¥190,000(デザインワークス銀座店〈オルビウム〉) スカーフ¥26,000(ストラスブルゴ〈エラル55〉)
2/伝統的なアイリッシュリネンをイタリアの工場で仕立てることでフランス的なエスプリをまとわせた、現代のトラディショナルを象徴するジャケット。スーツ¥128,000(ビームス 六本木ヒルズ〈ドレイクス〉)Tシャツ¥9,000(ポール・スチュアート ギンザ・タイムレス・エイト)
3/6つボタンの下ひとつがけという、新しいバランスで着こなせるダブルブレストのスーツ。やわらかな肩の表情も素晴しい。スーツ¥180,000(リングヂャケットマイスター206 青山店〈リングヂャケットマイスター〉) タイ¥16,000(ビームス 六本木ヒルズ〈ドレイクス〉)

■1:オルビウム/ORBIUM

コヒーレンスの中込憲太郎氏がクリエイティブディレクターを務めるニューブランド。本格的な生地と、紳士服の伝統的なスタイルを進化させたモダンなデザイン、そして北イタリアのファクトリーによる極上の仕立てを融合させた、新しい時代のジャケットを提案する。なかでも本物のアイリッシュリネン生地は絶品。

■2:ドレイクス/DRAKE’S

1977年にロンドンで設立。上質なネクタイで知られるが、近年は2代目経営者のマイケル・ヒル氏によってイメージを刷新。英国トラディショナルを国際的な感性で再構築したそのワードローブは、昨今話題のフレンチテイストも漂わせており、若きクラシック好きから支持される。現在でもそのネクタイはロンドン工場で生産。

■3:リングヂャケット/RING JACKET

スーツ離れという言葉は、大阪を拠点とするこのファクトリーブランドにとっては無縁。年々グレードアップして、今やイタリアの名門をも凌駕するその仕立て技術は、世界から憧れの目で見られている。オリジナル素材にも定評があり、とりわけカットソーを思わせるソフトな生地『バルーン』は高い人気を誇る。

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MEN'S Precious編集部 
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MEN'S Precious2020年春号より
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PHOTO :
渡辺修身(SAMMY STUDIO)
STYLIST :
四方彰敬