会期延長が決定!クリスチャン・ルブタン(Christian Louboutin)の作品とクリエイティビティに焦点を当てた大規模な展覧会

国立移民史博物館アフリカ館 Sketch by Christian Louboutin
国立移民史博物館 Sketch by Christian Louboutin

クリスチャン・ルブタンの豊かな創造力とインスピレーション源を垣間見ることができる「CHRISTIAN LOUBOUTIN - L'EXHIBITION [NISTE](クリスチャン ルブタン - レグジビション[ニステ])」が、国立移民史博物館にて、当初は7月末までとされていた会期を延長し2021年1月3日(日)まで開催中です。

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クリスチャン・ルブタン氏。国立移民史博物館にて。

華やかで、大胆、開放的で、寛容、時に辛辣なクリスチャンのクリエイティビティは、旅への情熱、ポップカルチャー、演劇、ダンス、文学、映画の世界など、様々な要素を吸収し、それを作品に昇華してきました。

こうした彼のインスピレーションや、創造過程を明らかにし、デザイナー自身のパーソナルコレクションはもちろん、その他の公式なコレクションから貸与された中から選ばれた特に貴重な作品を通して、彼のビジョンを紹介。

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会場に上がる階段。過去のデザインの商品名の数々が壁を飾ります。
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いくつもある靴造りの工程を、ムービーにミニ・クリスチャンが登場して自ら説明します。
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エンタテインメントの世界へのホマージュとして、「ブータン劇場」という部屋があります。ブータン王国の職人たちが手掛けた木製のインテリアの中で、ディタ・フォン・ティースとフットボーラーのホログラムが躍ります。

クリスチャン・ルブタンの濃厚な世界観へと誘うようにデザインされたこの展覧会は、あらゆる角度から彼の作品を解き明かしています。

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下を向いて落ち込むダイアナ王妃を元気づけようとデザインされた、「LOVE」フラットシューズ。様々な名作が展覧会にてディスプレイされています。
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ブランドを立ち上げる前のデザインには、クリスチャン・ルブタンの創造性を感じられる、魚の革を使ったシューズもあります。
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クリスチャンがデザインしたステンドグラスに囲まれて、初期のシューズが展示されています。
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レッドソールの誕生のきっかけとなった初期デザインのPensee(パンセ)が楽しくディスプレイされます。

展示されている膨大な数のシューズの中には、これまで未公開だった作品も含まれているというから見逃せません。

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ポルト・ドレ宮の外見。外壁に見事なリリーフが見られる。

会場である国立移民史博物館にのあるパリ12区で生まれたクリスチャンは、幼い頃から親しんでいた場所。特に、優れたアールデコ建設物であるポルト・ドレ宮の美しさや装飾の豪華さは、彼の靴造りに多大な影響を与えたもののひとつで、これを体感できるのも、この展覧会の醍醐味です。

<「CHRISTIAN LOUBOUTIN - L'EXHIBITION [NISTE](クリスチャン ルブタン - レグジビション[ニステ])」」 概要>

©Mathieu Nouvel Palais de la Porte Dorée
©Mathieu Nouvel Palais de la Porte Dorée

会期/~2021年1月3日(日)
会場/フランス・パリ 国立移民史博物館
住所/293, avenue Daumesnil - 75012 Paris
アクセス/Métro 8 - Tramway 3a - Bus 46 - Porte Dorée

問い合わせ先

クリスチャン・ルブタン展

クリスチャン ルブタン

TEL:03-6804-2855

この記事の執筆者
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