あおり運転の問題がクローズアップされたことから、自分たちの身を守るためにドライブレコーダーをつける人が増えています。そこで当記事では、高性能機種が続々登場しているドライブレコーダーの種類や選び方をご紹介します。
また、小型モデルや前後・360度撮影可能な機種、ミラー型などの高性能ドライブレコーダーのおすすめもセレクトしてみました。
■高性能機種が続々登場する「ドライブレコーダー」とは
自動車のフロントガラスに取り付けて、運転中や駐車中の映像、音声を撮影し、記録として残すことができる「ドライブレコーダー」。近年、このドライブレコーダーへの注目が高まり、高性能機種もたくさん登場しています。
ドライブレコーダーの必要性
ドライブレコーダーを付ける人が増えてきているのは、あおり運転の問題が一因でしょう。あおり運転のような走行中のトラブルに見舞われたときや、事故が発生したときなど、そのときの様子を映像に残すことができれば、警察や保険会社の処理もスムーズになり、自分や家族の身を守ることにもつながります。
また、映像とともに音声も記録できるタイプのドライブレコーダーなら、旅行中やドライブ中のシーンを思い出として残すこともできます。
■ドライブレコーダーの選び方
最近はドライブレコーダーの種類や機能も増えており、どんなものを選べばいいのか迷ってしまうのではないでしょうか。ドライブレコーダーを選ぶときは、次のようなポイントを確認して、自分の目的に合ったものを探してみましょう。
カメラの性能
ドライブレコーダー選びでもっとも重要といえるのが、カメラの画質。せっかく録画しても、映像が不鮮明であれば意味はありません。周囲を走る車のナンバープレートがはっきりと読み取れるような高画質のものを選ぶようにしましょう。
画質は解像度と画素数で決まり、解像度は「1920×1080（フルHD）」以上、画素数は200万画素以上がおすすめです。
カメラの撮影範囲
ドライブレコーダーの撮影範囲は、車の前方はもちろん、後方や左右両サイドまであると便利。走行中の事故やあおり運転は車の前方で起こるとは限りませんから、できれば前方と後方の2方向を撮影できるものを選びましょう。
また、360度を撮影できる高性能のドライブレコーダーもありますので、選択肢のひとつとして考えてもいいでしょう。
取り付けタイプ
ドライブレコーダーの形には、カメラとレコーダーが一体になったタイプと、別になったセパレートタイプがあります。一体型は比較的低価格のものが多いようです。
一方、セパレートタイプは一体型に比べてコンパクトになるので、設置したときにドライバーの視界を妨げません。また、レコーダー本体はダッシュボードなどの離れた場所に配置できるため、直射日光の影響も受けにくくなります。さらに設置場所を取りたくない方には、ルームミラーに付けるコンパクトなタイプもあります。
駐車監視機能
車に関するトラブルは、走行中だけとは限りません。駐車場に車を停めているときも、あて逃げや車上荒らしなどのリスクがつきものです。そこで便利なのが、人や物の動きを感知して録画を開始できる駐車監視機能付きのドライブレコーダー。駐車中に不安を感じる人は、こちらをセレクトしましょう。
GPSや自動保存、エンジン連動機能も
お伝えしてきた以外の機能には、走行中の緯度や軽度を認識し、事故などのトラブルが発生したときに正確な位置を記録できる「GPS機能」もあります。
また、ドライブレコーダーの映像はどんどん上書きされていきますが、残したい映像を自動で別のフォルダに保存する「自動保存機能」、車のエンジンのONとOFFにあわせて録画を自動的に開始する「エンジン連動機能」などがあります。
■小型の高性能ドライブレコーダーのおすすめ
コンパクトなうえ、機能性に優れたおすすめレコーダーをご紹介します。
「ドライブレコーダー DRY-ST1100C」（ユピテル）
幅62×高さ48×奥行38mmのコンパクトタイプ。200万画素CMOSで高画質記録が可能で、逆光下や明暗差の大きい場所でもクリアな映像として記録できます。駐車監視機能付き。
「ドライブレコーダー GC-DR3」（ケンウッド）
視界を遮らないコンパクトタイプで、高精細なフルハイビジョンで撮影できます。エンジンに連動して作動するモード、手動録画モード、駐車録画モードなど、シーンにあわせて4つのモードを選択可能。
「ドライブレコーダー AQ2-32GB-1CH」（コウォン）
コンパクトなサイズとおしゃれでシンプルなデザインのドライブレコーダー。超高画質映像を最大150度の広視野角で録画できます。
「スーパーミニ液晶付きドライブレコーダー2 CSDVR388」（サンコー）
スマホよりもひとまわり小さく、手のひらにおさまる小型タイプなので、視界を遮りません。液晶モニター付きで、夜間でもきれいに撮影できます。
「ドライブレコーダー MDVR201CPFHD」（ナガオカ）
横幅4.8cm、重さは重さ36gの超軽量・コンパクトなドライブレコーダーです。広画角170度のフルハイビジョン撮影。より小さなサイズのドライブレコーダーを探している方におすすめです。
■前後・360度撮影可能な高性能ドライブレコーダーのおすすめ
車の前方と後方も撮影可能なタイプや、360度撮影できるタイプの高性能ドライブレコーダーもあります。
「全周囲ドライブレコーダーQ-20P」（ユピテル）
従来のドライブレコーダーでは死角となってしまう両サイドもカバーできる、360度撮影可能タイプ。GPS機能、駐車監視機能も付いています。2020年6月発売の最新モデルです。
「前後撮影対応2カメラドライブレコーダー DRV-MR740」（ケンウッド）
高精細フルハイビジョンカメラを採用し、前方と後方の2方向を撮影します。業界トップクラスの明るさがある「F1.8明るいレンズ」が使われているので、クリアな画像になります。
「BCC360（Around Reco）」（BREX）
車内も車外も360度全周を撮影可能なワイドレンズを搭載。駐車監視モード付き。無線LAN内蔵のため、ワイヤレスでスマートフォンから撮影映像を閲覧できます。
「ドライブレコーダー アクションカメラ 360度」（カーメイト）
日本初のデュアルレック機能を搭載し、「全天球録画」で周囲の状況を記録。駐車中も360度を監視します。無線LAN内蔵なので、撮影した映像をスマートフォンで即チェック可能です。
「ドライブレコーダー FC-DR222W」（FRC）
ソニーが監視カメラ用途のCMOSイメージセンサーとして開発したSTARVIS（スタービス）機能を導入。前方と後方を200万画素の高画質で記録します。大きくて見やすい2.7型カラー液晶モニター付き。
■ミラー型の高性能ドライブレコーダーのおすすめ
フロントミラーにつける小型タイプのドライブレコーダー、おすすめはこちらです。
「ディスプレイ搭載ドライブレコーダー DRY-SV1150C」（ユピテル）
最大記録画角が対角160度と大きく、より広い範囲を撮影できます。200万画素CMOSで高画質記録が可能で、エンジンのONとOFFに連動して作動します。
「ミラー型ドライブレコーダー」（SUNVIC）
11.66インチのタッチパネル式ドライブレコーダー。Sony製IMX335センサーを搭載し、夜間でもクリアな映像を残します。前後にカメラ付き。
「ドライブレコーダー ミラー型 9.88インチ」（ゼストネーションジャパン）
従来のミラーより5倍近くワイドなタイプ。IPS 2.5D円弧ガラス＆9.88インチタッチパネル設計で、前方は170度、後方は150度の広範囲を撮影。タッチパネル式で操作や設定も簡単です。
「3.5インチ モニター搭載 ルームミラー型 ドライブレコーダー」（ET CETERA）
3.5インチのモニターが搭載された、100度の広角レンズ採用ドライブレコーダー。ナイトビジョンライトも搭載。音声データも記録できます。
「ミラー型ドライブレコーダー CSD-620FH」（セルスター工業）
2.4インチ液晶モニター付きの、スッキリとしたデザインのミラー型ドライブレコーダー。270mmのミラーで、右ハンドルにも左ハンドルにも対応しています。ダッシュボードや後方など好きな場所に設置可能な別体カメラ付き。
高性能ドライブレコーダーの取り付けは女性でも簡単
ほとんどのドライブレコーダーは、女性でも簡単に設置できるもの。説明書に従って、運転席に座ったときに視界を遮らない位置に取り付けていくだけです。
ドライブレコーダーは、事故や交通トラブルに巻き込まれるような「万が一」に備えるもの。安心して車の運転ができるように、高性能のドライブレコーダーの設置を考えてみてはいかがでしょうか。
- TEXT ：
- Precious.jp編集部
