最近の腕時計シーンで、人気、知名度ともに急上昇しているのが、2016年にヴィンテージコレクションを発表したイタリアブランド『スピニカー』だ。アドベンチャー精神を表すブランド名は“追い風の時に使用するヨットの三角形の帆”に由来。文字通り、2019年に起こったヴィンテージデザインやレトロダイバーズブームの追い風を受けイタリア、イギリス、フランス、アメリカ、香港でも展開をスタートし、現在では年間4万本以上を売り上げる業界の花形ブランドへ成長している注目ブランドだ。

アンダー5万円で手に入る、ヴィンテージスタイルの極み

快進撃を続ける『スピニカー』のニューコレクション

「スピニカー デュマ」1970年代の時計の形状とデザインにインスパイアされた、重厚感あふれるダイバーズウォッチ。
「スピニカー デュマ」1970年代の時計の形状とデザインにインスパイアされた、重厚感あふれるダイバーズウォッチ。

日本には、昨年10月に上陸し、「カジュアル シティ ダイバー」を旗印に、機械式時計、ヴィンテージデザイン、ダイバーズ、そして高スペックの実用派時計など、2020年の腕時計トレンドをすべて取り込んだスタイルが高く評価され、インナーベゼルとコンプレッサーケースを採用した「ブラッドナー」、レトロダイバーズ「スペンス ドラブ」といったメインコレクションがヒットした。

流行を総括したマーケティング型のつくりに、当初は正直抵抗感を持っていたが、時計好きの心をギュッとつかむ圧倒的なデザイン性や巧みな機構、日本製の機械式時計ムーブメントを採用したていねいな作り込みに時計ファンも脱帽。手頃な価格帯も起爆剤となり、その名は一気に周知されることとなった。

金属パーツを織り上げたミ肉厚なラネーゼブレスレットを採用。ダイバーズの重厚感に加え、エレガントな風合いが腕元を演出する。
金属パーツを織り上げたミ肉厚なラネーゼブレスレットを採用。ダイバーズの重厚感に加え、エレガントな風合いが腕元を演出する。
針やアワーマーカーにスイス製のスーパールミノバを装備。良質な蓄光塗料により暗闇で力強く発光し、暗所での時刻確認も瞬時にできる。
針やアワーマーカーにスイス製のスーパールミノバを装備。良質な蓄光塗料により暗闇で力強く発光し、暗所での時刻確認も瞬時にできる。
日本製の機械式ムーブメントNH35を搭載。シースルーバック仕様によって駆動する様子も楽しめる。
日本製の機械式ムーブメントNH35を搭載。シースルーバック仕様によって駆動する様子も楽しめる。
風防には無反射コーティングを施した、透明度と強度を両立するサファイアクリスタルが使用されている。
風防には無反射コーティングを施した、透明度と強度を両立するサファイアクリスタルが使用されている。
計時を容易に読み取れる太針や、潜水中も15分までの経過時間が一目で把握できる2色ベゼルなど1970年代のダイバーズの特徴が再現されている。
計時を容易に読み取れる太針や、潜水中も15分までの経過時間が一目で把握できる2色ベゼルなど1970年代のダイバーズの特徴が再現されている。

快進撃を続ける『スピニカー』の勢いは止まらない。ブランドらしさ全開のニュースタンダードが、1970年代の時計のフォルムとデザインにインスパイアされ、ダイビングのパイオニアである“フレデリック・デュマ”の名を冠した、重厚感あふれる300m防水の機械式ダイバーズウォッチ「デュマ」だ。

人気のダイバーズウォッチに3色のカラーバリエーションが新たに登場!

左からSP-5081-99・SP-5081-88・SP-5081-66/SPEC ●ケース径:44mm ●ケース素材:316L ステンレススチール ●防水:30気圧(300m) 各¥44,000 ※税抜価格

腕に着けるダイビング計器としての正統なる機能美と実用性を追求して設計された本格派であり、リゾートからスーツスタイルまで幅広いシチュエーションにマッチする。古き良きレトロダイバーズの真骨頂を再確認できるタイムピースといえる。

問い合わせ先

ウエニ貿易

TEL:03-5815-3277  

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この記事の執筆者
主にモノ雑誌を中心に’80年代から活動するライター。トレンド製品や斬新な着想から生まれたガジェット全般の執筆に取り組む一方で、腕時計やバッグ、シューズといった、男の逸品をテーマにした記事も手がけている。
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