自宅で過ごす時間が長くなると、家の中がスッキリしていないのが気になってくるもの。そこで今回は、さらに掃除や片付けを効率よく、かつ気持ちよく行うために、プロにコツをお聞きしました。

家事代行CaSy(カジー)のお掃除キャストで、これまで1,000軒以上もの家庭の掃除を手がけた経験のある松浦純子さん。今回は「キッチン」「リビング・お部屋」「洗面所」「トイレ」「浴室」「玄関・廊下」などの日頃きちんとお掃除したい部分を重点的に取材、スッキリ出来るライフハックを伺っています。

■1:「キッチン」のスッキリ掃除術

キッチン
キッチンは見た目も重要

●目に見えるところはすっきりさせる

「掃除がしづらくなるので、目に見えるところにこまごまとした物を置かないこと。目に見えるところはスッキリさせることがポイントです」

●光るべきところは光らせる

「冷蔵庫の扉の表を水拭きで綺麗にするだけでも、見た目の汚れ感が違って見え、キッチン全体の印象もぐんと明るくなります。光るべきところを光らせるのも綺麗に見えるポイントです」

●ふきんではなくティッシュペーパーですぐに拭く

「私はティッシュペーパーをキッチンに置いておき、どこかが少しでも汚れたらティッシュで拭いて、ティッシュを捨てています。ふきんは菌が繁殖しやすく、色も汚くなりがちなのであまり使用しません。ガスレンジの周りは、安いティッシュである程度拭いたら、仕上げに水拭きでOK。洗剤も必要ないですよ」

●ガス台は使うたびに拭く

「特にガス台は、使うたびに軽く拭いて油汚れをとるのがスッキリを保つコツ。汚れは時間が経つとこびりついて、溶剤でないと落とせなくなりますが、ついてすぐなら水拭きで十分。使ったら拭く習慣づけを!」

●シンク内に生ゴミは残さない

シンク
シンク内はいつもきれいに

「シンクを使ったら、シンク内には生ゴミなどを残さないこと。料理をしたらすぐに捨てましょう。三角コーナーのゴミ箱は菌の温床になりがちなので、ないほうがいいのです。ビニール袋などをシンク内に置いておいて、ゴミが溜まったらすぐに捨てるようにしましょう」

■2:「リビング・お部屋」のスッキリ掃除術

リビング
リビングでは物を置かないのが基本

●物をできるかぎり置かない

「物はできるかぎり、足がある家具など以外は、床には置かないこと。物があるとお掃除しにくくなり、物のある場所に汚れがたまりやすくなるからです」

●物を使ったら元に戻す

「リビングなどの居室では、物を出したら出しっぱなしにせず、元に戻すこと。置き場を決めて、出したら戻す。これを定位置管理といいます。これだけで常にスッキリした状態になります。収納場所の容量には20%のゆとりを持たせることで戻しやすくなります。戻したくても、収納場所に入らなければ出しっぱなしになってしまいます」

●持ち込んだら持ち戻すルール付けを

「小さな子どもがいるなど、家族が散らかしてしまうというご家庭もあるでしょう。散らかる物は、みんなで使うものなのか、個人が使うものなのかを確認すること。個人が使うものはみんなのスペースには置かないで、個人のスペースに置くルールにしましょう。みんなが使うスペースに持ち込んだら、必ず持ち戻すことがポイントです」

■3:「洗面所」のスッキリ掃除術

洗面所
水はねに気を配って

●小物は出しっぱなしにしない

「洗面所はつい色々な小物が出しっぱなしになりがちです。歯ブラシ、コップくらいにしてみましょう。味気なければ飾りを一つ置くといいですよ。物が少なければ掃除もしやすくなり、綺麗にするのも簡単です」

●気づいたら水気もすぐに拭いておく

「鏡は、水はねなどに気づいたら拭くこと。水気は汚れのもとです。その小さな積み重ねで綺麗を保てますし、汚れも落としやすいです」

■4:「トイレ」のスッキリ掃除術

●汚れに気づいたらすぐに拭く

「トイレは見た目の汚れと臭いが問題です。汚れがついたと気づいたらすぐに拭きます。便座の裏にも『小』の汚れがつきやすいので、1日1回はトイレ用そうじシートなどで掃除する習慣にしましょう」

■5:「浴室」のスッキリ掃除術

浴室
ピカピカに輝かせるのが大事

●鏡・蛇口を輝かせる

「浴室でスッキリさせるポイントの一つ目は鏡、二つ目は蛇口。両方とも輝くべき箇所なので、輝かせると綺麗に見えます。また、シャンプーやソープ類のカラフルなボトルは、見た目がスッキリしない部分。デザインや色がシンプルな詰め替えボトルを使うなどして統一感を出すとスッキリしますよ」

●鏡やお風呂の椅子はお風呂用液剤でピカピカに

「鏡やお風呂の椅子は、毎日でもお風呂用の液剤で掃除してみましょう。いつの間にか購入したばかりの時期のピカピカが戻ります」

■6:「玄関・廊下」のスッキリ掃除術

玄関
靴はできるだけしまうのがポイント

●靴は下駄箱にしまう習慣に

「靴が玄関に出しっぱなしになると雑然とするので、靴は下駄箱にしまう習慣にしましょう」

●下駄箱の臭いは出どころを絶つ

「下駄箱の臭いについては、臭いの出どころを絶ちましょう。靴底に汗がついて、徐々に菌が繁殖するのが臭いの元になります。毎日同じ靴を履かない、中敷を取り替えて洗うようにすると、臭くなりづらくなります。消臭剤や重曹を置くより、根本的な解決をおすすめします」

●廊下は共用スペースに

「来客者に見え、来客者を迎えることもある廊下には、個人の物は置かないこと。一時的に置いても直ぐに片付けるルールにしましょう」

家の各所で、手薄になっている場所があったら、ぜひこれらの内容をヒントに掃除をしてスッキリしてみてください。

松浦さんによれば、お掃除の基本は「汚したら・汚れたらすぐに拭く」「物の居場所を決めて出したら元に戻す」ことのふたつだそう。ぜひ日頃から良い習慣付けをして、常にスッキリした状態で生活をしたいですね。

CaSyお掃除キャスト 松浦純子さん
(まつうら じゅんこ)家事代行サービス「CaSy」のお掃除キャストとしてのべ1000軒以上のお宅を掃除してきた。お掃除への情熱はとどまることを知らず、さらなる“キレイ”を目指して日夜お掃除術を研究中。
 家事代行サービス「CaSy」
この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
WRITING :
石原亜香利
EDIT :
安念美和子、原田恵子(イクシアネクスト)