【目次】

【1】むくみ目、疲れ目スッキリ! 頭痛予防にもおすすめ『眼輪筋(がんりんきん)マッサージ』


起きている時間のほとんどをパソコンやスマートフォンなどの画面を凝視する習慣によって、気づかぬうちに目の筋肉=眼輪筋(がんりんきん)がこわばり、眼精疲労が蓄積。すると血流が滞り、水分が溜まる…これがむくみまぶたの原因

「ただの疲れ」と疲れ目状態を放置しておくのは危険!眼輪筋の硬直が首こり肩こり、さらに頭痛を引き起こす可能性もあるのです。たかがむくみ、と放置せずに、日ごろから眼輪筋ケアを習慣にしておきましょう。

<STEP1>ほぐす位置、眼輪筋の上部を確認

これが眼輪筋の上部の位置。上まぶたの皮膚はかなり薄いので、こすったりひっぱったりするのは厳禁。

・むくみ目を解消するのは、「眼輪筋」の上部をほぐすのが効果的。
・眼輪筋とは、目をぐるりと囲んでいる、まぶたの開閉のときに使う筋肉。

<STEP2>指3本を使って優しくマッサージする

このとき皮膚に爪が当たらないように注意しましょう。

・人さし指、中指、薬指の先を眉下に当てて、クッと軽く持ち上げたまま、左右に小刻みに揺らす。
・こわばった眼輪筋を緩める効果あり。

皮膚をこするのではなく、眉骨の下を刺激するようにマッサージしましょう。

・3本指を使ってほぐす順番は、丸で示したように、はじめに赤丸の位置の眉頭側、次に指の位置をずらして青丸の位置の眉尻側を。
・左右に小刻みに揺らす動作を、各10秒ずつ行う。

<STEP3>まぶたを開閉して眼輪筋を鍛える

このとき息を止めずに、リラックスした状態で、ゆっくりと深呼吸をしながら行いましょう。

・STEP1と同様に、人さし指、中指、薬指の先を眉下に当てて、クッと軽く持ち上げたまま、まぶたを開閉する。
・これによって眼輪筋が鍛えられて弾力がアップする効果あり。
・これをSTEP2のように、眉頭側、眉尻側、各20回ずつ行う。
・反対の目も同様に。
・両目を同時に行ってもOK。

【まとめ|「むくみ目」がスッキリする眼輪筋ほぐしマッサージ4か条】

1.まぶたのむくみは「眼輪筋の緊張」によって血液循環やリンパの流れが悪化し、「水分や老廃物が滞る」のが原因。

2.むくみは「疲れ目のサイン」で、悪化すると「肩こりや頭痛」を引き起こすことも。

3.こまめに眼輪筋をほぐすのが得策ですが、皮膚が繊細な目元に「強いマッサージはシワを生む」ので要注意。

4.むくみ目を解消するのは、「眼輪筋の上部をほぐす」のが効果的で、このメソッドなら「肌を傷めずに」眼輪筋をほぐすことができる。

むくみ目が即スッキリ!正しい「眼輪筋ほぐしマッサージ」で疲れ目を解消

【2】「目元のクマ」に効く『血流アップマッサージ』

アイケアコスメでは解決しにくい「青グマ」。その原因は、冷え、寝不足などの何らかの要因で血流の流れが滞るのが考えられます。

血液は滞ると酸素を使い果たし、真っ赤から青く濁り、特に目元は皮膚が薄いために、毛細血管が透けて見えて青く目立つ…これが「青グマ」の正体なのです。

スマホやパソコンで目を酷使したり、睡眠不足が続くと血液循環が滞り「青グマ」が慢性化しがち。
血流を高める以外に手段はないので、このメソッドはとても有効!

眼精疲労解消にもなるので、1日に数回行ってみてください。

<STEP1>目周りの骨を押さえる指の位置を確認

目の皮膚は薄いのでマッサージするとシワの原因に。摩擦の刺激なく目周りの筋肉の動きを引き出して、血流をアップするメソッド。
目の皮膚は薄いのでマッサージするとシワの原因に。摩擦の刺激なく目周りの筋肉の動きを引き出して、血流をアップするメソッド。

・右手の親指で眉頭の下(目を囲む骨のところ)に引っ掛けて、人さし指と中指で頭の骨を押さえて固定する。
・左手は親指と中指で鼻の骨を挟む。
・指で挟む位置は、メガネの鼻あてがあたるところ。

<STEP2>上下に引っ張り合い、眼輪筋の動きを引き出す

左手は小指球(手のひらの小指側のふくらみ)をあごにつけると安定して引っ張りやすい。
左手は小指球(手のひらの小指側のふくらみ)をあごにつけると安定して引っ張りやすい。

・STEP1の状態から、眉頭の下に引っ掛けている右手親指は上に向かって、鼻をつかんでいる左手の親指と中指は下へと引っ張り合う。
・気持ちいいと感じる程度の圧で行う。

<STEP3>上下に引っ張り合いながら首を左右に振り、眼輪筋をほぐす

眼窩の骨と鼻の骨を引き離すような動作。このとき呼吸は止めずに、自然な深呼吸を。
眼窩の骨と鼻の骨を引き離すような動作。このとき呼吸は止めずに、自然な深呼吸を。

・STEP2の引っ張り合った状態のまま、「イヤイヤ」というように、小さく首を横に振る。
・これを6回繰り返す。
・眼輪筋をほぐす効果が高まり、血液の流れがさらによくなる。

<STEP4>上下に引っ張り合いながら首を縦に振り、圧をかける

2分程度ででき、疲れ目がすっきり!視界がクリアに感じるでしょう。むくみ目予防にもつながります。
2分程度ででき、疲れ目がすっきり!視界がクリアに感じるでしょう。むくみ目予防にもつながります。

・STEP3と同様に眼輪筋をほぐす動作。
・上下に引っ張り合いながら「ウンウン」というように、小さく首を縦に振る。
・これを6回繰り返す。
・反対側の目元も同様に行う。

【まとめ|「青グマ」を解消する血流アップマッサージ4か条】

1.青グマの原因は、「血行不良」にあり。眼輪筋をほぐして「血流アップ」を。

2.目元の皮膚は「薄く繊細」なので強いマッサージは厳禁。眼窩の骨と鼻の骨に「圧をかけて」血液循環を改善。

3.指でプッシュするだけよりも、「イヤイヤ」「ウンウン」の動作を入れると圧がかかり「効果倍増」。

4.「眼精疲労解消」にも効果あり。アイメイクもくずれにくいから、仕事の合間に「こまめに」行って。

老け見え防止!憎っくき「目元のクマ」に効く「眼輪筋ほぐし」とは?

【3】「目尻のシワ」にアプローチする『眼輪筋プッシュ』

目尻に何本もできる深いシワ。これは、乾燥だけが原因ではなく、眼輪筋の硬化が大きく関与しています。

眼輪筋とは、目の周りをぐるりと囲んでいる表情筋で、スマホやパソコンを長時間見ていると硬く縮んでしまう…。そうすると眼輪筋にのっかっていたまぶたの皮膚がたるみ、深いシワが出現!

指1本で眼輪筋に圧をかけ、リンパと老廃物を流す手法で、次第にしなやかでハリのある筋肉に変わっていき、内側からハリがよみがえります!

圧をかけるだけだから、摩擦はゼロ。皮膚が繊細な目元でも安心して行えますよ。

<STEP1>人さし指をカギ形に。圧をかけるのは平らな面を使う

指先を使ってプッシュするよりも、広い面の方が肌表面を傷つけることなく深いところまで圧をかけられます。
指先を使ってプッシュするよりも、広い面の方が肌表面を傷つけることなく深いところまで圧をかけられます。

・握りこぶしをつくったあとに、人さし指をカギ形に。
・第一関節と第二関節の間にできる平らな面を使用するので、余計な摩擦も刺激も起こらず圧をかけることができる。

<STEP2>目尻を軽く引きあげるように、人さし指を当てて固定

目尻を軽く引き上げるように圧をかけるのがコツ。

・STEP1でつくった、人さし指の第一関節と第二関節の間にできる平らな面を、目尻のシワ部分に当てる。
・眼輪筋に対して垂直に圧をかけることを意識。
・反対側も同様に行う。

<STEP3>圧をかけたまま、目を開け閉めする

目尻側だけでなく、下まぶたなどもシワが気になるところは行いましょう。

・STEP2の状態で、眼輪筋に垂直に圧をかけたまま、まぶたを10回開閉する。
・この時に、眼輪筋がピクピクと動く場所を意識する。

【まとめ|「目尻のシワ」を指1本でケアする4か条】

1.目尻に何本もできる深いシワは、乾燥だけが原因ではなく、「眼輪筋の硬化」によるもの。

2.眼輪筋をケアするのが重要だが、繊細な目元は「強いマッサージは厳禁」。かえって「シワを生む」原因に。

3.眼輪筋に垂直に「圧をかける」のが有効。硬く縮んだ状態から「しなやかなハリのある状態」に復活できる。

4.垂直に圧をかけながら、まぶたを開閉すると「より深くアプローチ」ができて効果的。「眼精疲労もケア」できて、目がぱっちり大きく。

指1本で目尻のシワを消す、「眼輪筋を押すだけ」メソッドとは?

【4】まぶたの重み、眉間のシワをケアする『皺眉筋(しゅうびきん)マッサージ』

スマートフォンやパソコンを長時間使用すると、目が疲れてまぶたがおも〜く感じることはありませんか? これは眉の上にある「皺眉筋(しゅうびきん)」が凝り固まっているのが原因。

眉を寄せるしかめっ面をするときに使う筋肉で、ここが凝り固まるとまぶたが重く下がるだけでなく、眉間のシワもどんどん深くなることに。目はどんよりとして、覇気のない不機嫌そうな顔になってしまいます!

「皺眉筋」をほぐすマッサージなら、皮膚が薄くデリケートなまぶたにダメージを与えずに、重くなったまぶたをグッと持ち上げ、ぱっちり目に改善できます。

<STEP1>皺眉筋の位置を確認し、指で挟む

赤線で示したのが皺眉筋の位置。眉間に縦ジワがくっきりと入っている人は皺眉筋が強く収縮し、ガチガチに固まっている可能性大。

・まぶたを直接刺激するのではなく、皺眉筋にアプローチするのがこのマッサージの特徴。
・人さし指と親指で眉毛の上の筋肉=皺眉筋を挟む。
・このとき、眉の奥にある骨をつかむくらいつもりで、皺眉筋をしっかり捉える。

<STEP2>人さし指と親指で皺眉筋を挟んだまま、縦・横に動かし、さらに回すようにマッサージを

人さし指と親指で皺眉筋を挟んだまま、上に持ち上げるように縦に10回動かします。
人さし指と親指で皺眉筋を挟んだまま、上に持ち上げるように縦に10回動かします。
人さし指と親指で皺眉筋を挟んだまま、外に向かって横に動かしマッサージを。これを10回。
人さし指と親指で皺眉筋を挟んだまま、外に向かって横に動かしマッサージを。これを10回。
人さし指と親指で皺眉筋を挟んだまま、円を描くように動かしマッサージを。これを10回。
人さし指と親指で皺眉筋を挟んだまま、円を描くように動かしマッサージを。これを10回。

・縦に動かす、横に動かす、ぐるぐる回す、を各10回行う。
・イタ気持ちいい刺激で行うと、コリがほぐれて血行が良くなる。
・疲労で重くなっていたまぶたが、すっきり引き上がる。

<STEP3>外側に位置をずらして、3か所に行う

皺眉筋は眉頭あたりから眉山の手前までなので、眉尻までやる必要はなし。丸がついた位置をマッサージすればOK。
皺眉筋は眉頭あたりから眉山の手前までなので、眉尻までやる必要はなし。丸がついた位置をマッサージすればOK。

・眉頭から始まり、約1センチずつずらして、残りの2か所もSTEP2の工程を繰り返す。
・反対の眉も同様に行う。

【まとめ|「重くなったまぶた」がスッキリし、目が大きくなるマッサージ4か条】

1.パソコンやスマホによる疲労でまぶたが重くなるのは、「皺眉筋が凝り固まる」のが原因。

2.皺眉筋の硬化は「眉間のシワ」が深くなりやすく、「不機嫌そうな老け顔」に見えてしまうので要注意。

3.まぶたを直接触る必要はなし。必要なのは「皺眉筋の緊張を解きほぐす」マッサージ。

4.目元全体の「たるみ予防」にも。上まぶたがキュッと引き上がる効果大。

眉を揉むと重いまぶたがすっきり!眉間のシワも消える「皺眉筋(しゅうびきん)」マッサージ

【5】上まぶたのたるみを解消する『眉の筋肉ほぐし』

重くなったまぶたは、腫れぼったくなったように見えるので、ただのむくみと勘違いしてしまう人も…。

これはむくみではなく、眉頭あたりにある皺眉筋(しゅうびきん)と目の周りをぐるりと囲んでいる眼輪筋の硬直が大きく関わっています。

このメソッドは、目周りの筋肉に深く圧をかけてほぐし、弾力を取り戻すことで、上まぶたをキュッと引き上げるのが目的。

ご存知の通り、デリケートな目元は強いマッサージは危険! でもこのメソッドは摩擦が起こらず、刺激を与えないから安心ですよ。

<STEP1>眉部分に圧をかけて「うんうん」「いやいや」と首を振る

広い面で圧をかけるほうが、刺激なく深く圧をかけることができます。
広い面で圧をかけるほうが、刺激なく深く圧をかけることができます。
骨にしっかりと圧をかけるように行いましょう。イタ気持ちいいくらいの圧がベストです。
骨にしっかりと圧をかけるように行いましょう。イタ気持ちいいくらいの圧がベストです。

・人さし指をカギ形に曲げて、第1関節〜第2関節の間の平らな面を眉部分に当て、「うんうん」「いやいや」と首を小さく縦と横に振る。
・これを5セット繰り返す。
・机があれば、肘をついて行うとより安定して、しっかりと圧をかけることができる。

<STEP2>眉頭、眉の中央、眉尻の3カ所に分けて行う

目周りの血行が良くなるので疲労解消にも。重く感じていたまぶたがすっきり軽くなり、目が開けやすくなります。
目周りの血行が良くなるので疲労解消にも。重く感じていたまぶたがすっきり軽くなり、目が開けやすくなります。

・STEP1の動作を、眉頭、眉の中央、眉尻の3カ所に分け、位置をずらしながら、左右同時に行う。
・目尻はこめかみ方向に引き上げるように行うと、リフトアップ効果が高まる。
・深く圧をかけることで、リンパの流れが良くなり、むくみ解消作用も。

【まとめ|「上まぶたのたるみ」を解消する、眉の筋肉ほぐし4か条】

1.まぶたが重く被るのは、「皺眉筋・眼輪筋の硬直」によるたるみも原因のひとつ。

2.デリケートな目元は「強いマッサージは厳禁」。こすらずに皺眉筋、眼輪筋に「圧をかけてほぐす」のが得策。

3.皺眉筋、眼輪筋がほぐれて、「しなやかなハリを取り戻す」とたるみまぶたもグッと引き上がる。

4.目周りの循環が良くなり、「眼精疲労の解消」にも。目がぱっちりと開けやすくなる。

眉の筋肉をほぐせば目がぱっちり!上まぶたの「たるみ解消」メソッド

この記事の執筆者
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