実はホコリまみれの「洗濯機置き場」どうやって掃除する？プロがテクニックを解説

家で過ごす時間をより快適にするには、清潔で整った空間が欠かせません。お掃除しているはずなのに、なんだかスッキリしないという方は、もしかしたら行き届いていない場所があるのかもしれません。

そこで回は、家事代行CaSy（カジー）のお掃除キャストで、これまで1,000軒以上もの家庭の掃除を手がけた経験のある松浦純子さんに、意外と盲点になりがちな、掃除されていない家の中の場所を5つ教えていただきました。そしてそれぞれの場所の掃除テクニックも伝授！ ぜひ日々のお掃除に取り入れてみてください！

家の中で意外と掃除されていない場所５選

盲点になっている場所は？

まずは家の中で、意外と盲点になりがちで、掃除がされていない傾向がある場所を、松浦さんに5つ挙げていただきました。

■１：家具の後ろや隙間

「家具を設置している後ろや、家具と何かの隙間には、思いのほか、ホコリがたまっています。何か物を落としたきり、拾われていない物が見つかることも多いのではないでしょうか」

■２：ベッド下

「ベッド下も、ホコリがたまりやすい場所。その理由は、寝ている間や寝具を直す際に布団の生地からホコリが出るからです。布団は室内で一番大きな布製品なので、特にホコリが立ちやすくなります」

■３：洗濯機置き場の周り

「洗濯機周辺には、驚くくらいのホコリや髪の毛が落ちています。一度隙間をのぞいてみてください」

■４：お風呂イスや洗面器

「お風呂イスや洗面器に水アカがこびりついていませんか？　うろこになってしまうと、なかなか取れないとあきらめがちで、放置すると二重、三重に水アカがついてしまいます」

■５：ガス台の五徳（ごとく）

「ガス台の五徳は、表面や周囲の掃除はされているのですが、真ん中の部分の取り外しができるところを取り外してみると、油汚れや食べ物のカスがこびりついていることも多いです」

お掃除のプロが教える掃除テクニック

そこで松浦さんに、今挙げていただいた5つの場所の掃除テクニックを教えていただきました！

■１：「家具の後ろや隙間」の掃除は古いハンガーを利用

掃除機のヘッドが入るくらいの隙間を

●ワイヤーハンガーにパンストをくくりつけて隙間お掃除！

「家具の細い隙間は、ワイヤーハンガーを伸ばして棒状にし、先を少し曲げて、要らないパンストや布をくっつけて掃除道具にしましょう。細い隙間でもホコリを綺麗に除去できますよ」

●家具はあらかじめ2cmくらいの余裕をもって設置する

「家具を設置するときに、掃除がしやすいように、多少の空間、2cmくらいの余裕をあらかじめ持って設置しておくと掃除がしやすいです。できれば、最初からハンディ掃除機の隙間用のヘッドが入るくらいの隙間を作っておくのがおすすめです」

■２：「ベッド下」の掃除は月1回は意識して

ベッドの下は月1回掃除機を

「ベッド下に掃除機が入るなら、掃除機で掃除しましょう。頻度は、月に一度くらいを心がけるとホコリが気にならなくなりますよ」

■３：「洗濯機周り」はホコリがたまる前が肝心

「洗濯機の設置台と壁の隙間にホコリがたまると、とりづらいので、あらかじめトイレットペーパーを隙間に挟んでおくと、汚れを防げます。ホコリがついたトイレットペーパーは取り替えるだけです。

洗濯機受けは月に1度くらいの割合で、市販の“ホコリとりクロス”で掃除する習慣を持てばベタつく前に掃除できます。1でご紹介したワイヤーハンガーも活用できます。ベタついてしまったら、洗剤と水拭きで対処を。最初からお掃除の習慣づけをすることが大事です」

■４：「お風呂イスや洗面器」掃除には古いクレジットカードがお役立ち

ピカピカにしよう

「うろこになってしまうと、洗剤やクエン酸などでも取れないので、あきらめてしまう方が多いです。お風呂イスのうろこは石鹸カスや皮脂。要らなくなったクレジットカードなどの角で細かくこすると、うろこがどんどん落ちますよ。落としたら、シャワーや水拭きで仕上げましょう。ちなみに鏡のうろこはクレジットカードでも取れないですし、傷の原因になってしまうのでやめましょう」

■５：「ガス台の五徳」は食洗器があれば大活躍

分解して洗うのがポイント

「五徳は真ん中の部分も解体できます。ガス台によって構造が異なりますが、分解できるだけ分解して、食器と同じように洗いましょう。食洗機があれば入れてしまってOK。油汚れが主なので、手で洗うより食洗機のほうが綺麗になります。ただし五徳は金属で重いので、食洗機の中でぶつかり合って、他のものを傷つけてしまわないよう、割れやすい食器などとは一緒には入れないほうがいいかもしれません」

いかがでしたでしょうか。これらの盲点になりがちな掃除場所を、まずは汚れがたまっていないか、ぜひチェックしてみてください。やっぱり汚れていた！ という場合は、テクニックを参考にしてお掃除を。

「今回ご紹介した盲点になっている箇所も含めて、日々のお掃除の習慣がついていれば、毎日の5分で綺麗になります」と松浦さん。快適なお部屋をキープするため、日々のお掃除の良い習慣づけを行いましょう！

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