ファッション賢者が、Preciousアーカイブのなかから厳選! 時代を経ても色あせない「不朽の名品」

創刊以来、Precious に登場した多くの「名品」のなかから、永遠に色あせることのない「名品」とは何か、を改めて、ファッションプロのみなさんが厳選。それぞれの「名品」に対する思い入れやエピソードとともに、お届けします。

「名品特集」がスタートしたのは今から16年前の、Precious創刊号から。ファッションプロの方々に推薦していただいた「名品」候補アイテムを、スタッフが実際にお店に出向いてリサーチし、心から納得できたものだけを、「名品」として選定。

商品の歴史やつくり手の思いまでを伝えるこの特集は、当時女性ファッション誌として、画期的なものでした。 試行錯誤の結果、たどり着いたひとつの結論は、「名品」とは、観賞に値する美しさだけでなく、実用性も含めた実力を兼ね備えたアイテム、流行に左右されない不変のアイテム、ということ。

ビジネスシーンはもちろん、小旅行にも活躍。ボッテガ・ヴェネタ(Bottega Veneta)の『カバ』

バッグ_1,レザー_1,名品_1
2001年に誕生して以来、目の肥えた大人の女性に愛され続ける『カバ』は、Preciousの「名品特集」の常連アイテムのひとつ。ボッテガ・ヴェネタが誇る高度なクラフツマンシップから生まれるバッグは、細いナッパレザーのテープを手作業で編み上げるなど、それぞれ専門の技術をもつ職人が担当。上質レザーによる深みのある色合い、味わい深さ、そして収納力のある使い勝手のよさで、ビジネスシーンにはもちろん、週末の小旅行にも活躍。Precious2005年1月号掲載[Precious2020年8月号72ページ]

「ボッテガ・ヴェネタの『カバ』はいちばん大きなサイズをイニシャル入りでもっています。洗練された粋なテイストに魅了され、これまでたくさんのイントレチャートの「名品」を購入してきました。これからゆっくりとていねいに、使っていきたいと思っています」(ファッションジャーナリスト・藤岡篤子さん)


「不朽の名品」で掲載した商品は、過去のPreciousで掲載した記事からの転載なため、現在は買えないものも含まれています。ブランドへのお問い合わせはご遠慮ください。

WRITING :
河西真紀
EDIT&WRITING :
兼信実加子、喜多容子(Precious)