奈良県初となるインターナショナルなラグジュアリーホテルの「JWマリオット・ホテル奈良」。マリオットの創設者、ジョン・ウィラード・マリオットの名前を冠した「JWマリオット」の日本第1号となります。これまで、京都から日帰りの、慌ただしいプランが多かった人も、この機会にゆっくりと奈良を回ってみてはいかがでしょう?

マインドフルネス アクティビティで心を整えて

創業者の名前を冠し、世界最大のホテルグループであるマリオットの30を数えるブランドの中で、ラグジュアリー・カテゴリーに分類される「JWマリオット」。ジョン・ウィラード・マリオットの、どこまでも“人”を大切にする精神がスタッフに伝わり、スタッフはゲストを大切にもてなし、そんな“思い”の循環が、このホテルのサービスの根底に流れています。

場所は奈良市街の中心部。多くの世界遺産にアクセスしやすい好立地にあります。

ピロースプレーとメッセージカード
ピロースプレーとメッセージカードを枕元に添える、「マインドフルネス アクティビティ」のひとつ

チェックイン時、最初のおもてなしが、「マインドフル チェックイン」。英国の「アロマセラピーアソシエイツ」のアロマオイルから好きな香りを選びます。心安らぐ香りに、旅の疲れもほぐれるというもの。

毎朝の軽いエクササイズやストレッチを行うプログラム「マインドフル モーメント」や、枕元にラベンダーの香りのピロースプレーを添える「マインドフル ターンダウン」など、滞在中、心や身体のバランスを整えるアクティビティやサービスなどがいろいろと用意されています。

ロビーバー「フライング・スタッグ」
ロビーバー「フライング・スタッグ」のアイコンになっている巨大な牡鹿の絵画

チェックインの手続き中、1階のロビーラウンジを見回すと、目を引くのが、牡鹿の巨大な絵画。もう一方の壁には、奈良の霧たちこめる山並みを表現した巨大な織物がかけられています。インテリアを手掛けたのは、ロンドンのG.A. Design社の女性デザイナー。奈良に滞在して得たインスピレーションから生まれた空間は、やわらかなタッチに女性らしさを感じます。

ロビーの天井は寺院や邸宅からヒントを得た立派な木梁の縦格子、悪霊を寄せ付けないという風鈴をイメージしたガラスのシャンデリアなど、古都奈良の伝統的な建築や風習が巧みに取り入れられています。客室フロアの廊下も、水辺に映し出された奈良の山並みをモチーフにしたオリジナルです。

「JWガーデン」
ハーブや野菜を育てている「JWガーデン」。自ら手摘みしてカクテルに使ってもらうことも

ナチュラルトーンに“若草山焼き”をオマージュした差し色が映える客室

6階建てのスクエアな建物に客室は158(スイートは16)。最も部屋数の多いデラックス・ルームで広さ36平方メートル。室内はグリーンやアースカラーといった自然からもらった色でまとめられ、“若草山焼き”から想起するオレンジや土褐色がアクセントに使われています。アメニティの中でも、上質な緑茶が置いてあるのが、ポイントです。

プレジデンシャル・スイートのリビング&ダイニング
プレジデンシャル・スイートのリビング&ダイニング。アートがあちこちに
プレジデンシャル・スイートのベッドルーム。
プレジデンシャル・スイートのベッドルーム。ヘッドレストには金色のイチョウがちりばめられています
プレジデンシャル・スイートのバスルーム
プレジデンシャル・スイートのバスルームのレインシャワーはGM自らがテストし、「ベスト・オブ・ベスト!」と納得。この部屋のみ、アメニティはブルガリ
ウォークインクローゼット
ゆとりあるウォークインクローゼット

1室のみのプレジデンシャル・スイートは、広さ172平方メートル。モダンに解釈された奈良時代の物語図や吉野宮をイメージしたアート作品などが飾られたリビング&ダイニング、2面が大きな窓のベッドルーム、1室分くらいありそうなウォークインクローゼット、大理石をふんだんに使ったバスルーム、パントリー&キッチンからなります。

ロビーラウンジを中心に、1階にレストラン&バーが集合

パブリックエリアの配置はとてもシンプル。2つのレストランとバーは1階、スパやプールの受付と24時間フィットネスは4階に集まっています。

「校倉」の会席エリア
「校倉」の会席エリア。ほかに鉄板焼き、寿司のエリアに分かれています
鉄板焼き
シンプルゆえに食材のクオリティが全面に出る鉄板焼き。鉄板焼きの麻生料理長が全国から、食材をえりすぐり、焼き上げます

レストランは日本料理の「校倉(あぜくら)」と、オールデイダイニングの「シルクロードダイニング」。シグネチャーレストランの「校倉」は、宝物庫をイメージしたデザインになっています。鉄板焼き、寿司、会席がそれぞれ仕切りで分かれた間取り。各地からその時の最高の状態の食材を仕入れ、手間を惜しまず丁寧に仕上げたお料理は、まさに宝物庫から取り出された宝物です。

「シルクロードダイニング」
オールデイダイニングの「シルクロードダイニング」。西洋から東洋、各国料理が楽しめます
朝食
朝食はオーダーするホットディッシュと、器にひとつひとつ入ったビュッフェが並びます

オールデイダイニングの「シルクロードダイニング」は、奈良がシルクロードの最終地点であることからネーミング。西洋から東洋へ続く道のように、各国料理が楽しめます。

牡鹿の絵画がカウンター上に掲げられたバー「フライング・スタッグ」では、オリジナルのカクテルやアフタヌーンティーを。豊富なお茶のセレクションの中には、月ヶ瀬で関西初の“茶聖”の称号を与えられた、上久保淳一さんの手摘み手もみ茶も。これはもう、将来に残したいアートな日本茶。旨味をギュッと閉じ込めたお茶は、1枚の茶葉を7~8時間かけて手もみしたものだとか。心して、ゆっくりと味わいたいものです。

「SPA by JW」
「SPA by JW」はトリートメントルームが4室。奈良由来の花の名前が各部屋に付けられています

「SPA by JW」では英国の「アロマセラピーアソシエイツ」を使用。奈良ならではのトリートメントとして、“柿の葉”に着目。柿の葉には抗菌作用があり、ビタミンC含有量が豊富なのが特徴。「アロマセラピーアソシエイツ」と合同で開発した、柿の葉のスクラブは体験したいメニューのひとつです。

こちらのスパの特徴は、60分、90分をベースに、+30分のオプションを組み合わせ、カウンセリングを基にボディやフェイシャルなどのトリートメントメニューを構成していきます。すべてのトリートメントがカスタムメイドというわけです。施術後には6種類のホテルオリジナルブレンドのハーブティからチョイスして、余韻を味わいましょう。

インドアプール。
4階のスパから専用のエレベーターで行くインドアプール。水着の貸し出しも行っています

いにしえの都、奈良で世界基準のおもてなし。新しい奈良の旅スタイルです。

JWマリオット・ホテル奈良 の詳細・Web予約はこちら >>

問い合わせ先

  • JWマリオット・ホテル奈良 
  • 料金/デラックス・ルーム¥40,000~、エグゼクティブ・スイート¥90,000~、プレジデンシャル・スイート¥790,000~
  • TEL:0742-36-6000
  • 住所/奈良県奈良市三条大路1-1-1

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この記事の執筆者
ダイビング雑誌の編集者を経てフリーに。海外旅行専門誌でもビーチを担当。月に1~2回、海外を中心に国内外のビーチリゾートへ通うこと、かれこれ四半世紀以上になる。女性誌の旅記事、ライフスタイル誌の連載、ウェブの連載ほか、共著に『奇跡のリゾート 星のや竹富島』など。世界のビーチガイド「World Beach Guide(http://www.world-beach-guide.com ) 」主催 好きなもの:海でボーッとすること、ボディボード、ダイビング、ビーチパーティー、Jazztronik、H ZETTRIO、渋谷Room
公式サイト:古関千恵子ホームぺージ
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WRITING :
古関千恵子
EDIT :
安念美和子、麻生彩佳・原田恵子(イクシアネクスト)