昨年流行った黒ブームが落ち着き、より着こなしのしやすいグレー系が今年は注目されている。英国ムード漂う起毛感のある生地を使いながらも重厚的な印象なく、アンコン仕立てで軽く羽織れるモダンなスーツが数多く揃う。ビジネスだけでなくオフのカジュアルとしても着こなしやすいグレースーツは、今年買っておいて損のないアイテムである。

抑えておきたいグレースーツはこの3つ!

スリーピーススーツで英国クラシックを楽しむ!

スーツ¥000,000〈バーニーズ ニューヨーク〉・シャツ¥19,000〈ジャンジ〉・タイ¥33,000〈アット ヴァンヌッチ〉/以上、バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター 靴¥96,000(三陽山長 日本橋髙島屋S.C.店)、チーフ/スタイリスト私物
スーツ¥130,000〈バーニーズ ニューヨーク〉・シャツ¥19,000〈ジ ピコーネ〉・タイ¥33,000〈アット ヴァンヌッチ フィレンツェ〉/以上、バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター 靴¥96,000(三陽山長 日本橋髙島屋S.C.店)、チーフ/スタイリスト私物

フォックス ブラザーズのフランネル生地を使用したスリーピーススーツ。構築的なシルエットや、チェンジポケット等のディテールなど、英国テイストを取り入れつつも肩肘張らない着心地で、モダンとクラシックを上手に融合させた。ヴィンテージ調のネクタイを取り入れてVゾーンにも個性を求めたい。

英国?それとも米国?ミックススタイルが今日的な雰囲気を醸し出す

スーツ¥128,000(ああああああ〈イーストハーバーサープラス〉)、シャツ¥24,000・タイ¥23,000(ともにドレイクス 銀座店)、靴¥124,000(ラコタ〈オールデン〉)
スーツ¥128,000(エスディーアイ〈イーストハーバーサープラス〉)、シャツ¥24,000・タイ¥23,000(ともにドレイクス 銀座店)、靴¥124,000(ラコタ〈オールデン〉)

ヘリンボーン織りのツイード生地を使用したスーツは、アンコン仕立てに加え柔らかく、軽やかな着心地が楽しめる。その見た目も面白く、米国と英国のテイストをミックス。ならば、合わせもBDシャツやコードバン製の靴で米国テイストを加えつつ、英国式レジメンタルタイで、欧州から見たアメトラスタイルな着こなしを表現して着こなしたい。

グレーのワントーンで装う、知的なカジュアルスタイル

スーツ¥180,000(エストネーション〈エルネスト〉)、ニット¥31,000(リーミルズ エージェンシー〈ジョン スメドレー〉)、眼鏡¥40,000(ダウンタウン〈ジャック デュラン〉)、靴¥69,000(バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター〈カルミーナ〉)

グレーとホワイトが織りなすホームスパン生地を使用したスーツ。仕立ては正統派ながら、袖ボタンに見られるこのブランドらしいさりげない遊び心がカジュアルスタイルにぴったり。タートルネックを合わせたワントーンで大人らしいシックなスタイルで着こなしたい。よく見てみると、ホームスパン生地の赤と、左袖ボタンの「e」の赤がさりげなくリンクしてたりして。

紡毛系のグレースーツの良さは、オンもオフも使える勝手の良さがあげられる。1着あれば、様々な着こなしが楽しめる汎用性の高さゆえ、これを機に購入してみることをおすすめする。

※価格はすべて税抜きです。

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PHOTO :
島本一男(BAARL)
STYLIST :
河又雅俊
EDIT&WRITING :
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