程よくキュートで品がある。ジェーン・バーキンのデニムスタイルは、私たちの永遠の憧れ

永遠のスタイルアイコン、ジェーン・バーキン。彼女なしに「パリシック」は語れないし、デニムなくして彼女のスタイルを語ることはできません。愛犬の散歩からパーティまでシーンを問わず、愛着のあるデニムにTシャツやカシミアのセーター、ジャケットを合わせた着こなしで赴くのがジェーン流。

パリジェンヌらしいノンシャランな佇まいと「レス・イズ・モア」の精神が宿るスタイルは、まさにジェーンの生き方そのもの。今も昔も飾らない魅力で、私たちを惹きつけます。

ジェーンのようなデニムスタイルに憧れる一方で、年齢や体型を理由に、デニムのおしゃれと縁遠くなっている大人の女性も少なくないと聞きます。

そんな声に対して、「もったいない!」と異を唱えるのは、今企画に登場、デニムで人気のファッションブランド「シンメ」を手がける板谷由夏さんです。

「私自身、おばあちゃんになってもデニムを着続けるのが目標。40代の今も、週に半分はデニムで過ごします。確かに、『シンメ』のお客様のなかにもデニムに対して苦手意識のある方はいらっしゃいますが、おすすめすると新しい発見をされている。

どんな方でも必ず似合うデニムはあります。デニムって人となりを表すものだと思っているのですが、だからこそ年齢を重ねたぶんの大人ならではの魅力で、自信をもってデニムを着こなしてほしいですね」(板谷さん)

最後に。デニム選びでまず大切にしたいのは、旬に合わせたシルエットの更新。そして、自分に似合うものを熟知するジェーンのように美しく無理なく着られるサイズ感が重要と心得て!

■1:当時の代名詞的スタイルだった、デニム×かごバッグ

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20代のジェーンと娘のシャルロット。エルメスの『バーキン』誕生までは、ロンドンの市場で手に入れたというかごバッグを愛用。

■2:伝説のデニムスタイルと、アイコンカップルの輝き

デニム_2
当時のパートナー、セルジュ・ゲンズブールと。ベーシックアイテムをジャストサイズで着こなしつつ、襟のボタンを大胆に開けるなど色っぽく着くずすのが流儀。

■3:ウィンターリゾートでも、ファーと合わせてデニムで

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スイスの山岳リゾートを訪れたときの1カット。ファーをリッチに合わせつつ、冬でも枝編みのかごバッグを持つのがブレないスタイル。

■4:白T×デニムも、ジェーンのシグニチャースタイル

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自分に似合うものを知り尽くしていたからこそ、シンプルを極めたスタイリングも完璧に着こなした。絶妙な赤の差し色にセンスが光る。

■5:今なお新鮮に映る、唯一無二のデニムスタイル

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サイハイ丈のレッグウォーマーを合わせ、デニムをブーツインにした個性あふれる着こなし。白のフリル襟をのぞかせたネイビーニットに、クリーンな愛らしさが漂う。

■6:パリコレのフロントロウも、デニムでラフに出席

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着古したデニムにジャケットを軽妙にはおって。古希を過ぎてもスタイルは不変。『バーキン』に、黒のコンバースを合わせるのが最近のステディな着こなし。

■7:今も色褪せない「パリシック」な着こなし

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白シャツやジャケットなど、ごくベーシックなアイテムをデニムに合わせ、上品、かつ、エフォートレスに着こなした佇いは、パリジェンヌらしいエスプリに満ちて。

■8:世界中どこに行くにも、自分らしさを失わない

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東日本大震災の直後、被災地の慰問のため日本に駆けつけたジェーン。パリからのフライトもいつもどおり、愛用のニットとデニム、手には『バーキン』を携えて。
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Precious.jp編集部 
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『Precious9月号』小学館、2020年
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EDIT&WRITING :
下村葉月、喜多容子(Precious)