ようやく秋らしい気候になってきた今日この頃。本格的に衣替えをする季節がやってきました。とはいえ、朝晩の温度差が激しく着る服に迷ってしまいますよね。そんな今の時期に最も役立つのが、長袖のワンピースです。なかでも、一枚で華やがせてくれる「花柄」のワンピースは、世界のロイヤルレディーたちもお気に入りのもよう。

今回は、大人の女性でも取り入れやすい、甘くなりすぎない花柄ワンピースの取り入れ方をご紹介します。コーディネートのポイントは「靴・袖デザイン・ベルト」の操り方にありました。ムードを自在に操るロイヤルテクニックは、さすがの完成度です。

世界のロイヤルレディーがお手本!この秋役立つ「甘すぎない花柄ワンピース」スタイル5選

■1:甘さをコントロールする「ムードを変える靴」

ヴィクトリア王女(スウェーデン)

ヴィクトリア王女(スウェーデン)
たっぷりした長袖がワンピース姿をさらに優美な印象に

甘めのワンピースを粋に着こなすには、少し辛口なアイテムをあえて合わせるテクニックが求められます。手軽に挑戦したいなら、ムードの異なる靴を迎えてみて。味わい深いスタイルに整えられます。

式典に出席されたスウェーデン皇太子のCrown Princess Victoria(ヴィクトリア王女)は、パープルを基調とした花柄ワンピースで登場。落ち着いた色味が、落ち着いた表情に見せています。足元には「ドレッシーな靴で合わせる」という定番パターンから少し外して足首丈のブーティをセット。軽やかでモダンな印象を添えました。

メアリー皇太子妃(デンマーク)

メアリー皇太子妃(デンマーク)
正統派ムードを高めたいなら、バッグと靴の色味を意識的に近づけて

甘さをコントロールする上で効果的なのが、あえて正統派な靴を合わせること。きちんと感のあるパンプスを合わせるだけで、一気にお仕事ムードが高まります。

デンマークのPrincess Mary(メアリー皇太子妃)は、黒地に赤の花柄が艶やかな総花柄ワンピースをピックアップ。共布ベルトでのウエストマークが効いて、自然なメリハリシルエットを描きました。

赤色のワンピースでも子供っぽさを感じさせないのは、上品な印象を添えるベージュ系の正統派パンプスを合わせたおかげ。トーンをそろえたクラッチバッグ選びも計算のうえ。清楚な色味を添えることで、大人なムードへと引き上げました。

■2:グラマラスなムードを印象付ける「袖コンシャス デザイン」

プリンセス・ソフィア(スウェーデン)

プリンセス・ソフィア(スウェーデン)
あえて首周りにアクセサリーを添えず、素肌の透明感を強調

ワンピース自体のシルエットで動きを出すなら、袖が見せどころ。量感を際立たせる「袖コンシャス」なデザインを取り入れることで、花柄ワンピースがグラマラスな印象に。着痩せ効果も期待大です。

スウェーデンのカール・フィリップ王子の妻であるPrincess Sofia(プリンセス・ソフィア)は、随所に工夫を施したワンピースをチョイス。最大の見どころは、袖先が広がった「ベルスリーブ」の華やかさ。デコルテをきれいに見せるVネックも、大人の色気を薫らせました。上品なパンプスで足元を落ち着かせるのも、子供っぽく見せないコツです。

プリンセス・マデレーン(スウェーデン)

プリンセス・マデレーン(スウェーデン)
ワンピースの地色の黒と調和して、ノーブルな印象に

ボリューミーな袖でアクセントを加えながらも、全体はエレガントにまとめるのが、ロイヤルレディーの好む着こなしです。ベルトやバッグ、靴を黒系でそろえて、統一感を強めるスタイリングが役に立ちます。

スウェーデン王室のPrincess Madeleine(プリンセス・マデレーン)は、ゆったりした袖口のベルスリーブが優美な花柄ワンピースで、母である現王妃の誕生日を祝う集まりへ。黒を基調にしたワンピースが大人っぽい印象に。さらに、ベルトとバッグ、パンプスを黒で統一して、装い全体を引き締めました。この秋冬の注目トレンドである、クラシックな淑女テイストになじむ着こなしです。

■3:コーディネートを締める「魔法の細ベルト」

キャサリン妃(英国)

キャサリン妃(英国)
甘さを払拭する、きちんと感を引き出すウエストマークテクニック

ベルトを上手に使うと、ボディーラインがぼやけがちなワンピース姿に輪郭を生み出すことができます。甘めなムードを回避するのにも最適です。

英国王室のKate the Duchess of Cambridge(キャサリン妃)は、お得意のワンピース姿を披露。レトロシックなムードを好む、彼女らしい愛らしいスタイルが、世界中のファンから共感を得ています。ポイントは、正統派なブラックカラーの細ベルトで自然なメリハリをつくったところ。嫌味のない、さりげない小物のあしらいが、ロイヤル流です。足元にはネイビーの端正なパンプスをセットして、「上品なママ」を印象付けました。


今回は、大人の女性でも取り入れやすい、甘くなりすぎない花柄ワンピースの着こなしテクニックに注目しました。コーディネートのポイントは「靴・袖デザイン・ベルト」の操り方にありました。ムードを自在に操る世界のロイヤルレディーたちのテクニックを参考に、秋のお仕事スタイルをアップデートしてみてください。

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この記事の執筆者
多彩なメディアでランウェイリポートやトレンド情報、着こなし解説などを発信。バイヤー、プレスなど業界での豊富な経験を生かした解説が好評。自らのTV通版ブランドもプロデュース。TVやセミナー・イベント出演も多い。著書に『おしゃれの近道』『もっとおしゃれの近道』(学研パブリッシング)がある。
PHOTO :
AFLO
WRITING :
宮田理江
EDIT :
石原あや乃