「きちんと感」を生かした正統派なジャケットスタイルにも、こなれたエフォートレスファッションにも、アイディア次第で無限の着こなしを楽しめるローファーは、働く女性の強い味方。世界のロイヤルレディーたちも幅広いシーンで取り入れています。

今回は、エレガントな装いからカジュアルなオフスタイル、個性を際立たせるトレンディーな着こなしまで、さまざまなシーンで素敵に着こなしている王妃やプリンセスの着こなしをチェックしていきましょう。

王妃はローファーに夢中! ムードを自在に操るロイヤルテクニック4

■1:リラックス感あるワントーンコーデに品格を灯す「ホースビットローファー」

スペインのQueen Letizia(レティシア王妃)
ホースビットローファーでクラシックな足元を完成させて

足の甲にホースビットの金具があしらわれたローファーは、それひとつでクラス感をまとわせてくれます。くつろいだ雰囲気の装いにも、品格を添えてくれるので、一足あると活躍しそう。

スペインのQueen Letizia(レティシア王妃)は、淡いピンクのワントーンスタイルを披露。フェミニンなムードを引き締めたのが、ホースビットのローファーの存在でした。肩の力を抜いた伸びやかな着こなしに、シックなムードを加える、さすがの王妃コーデです。

■2:スーツ姿を今どきムードにアップデートする「ファー付きローファー」

Pauline Ducruet(ポリーヌ・デュクリュエ)
足首ラインをほっそり見せる、計算されたボリュームバランス

スーツやワンピースなど、きちんと感のある装いにモダンさをプラスしたいなら、トレンディーなデザインのローファーが最適。ファー素材付きのデザインローファーは、今どきの「抜け感」を添えてくれます。

モナコ公妃だったGrace Kelly(グレース・ケリー)の孫娘にあたるPauline Ducruet(ポリーヌ・デュクリュエ)は、華やかなイエローのパンツスーツに、ボリュームのあるファー付きローファーをセット。インパクトの強い黄色のスーツスタイルですが、ちょっとファニーなボリュームあるデザインが、逆にフレッシュなバランスを生み出しました。

■3:今どきのジェンダーレスコーデを完成させる「モノトーンローファー」

ヨルダン王室のQueen Rania(ラニア王妃)
パンプスで合わせるより今っぽいジェンダーレスなムードに

ローファーは、もともとメンズの靴なので、マニッシュな着こなしにもぴったりハマります。色の合わせ方で、印象を操れるという点も、ロイヤルレディーたちが重宝している理由かもしれません。

ヨルダン王室のQueen Rania(ラーニア王妃)は、マニッシュなモノトーンコーデを披露。足元にはホワイトのアウトラインが目を引くローファーを合わせるという、徹底したスタイリングが際立ちました。とはいえ、リラックス感のあるウエストゴムのパンツがモード感を軽減させ、好感度を上げています。イメージを操るスキルは、身に付けたいテクニックですね。

■4:カジュアルなデニムスタイルを格上げする「クラシックローファー」

英国王室のKate the Duchess of Cambridge(キャサリン妃)
スタイリングをエレガントに整えるブラック小物

クラシックなローファーこそ、大人カジュアルデーの強い味方。スタンダードなデニムスタイルも、ノーブルなムードに仕立ててくれます。

英国王室のKate the Duchess of Cambridge(キャサリン妃)は、スキニーなデニムパンツで街中へ。ブルー系のラフなオフスタイルにも、上品なクラシックスタイルのローファーを合わせ、ロイヤルレディーの気品を薫らせました。セーターとコートを、さりげなくウォーターカラーで統一。こだわりを感じさせるコーディネートからも、センスを放ちました。


今回は、スタイリングを格付ける、ロイヤルレディーたちのローファースタイルに注目しました。コーディネート次第でさまざまなシーンにマッチするローファーは、この秋冬、重宝するアイテムのひとつです。ムードを自在に操る王妃やプリンセスたちのスタイリングテクニックを参考に、着こなしのバリエーションを増やしてください。

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この記事の執筆者
多彩なメディアでランウェイリポートやトレンド情報、着こなし解説などを発信。バイヤー、プレスなど業界での豊富な経験を生かした解説が好評。自らのTV通版ブランドもプロデュース。TVやセミナー・イベント出演も多い。著書に『おしゃれの近道』『もっとおしゃれの近道』(学研パブリッシング)がある。
PHOTO :
AFLO
WRITING :
宮田理江
EDIT :
石原あや乃