「鶏冠木」ってなんの植物?鶏の冠の木…?いま、とても綺麗です!

本日10月29日は、『国産とり肉の日』です。

ところで皆さま、「鳥肉」と「鶏肉」の違い、ご存知ですか?

「唐揚げ」や「照り焼きチキン」など、デイリーユースの定番の「とり肉」といえば、言わずと知れた鶏(にわとり)のお肉ですので、「え?何か違いがあったの!?」と驚いてしまいそうですが…

「鶏肉」は「鶏(にわとり)の肉」、

「鳥肉」は「鳥の肉 = 鶏も含めた、鳥の肉の総称」

なのです。なるほど、鴨肉やターキー肉も「鳥肉」ですものね?

本日は「鳥」にちなんだ難読クイズを出題します。

【問題1】「羽撃く」って何と読む?

「羽撃く」という日本語の読み方をお答えください。

※答え一つではありません。

ヒント:「鳥が翼を広げて打ち合わす」などの意味を持つ言葉です。

「○○○く」と読み仮名3文字です。
「○○○く」と読み仮名3文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 羽撃(はばた)く/羽撃(はたた)く です。

大空や、広い社会に向かって!
大空や、広い社会に向かって!

「羽撃(はばた)く」という表現のほうがお馴染みですね。どちらの読み方でも基本は同じ意味ですが、

「羽撃(はばた)く」という読み方だと、鳥の行為になぞらえて「実力をつけて広い社会に出ていく」という意味でも使用します。

「羽搏(はばた)く」とも書きます。

耳慣れないほうの「羽撃(はたた)く」という言葉は、プロ野球の北海道日本ハムファイターズの、2020年のチームスローガンになっているそうですので、野球ファンの方はこちらの読み方が先に浮かんだかもしれません。

どちらにしても、今後、大きな翼を広げて活躍するような、とても前向きなパワーを感じる言葉ですよね!何歳になっても、いつも羽撃いていたいものです。

さて、2問目と参りましょう。

【問題2】「鶏冠木」ってどんな木?

「鶏冠木」が指す植物の名をお答えください。

ヒント:葉の色や形が、この時期、この表現にピッタリ!?

どんな植物?3文字の木ですよ!
どんな植物?3文字の木ですよ!

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 楓(かえで) です。

正解できましたか?

「鶏冠木」の読み方は「かえで/かえるで/かえるでのき」で、いずれの読み方でも「楓(かえで)」を指します。

紅葉して赤く色づいた時の葉を、鶏冠にたとえた面白い表記ですよね!

「かえるで」とも読むのは、以前この連載でもご紹介しましたが、「楓(かえで)」の語源が「蛙手(かえるで)」だからです。あの葉の形を、昔の日本人は「蛙の手のよう」と思っていたのですね。

本日は『国産とり肉の日』にちなんで、

・「鳥肉」と「鶏肉」の違いトリビア

と、

・羽撃(はばた/はたた)く

・鶏冠木(かえで/かえるで/かえるでのき)

という難読漢字をおさらいしました。

 

この記事の執筆者
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ILLUSTRATION :
小出真朱