長時間のパソコン作業やスマホチェックで、背中が丸まった姿勢でい続けると、体幹の筋肉と体幹に連動している筋肉が硬く縮んでしまいます。体幹とは体の胴体部分のこと。この体幹の筋肉が硬く縮んでしまうと、連動している筋肉にも影響してゆがみが起こり、メリハリのない体になってしまうのです。

最近ウエストがもったりしてきたな、と感じているなら、体幹の土台となる骨盤周りの大腰筋や腸腰筋が硬く縮んでいるからなのかもしれません。

村木さん自身も実践している、このペットボトルを使った体幹ストレッチは、体幹を鍛えながら体幹に関わる筋肉をしっかりと伸ばすことができるメソッド。くびれづくりだけでなく、肩こりを解消する効果もあるので是非試してみてくださいね。

ゆがみ解消&くびれをつくる!ペットボトルを使った体幹ストレッチ

■Step1:ペットボトルを高く持ちあげたまま円を描くように回す

足を腰幅に開いて立ちます。そして水が入った500mlのペットボトルを片手で持ち、高く上げたまま腕の付け根から円を描くように回しましょう。これを20回。そして逆回しも20回行って。反対の手でも同様に行いましょう。

ペットボトルを高く持ちあげたまま円を描くように回す
腕をまっすぐ高く伸ばすだけでもストレッチになって気持ちがいいし、円を描く動作で肩や肩甲骨周り、二の腕のコリ解消にも効きますよ。

■Step2:次に爪先立ちのままの体勢で、円を描くように回す

爪先立ちになり、 Step1と同様にペットボトルを高く持ち上げたまま、腕の付け根から円を描くように回しましょう。これを20回。そして逆回しも20回行って。反対の手でも同様に行いましょう。

爪先立ちのままの体勢で、円を描くように回す
爪先立ちになると、さらに体幹を意識することができるので、より筋肉にアプローチすることができます。

■Step3:さらに効果を高めたい人はペットボトルを垂直に

写真のようにペットボトルを垂直に持って、Step1、Step2と同様の動きをするとより体幹が鍛えられます。Step1、Step2をクリアできた人は是非、挑戦してみて。

さらに効果を高めたい人はペットボトルを垂直に
この持ち方はバランスが取りにくくなることで、ペットボトルを持ってまっすぐ立つだけでも体幹トレーニングに。Step1、Step2でも十分効果はあるので、無理せず出来る範囲で行いましょう。

【まとめ|ゆがみ解消&くびれをつくる!ペットボトルを使った体幹ストレッチ4か条】
1.長時間のデスクワークで体が縮こまった状態が続くと体が歪む。
2.歪みを放置しているとウエストが太くなり、メリハリのない寸胴ボディに。
3.体幹を伸ばす&鍛えることができるペットボトルを使った体幹ストレッチがおすすめ。
4.体幹に関わる筋肉を柔軟にすることで歪みもコリも解消できてメリハリボディに。


以上、ゆがみ解消&くびれをつくる!ペットボトルを使った体幹ストレッチを教えていただきました。

セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は11月7日(土)の更新です。お楽しみに!

村木宏衣さん
アンチエイジングデザイナー
(むらき ひろい)大手ステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。最新刊は『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)。 Instagram
体験者:武田宏美さん
(39歳・音楽配信サービス会社勤務)
「ペットボトル回すだけ!?と思ったけれど、やってみたら意外と体幹を使うのに驚きました。でもきつい、という感じはなくて、脇腹から腕までしっかりとストレッチされる感覚で気持ちがいいんです。デスクワークが続くとこんなに体が縮こまっていたんだな、と実感しました。これなら簡単なのでテレワークの隙間時間にできますね」  
PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子