新しい生活様式となったこの冬は、メイクもこれまでと同じというわけにはいきません。一歩外に出れば、マスクをした顔がその人の顔。若々しさも魅力的という印象も、目力しだいというわけです。

そして私たち世代は、目尻や眉尻は下がり、まぶたはゆるみが進行中。つまり、半年前と同じアイメイクは通用しないと心得て。

目尻の場所、眉尻の位置と高さ、アイカラーのつけ方、色選びのすべてにシーズンごとのアップデートが必要なのです。

この冬は「ブラウン」「グレージュ」のアイカラーセット、その2品だけあればいい。マスクをしているとよりキレイ…。マスク時代を逆手にとった、目力一点主義のメイクを実践してください。

マスク着用でもキレイ! ディオールサンク クルール クチュール 649』を使った美人見えアイメイク

黄みのファッションに合わせる「ブラウン」と、青みのファッションに合わせる「グレージュ」は、私たちがもっておくべきアイカラーセットの筆頭格のふたつです。

中でも、ブラウンのセットは大人世代よりも、メイク初心者が好む素直な質感と色のものが多いかもしれません。だからこそ、クリエイション自慢のブランドからは、捻りがあるセットが発表されています。その代表格が質感と光を自在に操るディオールの『サンク クルール クチュール 649』です。

今回は、『サンク クルール クチュール 649』を使った、オンラインでも映える「ヘルシーブラウン」アイメイクをご紹介。

透明感ある色で、骨格を美しく整え目力アップ! 新時代のきらめく「ヘルシーブラウン」

アイシャドウ_1
色の組み合わせは無限大! たとえば…A+C+D=日中のメイクに。B+C+E=夜のお出かけに。C+D+E=ノーブルな印象に。パルファン・クリスチャン・ディオール サンク クルール クチュール 649 ¥7,600

A:チラキラシマー
色ではなく光を加えるハイライトカラー。ピンク、オレンジ、シルバー、グリーン、ホワイトなどさまざまな色と大きさの光がぎっしり詰まった光感の素。

B:締め色ブラウン
マットな質感で見た目の色が発色する締め色ブラウン。このままでもキレイだけど、チラキラシマー(A)やきらめき血色ブラウン(D)と混ぜると新たな魅力を発見。

C:血色オレンジ
くすんだまぶたに血色を足す、絶妙オレンジ。ベースカラーとしてアイホール全体に、仕上げにブラシでのせても。簡単に若々しさを加えられる優秀色。

D:きらめき血色ブラウン
繊細なパールがぎっしり配合された明るいメタルブラウン。光感を控えたいときは、締め色ブラウン(B)や血色オレンジ(C)と混ぜると新たな質感に。

E:艶めきブラウン
赤みと青みのバランスが美しいパーリィなブラウン。光の加減とブラウンの色味の濃さは、マットな質感の締め色ブラウン(B)と混ぜれば自由自在。

ディオール『サンク クルール クチュール 649』を使った、基本の塗り方

血色オレンジ(C)をアイホールに、きらめき血色ブラウン(D)は二重の幅に、下まぶたにもほんのりのせる。艶めきブラウン(E)を目の際に。チラキラシマー(A)を眉下にふわりとのせて。
血色オレンジ(C)をアイホールに、きらめき血色ブラウン(D)は二重の幅に、下まぶたにもほんのりのせる。艶めきブラウン(E)を目の際に。チラキラシマー(A)を眉下にふわりとのせて。

ディオール『サンク クルール クチュール』が、名品と呼ばれる理由

初代『サンク クルール』が登場したのは1987年のこと。30年を超えて愛され続ける定番のアイカラーセットです。

2020年登場した『サンク クルール クチュール』は、ディオール メイクアップ クリエイティブ&イメージ ディレクターのピーター・フィリップスが着想。

649番は光に満ちたふたつのブラウンと、混ぜ色に最適なマットブラウン、血色パールオレンジときらめきを加えるシマーで構成。

そのままの色もキレイですが、混ぜれば新たな色が出現。単にお行儀のいいブラウンとは違う、わくわくするモードなブラウンに出合えることも魅力です。

「メイク直し」も、オンライン用「ひと盛り」も自在。アレンジテク4選

色を足すのではなく、光と血色を加えて

オンライン会議の前に顔をチェックして、今ひとつ冴えないと感じると、目元や口元に、ついつい色を足したくなりがちです。でもそれはNGと心得て。

すでにアイメイクをしているのなら、色を足すと厚化粧に見えてくるだけです。足すべきは、メリハリを強調する白い光です。

『サンク クルール クチュール 649』のAのチラキラシマーを口元と目尻に、Cの血色オレンジを下まぶたとアイホールの凹みにのせましょう。少量ずつ、優秀なブラシで重ねることが、失敗しない秘訣です。

■1. 下がり目尻をリフトアップ(Aのチラキラシマー使用)
アイシャドウ_2
使うのは、しっかり指先ブラシ。NARS スマッジブラシ #25 ¥3,900

目尻に光を集めると下がり目尻が上がって見える効果が。ブラシで内目尻から外目尻まで、光の線を描いて。

■2. まぶたの凹みをふくらます(Cの血色オレンジ使用)
使うのは、しっかり指先ブラシ。NARS スマッジブラシ #25 ¥3,900
使うのは、しっかり指先ブラシ。NARS スマッジブラシ #25 ¥3,900

年齢を重ねてくぼんだまぶたのラインに沿って、ブラシで血色オレンジを重ねて。ふっくらとして見えるので若々しさがアップ。 

■3. クマを消して、間延び顔をキュッと(Cの血色オレンジ使用)
アイシャドウ_3,クマ_1
使うのは、ふんわり指腹ブラシ。NARS ブレンディングブラシ #22 ¥3,900

Cの血色オレンジをブラシにとり、目の下のクマやくすみが気になる部分へのせる。少量ずつ重ねれば失敗しない。

■4. 黒ずみを消して口角アップ(Aのチラキラシマー使用)
アイシャドウ_4
使うのは、ふんわり指腹ブラシ。NARS ブレンディングブラシ #22 ¥3,900

キリリと上がった口角は、若々しさの目印となる重要なポイント。シマーな光をプラスし、黒ずみを消して。 


いかがでしたでしょうか? 次回は、シャネルの『レ ベージュ』を使った「ノーブルグレージュ」アイメイクをご紹介します。お楽しみに!

※掲載した商品は、すべて税抜です。

問い合わせ先

PHOTO :
鈴木 宏(人物)、池田 敦(パイルドライバー/静物)
HAIR MAKE :
尾花ケイコ
MODEL :
真樹麗子(Precious専属)
EDIT&WRITING :
柳田美由紀、五十嵐享子(Precious)