デスクワークなどで机に座っている時間が長いと、血流とリンパの流れが悪くなり、むくみが起こります。夕方になると靴がきつくなる、足首には靴下の跡がくっきりついている人はむくんでいる証拠。

むくみとは、皮膚の下の組織に余分な水分が溜まった状態。運動不足だったり、ずっと同じ姿勢の状態でいると、脚を動かさないため、筋肉の収縮作用によるポンプ機能がうまく働かなくなり、特にふくらはぎがうっ滞してしまうのです。

そこで村木さんが教えてくれるのは、わかっていてもなかなか運動する時間がない、という人にこそおすすめの入浴中にできる簡単メソッド。その日のむくみはその日のうちにスッキリさせるのが美脚キープの秘訣ですよ。

パンパンのふくらはぎを入浴中に細くする、もみほぐしメソッド

■Step1:ふくらはぎを両手でしっかりとつかんだまま足首を回す

バスタブに寄りかかった状態で、片足の膝をあげて、ふくらはぎを持ち上げながらしっかりと両手でつかむ。これが基本姿勢。そして、膝の高さはキープしながら足首をぐるっと大きく回していく。これを10回。反対回しも同様に10回行いましょう。そして位置をずらしながら、計4カ所でこれを繰り返しましょう。

ふくらはぎを両手でしっかりとつかんだまま足首を回す
足首を回す時は、なるべく大きな円をぐるりと描くように行いましょう。

■Step2:Step1の体勢のまま、つま先を上げ下げする

Step1の体勢で、ふくらはぎの筋肉を両手でつかんだまま、次はつま先を上げ下げします。はじめにつま先をしっかりと上にあげます。

つま先をしっかりとあげます。
ふくらはぎの筋肉が動くのを感じるくらい、しっかり上げてしっかり伸ばすこと。

次につま先をしっかりと伸ばす。これをワンセットでこれを10回行って。そして位置をずらしながら、計4カ所でこれを繰り返しましょう。

つま先をしっかりと伸ばす。
ふくらはぎの筋肉はあまり使わないので、硬くなっている人が多いもの。触ってみるとむくみを感じる人は筋肉が硬くなっている証拠。

【まとめ|パンパンのふくらはぎを入浴中に細くする、もみほぐしメソッド4か条】
1.長時間のデスクワークと運動不足でリンパの流れが悪くなると脚のむくみが起こる。
2.ふくらはぎの筋肉が硬くなり、血流やリンパの流れが悪くなることが原因のひとつ。
3.特に運動が苦手な人は入浴中にケアしてむくみの一掃を。
4.ふくらはぎの筋肉と脂肪にアプローチするメソッドで血流とリンパの流れを活性化するのが解決策に。


以上、パンパンのふくらはぎを入浴中に細くする、もみほぐしメソッドを教えていただきました。

セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は11月28日(土)の更新です。お楽しみに!

村木宏衣さん
アンチエイジングデザイナー
(むらき ひろい)大手ステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。最新刊は『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)。 Instagram
体験者:武田宏美さん
(39歳・音楽配信サービス会社勤務)
「力を使わなくても簡単にほぐせるのがいいですね。ふくらはぎがパンパンにむくんでだるさが抜けない…、そんな時はコリの痛みを感じますが、このメソッドを行うと簡単にほぐれてふくらはぎがすっきりします。入浴中に短時間でできるから、習慣にしたいと思います」 
PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子