15人の住民と140匹の猫が、ともに平和に暮らす島・青島(愛媛県大洲市)。

青島の母親猫は共同で子猫を育てており、自分が産んだ子猫でなくてもお乳をあげる文化があります。また、お乳が飲めない猫には「青島猫を見守る会」の住民が、ミルクやパウチ(離乳食)を与えているそうです。天塩にかけて育てられる青島の子猫。今回は、そんな子猫たちのかわいい写真を厳選しました。

解説は、『猫の楽園の島 青島』シリーズの著者であり、SNSを通じて青島の猫たちの魅力を紹介されている小野一幸さん。あまりのかわいさに、見ているだけで悶絶しそうになりますよ。

■1:気持ちよくお昼寝

親猫のお腹で寝る子猫
親猫のお腹で寝る子猫

ポカポカ陽気の青島。授乳しながら寝てしまった島の人気猫・ドキンちゃん(左)と2匹の子猫たちです。茶トラ猫・チョロちゃんもつきあって一緒に寝ています。子猫たちは元気いっぱいに動き回るため、ドキンちゃんは気の休まる時がありません。

■2:お母さんを独占中

思う存分甘える子猫
思う存分甘える子猫

母親猫には4匹の子がいます。3匹の子猫は別の場所で遊んでいますが、1匹だけがコロリと母親の懐にもぐってお乳を飲み始めました。みんなのいない間に、お母さんをひとりじめです。

■3:お母さんも大変

親猫の近くに集まる子猫
親猫の近くに集まる子猫

眠っているお母さんのところにワラワラと集まってきた子猫たち。兄弟だけでなく友達も集まってきて、みんな一緒になってお乳をすっています。自分の子以外にもお乳をあげて育てる、青島ならではの光景です。

■4:親子で見つめ合い

親猫に見守られる子猫
親猫に見守られる子猫

お母さんと子猫がなにやらお話し中。行動範囲が広がってやんちゃになってきた子猫に、母親猫は少し心配そうです。

■5:うらやましいな 

遠くから親猫を見つめる子猫
遠くから親猫を見つめる子猫

同じ日に生まれた4匹の兄弟猫。3匹が一斉にお乳を飲んでいますが、1匹だけ離れた所からうらやましそうに見ています。少し引っ込み思案で気の弱い子猫。性格もさまざまです。

■6:ママといっしょ!

親猫のそばにいたがる子猫
親猫のそばにいたがる子猫

お昼寝していた母親猫ですが、起き上がって水を飲みに行きました。すると、子猫たちもその後からトコトコついていきます。お母さんが大好きな子猫たち。いつも一緒に行動しています。

■7:まだこわいみたい

こわがる子猫
こわがる子猫

大きくなった子猫たち。お母さんと一緒にエサ場の近くまでやってきました。エサ場では観光客がエサをあげようと待ち構えています。でもまだちょっと怖い様子の子猫たち、お母さんの陰にすぐ隠れてしまいます。もう少しすれば、観光客にも慣れてくるでしょう。

■8:冒険から帰ってきた子猫

親猫の下に戻るとすぐに甘える子猫
親猫の下に戻るとすぐに甘える子猫

遊びに行っていた黒キジ猫(一番右)が戻ってきました。生後2か月を過ぎると、子猫たちの動きは活発になります。エサ場では、観光客が猫たちにおいしいごちそうを与えたり、猫じゃらしで遊んだり。警戒心の強い子猫たちは遠くからじっと見ているだけですが、好奇心がムクムク強まります。

■9:人が見ているよ

人間を警戒する子猫
人間を警戒する子猫

まもなく2カ月を迎える2匹の兄弟猫ちゃん。ちょっぴり不安そうな表情です。まるで「お兄ちゃん、人間がこっちの方を見ているよ」と言っているようです。

■10:ドキンちゃんと子猫たち

元気いっぱいな子猫
元気いっぱいな子猫

2匹の子猫がせわしなく動き回っています。「ねえ、ねえ、お母さん、一緒に遊ぼうよ」とドキンちゃんに呼びかけていますが、ドキンちゃんはちょっとお疲れ気味の様子。

好奇心と不安が入り混じる、わんぱく盛りの子猫たち。人間と同じように、猫のお母さんも忙しいようですね。

関連記事

PROFILE
小野 一幸(おの かずゆき)さん
愛媛県大洲市在住。青島の猫たちの魅力を全世界に向けて情報発信し、Facebookのフォロワー数はおよそ3.8万人。ネットで猫のエサの寄付協力を呼びかけたところ、多くの支援が集まるようになり、猫たちの健康状態が改善されている。作品に『猫の楽園の島 青島』DVD・写真集シリーズなどがある。
猫の楽園の島 青島 Kindle版
猫の島 青島物語 Cat Island Aoshima Facebookページ
この記事の執筆者
TEXT :
Precious.jp編集部 
2017.10.23 更新
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
PHOTO :
Kumi
WRITING :
小野寺るりこ
TAGS: