アウターを羽織る今の時期は中身のコーディネートがおろそかになりがちですが、大人の嗜みとして、いつでも素敵な装いを心がけたいものです。

見栄えが良くスタイルアップも叶えてくれるワンピーススタイルのお手本にしたいのは、どんなシーンでも素敵な世界のロイヤルレディーたち。なかでも"手軽なのにこなれたスタイル”を得意とするのは、オランダのQueen Makima(マキシマ王妃)、スウェーデン皇太子のCrown Princess Victoria(ヴィクトリア王女)、スペインのQueen Letizia(レティシア王妃)の3名。

今回は、女性らしくて落ち着いた印象の「バーガンディーカラーのワンピース」でスタイルアップも叶えてくれる、今すぐ役立つコーディネートテクニックをチェックしていきましょう。

【マキシマ王妃】腰高&美ボディーをメイクする“ジャスト・ウエストマーク”

ロイヤルレディーのワンピーススタイル
ベルト、バッグ、ブーツを単色でそろえて、引き締め効果を強化

華やかな色や柄使いが得意なマキシマ王妃は、ペイズリー柄のワンピースをセレクト。色数を抑えたデザインが、落ち着いた印象に見せています。

ボディーラインをスリムに整えるポイントは、柄を引き締めるバーガンディーカラー単色の小物使いにありました。腰位置を高く見せるジャスト・ウエストマーク、そして10センチ以上あるヒールのブーツがスタイルアップを実現。小物を同色でそろえて散りばめることで、スタイル全体を引き締めています。

小物は黒を選ぶ方も多いと思いますが、同系色のバーガンディーカラーを選ぶことで、女性らしさも引き出してくれるので、ぜひ挑戦してください。

【ヴィクトリア王女】華奢な上半身を印象づける“ショート丈のカーディガン使い”

ロイヤルレディーのワンピーススタイル
視線が上にいく、ショート丈のカーディガンというマジック

シチュエーションに合わせた、上品で知的なコーディネートを得意とするスウェーデンのヴィクトリア王女。この日は、首まわりや裾など、たおやかで女性らしい表情を引き出すワンピースをセレクトしました。

注目したいのは、上半身をコンパクトに整えるカーディガン使い! ショート丈で腰位置を高く見せるのも計算のうち。同系色をレイヤーすることで、さり気なく馴染ませているところがスマートです。小さめクラッチやヒールパンプスなど、コーディネート全体を華奢に見せる小物選びも習得したいポイント。

ヴィクトリア王女らしい気品あふれるスタイルは、大人の女性の日常の参考になりそうですね。

【レティシア王妃】ほっそり縦長効果を発揮する“適度な肌見せ”

ロイヤルレディーのワンピーススタイル
適度に素肌を露出するワンピース姿で女性らしい雰囲気を演出。

スペインのレティシア王妃は、さりげなく輝く箔がアクセントになったワンピースをセレクト。縦ラインの柄やボリュームある袖、ウエストの切り替えデザインなど、ボディーラインをスリムに見せるディテールが特徴的です。

彼女が得意とする「適度な肌見せ」も健在。深く開いたネックラインや素足に履いたストラップシューズなど、上品に見せる絶妙な素肌バランスこそ、習得したい上級テクニックです。

レティシア王妃の着こなしを参考に、自分のボディーを美しく整えることのできる黄金バランスを見つけてください。


今回は、バーガンディーカラーのワンピースでスタイルアップする方法に注目しました。ロイヤルレディたちが得意とする「ジャスト・ウエストマーク」「ショート丈のカーディガン使い」「適度な肌見せ」テクニックを習得して、コートを脱いでも自信が持てる、手軽なのにスタイルアップできるコーディネートのバリエーションを増やしてください。

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この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
WRITING :
阿部有希
EDIT :
石原あや乃