ニューノーマルの生活様式で、 あなたの仕事服は変わりましたか?

リモートワーク、WEB会議、出社日のミニマル化…。働き方が大きく変わった今、キャリアスタイルもアップデートが必要です。

実際のところ、雑誌『Precious』世代のリモートワークの浸透度や今のファッションは? それを知るべく、『Precious』2月号で、さまざまなキャリア女性にアンケートを実施! 本記事では彼女たちの声からわかった、働き方や仕事服の変化をリアルなデータと生の声でご紹介します。

Q1:会社(または仕事先)に出勤する回数は変わりましたか?

 

半数以上の方が、変化したという結果に。一方、「学会はリモートになりましたが、ほかは以前と同様、病院に出ています」(医師)、「展示は現場にいなければならないので、ほぼ出勤」(キュレーター)と、変わらぬ形で仕事をしている職種も。

Q2:現在の平均出勤日数は?(※Q1でYESの方)

 

「週5から週2に」(金融 マネージャー)、「週5から週4に」(建築家)など、職種によって週1〜4日に分散。早い段階でリモート化した業界では、「週5から週0に」(IT関係 マネージャー)、「週5から月1に」(電気機器メーカー)と激減。

Q3:出勤しない日の仕事内容は?

 

リモート化した人の多くがZoomやTeamsでのオンラインミーティングを活用。「600人以上の社内集会もTeamsで」(コンセッション企業 部長)、「会社の方針でオンライン会議に顔出しはしない」(金融 部長)など使い方はさまざま。

Q4:オンライン会議はどのような服装でしますか?

「顔映りのいい白を着るようにしています」(外資系IT企業 マネージャー)
「着くずれしにくい、仕立てのしっかりしたブラウス」(外資系証券 金融ストラテジスト)
「きれいな色のニット。シンプルなものには、『エルメス』の革ひもタイプのネックレスをプラス」(百貨店 MD企画 マネージャー)

ダークカラーは顔色が沈んで見えるので避け、白やきれい色のトップスを挙げる声が多数。「シャツのボタンを上まで留める着こなしが好きでしたが、オンラインで見ると堅苦しい。ボートネックを着ています」(会社経営)という意見も。

ジャケット_1,シャツ_1,ニット_1,パンツ_1,時計_1,靴_1,ピアス_1
ジャケット¥279,000・シャツ¥135,000・ニット¥109,000・パンツ¥149,000(三喜商事〈アニオナ〉)、時計¥1,880,000(ジャガー・ルクルト)、靴¥89,000(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉)、ピアス/私物

Q5:オンライン会議で、以前より使うようになった小物は?

「白パールのひと粒ピアス。オンライン会議だと白がよいアクセントになり、アップで見ても上品」(コンサルタント業 代表取締役)
「大ぶりのピアスと鮮やかな色合いのスカーフ」(大学院准教授)
「華美なよそおいが不向きなクライアントが多いので、めがねで雰囲気を変えています」(公認会計士)

ピアスやイヤーカフ、ネックレスなどのジュエリーを、以前より使っているという回答が続出。なかでも大ぶりピアスは人気。一方で、出勤回数の多い人からは、マスクとの相性がよくないので、ピアスは避けるというコメントも。

Q6:出勤の必要性は?

「クライアントとの打ち合わせ、紙での手続き書類があるため」(製薬会社 主査)
「社長への直接のプレゼンや重要な打ち合わせはやはり出社して対応」(外資系銀行 シニアマネージャー)
「成果物をじかに見る必要があるため、時折、出社」(広告関連 マネージャー)

重要事項を決定して捺印するためや、リアルな仕上がりや場所をチェックするためが主だった理由。「より詳細な情報交換のため」(証券会社)、「部下が適切に在宅作業できるよう、管理職である自分が率先して出勤」(広報職)という声も。

Q7:出勤時のファッションは変わりましたか?

 

「出社日に重要案件が集中するので、以前より、きちんとしたよそおいが必要に」(外資系コンサルティング会社 パートナー)

上記のような意見に対し、「外部の方の来社がなくなり、以前よりややカジュアルに変化」(外資系メーカー シニアマネージャー)、「ハイヒールを履かなくなり、フラットの靴がメインに」(放送局 部長)等、カジュアル化の声も目立つ結果に。

Q8:ニューノーマルの生活での、ファッション全般や心持ちの変化は?

「パソコンを持ち歩くようになり、リュックを買いました。靴もリュックとバランスのいいものを探しています」(電気メーカー 部長)
「集まりやイベントの出席がほとんどなくなり、ベーシックなスタイルが中心に」(弁護士)
「仕事はほぼリモートになったため、反対に自宅でも仕事を意識した服装に。スカートもはくようになりました」(外資系IT企業 マネージャー)

リモートワークの増加に伴い、以前よりやわらかな服やカジュアルアイテムを求める傾向がはっきり。ただし、「カジュアルすぎると気合いが入らない。きれいなよそおいを心がけている」(会社役員)といった、キャリア女性らしい声も!

※掲載した商品はすべて税抜です。

問い合わせ先

PHOTO :
黒沼 諭(aosora)
STYLIST :
望月律子(KIND/ファッション)、来住昌美(インテリア) 
HAIR MAKE :
川原文洋(UM)
MODEL :
石川亜沙美
EDIT&WRITING :
長瀬裕起子、小林桐子(Precious)