大政 絢の進め!「ブレない女」への道 Vol.11:想像力が広がる、人間味あふれる本の世界

雑誌『Precious』表紙キャラクターの大政 絢さん。毎号、理想の女性像に近づくために、大政さんが日頃、取り組んだり、心がけていることについて語っていただいてます。

小説を読むことで、家族の大切さや人生の奥深さを実感できるという絢さん。

今回は、感情を豊かにする本の魅力について語っていただきました。

みずみずしい視点で描かれた作品が心の琴線に触れる

大政 絢_1,本_1
本/私物

「読書が好きになったのは、この仕事を始めてから。ドラマのオーディションを受ける際に、原作となった小説を読んだのがきっかけとなって、本の楽しさに目覚め、書店に通う習慣ができました。

小説のなかでも、前向きな気持ちにさせてくれる作品がお気に入り。『さくら』や『きいろいゾウ』をはじめ、西加奈子さんの作品は、登場人物それぞれにスポットライトが当たり、ありのままでいるだけで個性はにじみ出るのだと気づかせてくれます。

森絵都さんの『みかづき』は演者としてドラマに携わった際に読んだ思い出深い一冊。前へ踏み出す力を与えてくれる原田マハさんの小説や、『たそがれてゆく子さん』のような飾らない文体で綴られたエッセイも、読み始めると夢中になります。

読書は異世界への疑似体験ができるだけでなく、人の感情は喜びや悲しみなど、複雑にレイヤードされていて、それが人生を豊かにするのだと教えてくれます。また、新しい本との出合いは、自分の中の未知なる扉を開くもの。本の中に広がる人間模様をこれからも楽しんでいきたいと思います」

プライベートショット|ファッションや愛らしい犬の洋書はインテリアにも

大政 絢_2,本_2
やわらかい色調の洋書

「やわらかい色調の写真集が好きで直感で選ぶことも。グレース・ケリーの本は、モナコを訪れたのをきっかけに、彼女を深く知りたくて購入。大好きな犬の洋書は見るだけで和みます」

関連記事

PHOTO :
魚地武大(TENT)
EDIT&WRITING :
川口夏希、小林桐子(Precious)
TAGS: