2021年Precious2月号の「好きなコーディネート」1位~10位を発表します

ラグジュアリーファッション誌『Precious(プレシャス)』2月号をお読みいただいた方へのアンケート調査(ネットアンケート&郵便はがき)にて、「好きなコーディネート」に選ばれた着こなしを、その理由とスタイリングのコツを交え、ランキング形式でご紹介します。

表紙
Precious2月号(1月7日発売)の表紙、カバーモデルは大政 絢

今回10位~1位に選ばれたコーディネートは、気持ちと着こなしを盛り上げてくれる「華やぎスカート」を取り入れたスタイリングと、大政絢さんが披露してくれた「オール白」の装いが多数登場。間もなくやってくる春に向けて、日常にファッションから新しい風を取り入れたいと思う人が多かったようです。

それではさっそく、10位から順を追って1位まで見ていきましょう(※)。このなかに、あなたがこれからの着こなしに取り入れてみたいコーディネートはありますか?

※3位は2つ、5位は4つ、9位は2つのコーデが同順位のため、4位、6位、7位、8位、10位は存在せず

【9位】黒トップス×ポルカドットのスカート×黒ブーツ

9位(10位) P87(左)
プルオーバー¥32,000(yoshie inaba) パンツ¥39,000(三喜商事〈マレーラ〉) サングラス¥34,000(モスコット トウキョウ) ネックレス[ヘッド]¥275,000・[チェーン]¥48,000(ホアキン・ベラオ) バッグ¥329,000(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) 靴[ソール2.5cm]¥101,000(JIMMY CHOO)  [Precious2021年2月号87ページ]  撮影/小林美菜子

セレブの着こなしをお手本に、「辛口フラット靴」を主役としたコーデを紹介する企画からランクインしたのは、「ボリューム黒ブーツ」のモノトーンスタイル。

コンパクトなクルーネックの黒トップスに、ポルカドットのスカートを合わせた愛らしいモノトーンルックを、ビターな黒のショートブーツでキリッと引き締めて。

「全身のバランスがいい」「手持ちの服でも真似できそうだけど、意外性がある」と好評でした。

【9位】ツイードのマント風コート×デニム

●9位 P40
コート¥350,000・ニット¥195,000・デニム¥72,000・靴¥175,000(セリーヌ ジャパン〈セリーヌ バイ エディ・スリマン〉) [Precious2021年2月号40ページ]  撮影/浅井佳代子

鈴木保奈美さんがマント風コートに身を包んだコーディネートは、「休日らしいリラックス&ラグジュアリーなスタイル」「こんな着こなしで犬の散歩に出かけてみたい」など、ワンランク上のカジュアルコーデとして反響を呼びました。

グレーみを帯びた淡いグレージュのオフタートルのカシミアニットに、ビッグシルエットのフーデッドコートを優雅にはおって。エフォートレスな心地よさが、休日のデニムカジュアルを盛り上げます。

たっぷりとしたフードのコートは、ベージュ×黒のツイード生地。程よいメランジ感が遠目で見ると、ニュアンスあるグレージュトーンに。いつものデニムスタイルを一新させる着こなしです。

【5位】白ニット×アコーディオンプリーツの白ロングスカート

●5位(8位) P75
スカート¥56,000(ebure GINZA SIX店〈ebure〉) ニット¥35,000(コロネット〈アバティ〉) ピアス¥200,000・リング¥387,000(フレッド) バッグ¥345,000(ヴァレクストラ・ジャパン) ブーツ¥110,000(エストネーション〈ネウス〉) [Precious2021年2月号75ページ]  撮影/生田昌士(hannah)

今号の2大人気テーマのひとつが、新しい日常を特別な時に変える「華やぎスカート」。こちらのコーディネートでは、繊細に揺らめくプリーツと贅沢な白のレイヤードで、豊かな表情と迫力美を両立しています。

すそに向かって幅広になるアコーディオンプリーツのロングスカートは、歩くたびに流麗に波打つシルエットが魅力。ニットや小物、合わせるアイテムの色も繊細さにこだわってミルキーグラデーションに仕上げています。

個性の異なる質感が醸すメリハリで、淡色をすっきり着こなしたスタイルには、「洗練された女性らしさがいい」「ニットでも春先にぴったりの軽やかさ」「リッチなかわいらしさがある」などの声が寄せられました。

【5位】オフ白ローゲージニット×グレージュデニム×グレージュエナメル靴

●5位(7位) P58(右上)
ニット¥31,000(スローン) パンツ¥23,000(ゲストリスト〈アッパーハイツ〉) サングラス¥34,300(ルックスオティカジャパン〈オリバーピープルズ〉) バッグ¥160,000(ミカコ ナカムラ 南青山サロン〈MIKAKO NAKAMURA〉) 靴[ヒール0.5cm]¥70,000(ロ ジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) [Precious2021年2月号58ページ]  撮影/小池紀行・池田 敦(パイルドライバー)

大人の女性の最愛カラー「グレージュ」のバッグと靴を集めた企画も大人気! なかでも、「ポインテッドトゥ」のシューズは、さまざまなシーンで活躍してくれる優秀アイテムです。

ローゲージのニットと、グレージュ色のデニムの淡色でまとめた洗練カジュアルの足元に、光沢のあるグレージュのエナメル靴を合わせて。いつものデニムスタイルにもメリハリが生まれます。

「ニット&デニムのカジュアルスタイルなのに、きちんと感がある」「シンプルだけど女性らしく、無理なく着こなせそう」などの意見があったこちらのコーデ。実は誌面では靴が主役で、小さく掲載していたものだったのですが…読者のみなさんが細部までじっくり読み込んでくださっていることがわかる、うれしいアンケート結果でした!

【5位】ラムファーのコート×白パンツ×白スニーカー

●5位(6位) P30
コート¥400,000(showroom SESSION〈カール ドノヒュー〉) 『MIKAKO NAKAMURA』のブラウス¥110,000・『NUMBER M』のパンツ¥20,000(ミカコ ナカムラ 南青山サロン) ストール¥40,000(ボーダレス〈ベグ アンド コー〉) イヤーカフ[左耳]¥370,000(イレアナ・マクリ 伊勢丹新宿店)[右耳、上から]¥31,000・¥13,000・リング[左手]¥36,000・[右手、人さし指]¥56,000・[薬指]¥51,000(ステディ スタディ〈トムウッド〉) 靴¥115,000(セルジオ ロッシ) [Precious2021年2月号30ページ]  撮影/生田昌士(hannah)

今号でもう一つの人気企画だったのが、大政絢さんが着こなす「白」の装い。

清らかでいて、なにより強い「白」は、無限に広がる新たな可能性へと挑戦する「心意気」を照らしてくれる色。日ごとに日差しのまぶしさが増していく早春にぴったりのコーディネートに、心を奪われた読者が多かったようです。

「クリーンな白なのに温かみがある」「異素材合わせが素敵」と高評価だったこちらのコーデは、ふわりと優美なラムファーのコートに、白のスニーカーで清涼感をもたらしているのがポイント。ファーのリッチ感を白スニーカーでモダンに着こなしています。

【5位】白のジレ×白タートルニット×白パンツ×ハンサム小物

●5位 P27
ジレ¥225,000(エミリオ・プッチ ジャパン) 『アバティ』のニット¥45,000・『バリー』のパンツ¥135,000(コロネット) イヤリング¥530,000・時計¥455,000・ブレスレット/手首側から¥490,000・¥1,150,000・リング/指先から¥58,000・¥231,000(ブルガリ ジャパン) 靴¥135,000(J.M. WESTON 青山店) [Precious2021年2月号27ページ]  撮影/生田昌士(hannah)

続けてランクインしたのも「白コーデ」ですが、先ほどとはまた違った雰囲気の着こなし。「大人にこそ似合うリラックスコーデ」というコメントが寄せられたように、上質なウールやカシミアが奏でるしなやかな風合いが、心を穏やかにするだけでなく、白の装いに奥行きを生み出しています。

また、テーラード襟やチェストポケットのアクセントが施されたジレには、クロノグラフの時計やレースアップブーツのハンサムな小物がよく似合うという点に注目した読者も多く、「重ためのブーツを合わせているのが、今風でかっこいい!」「小物が映える着こなし」といった声もありました。

【3位】赤茶のボリュームコート×ブルーのストール×黒のマニッシュローファー

●3位(4位) P132
コート¥198,000(マッキントッシュ青山店〈マッキントッシュ〉) ニット¥25,000(ワンドコーポレーション〈クイリシア〉) スカート¥38,000(MOGA) ピアス¥350,000(ホワイトオフィス〈ジジ〉) ストール¥22,000(エリオポール代官山〈チェザーレ ガッティ〉) タイツ¥4,200(ステッラ〈ピエールマントゥー〉) 靴[ヒール1.5㎝]¥114,000・バッグ¥390,000(クリスチャン ディオール〈ディオール〉) [Precious2021年2月号132ページ]  撮影/黒沼 諭(aosora)

「コートの色が印象的」「ストールの巻き方や色合わせをお手本にしたい」など、意外性のあるカラーコーデをお気に入りの理由にあげた方が多かったのが、こちらの着こなし。

また、「上品かつ実用的」とキャリア女性から支持されたのが、足元にローファーを合わせている点。社外の人と会う回数が減ったことや、電車での密を避けて歩くようになったことで、フラットな靴を求める声が急増。特にビジネスになじみやすいローファーに大きな関心が寄せられています。

なかでも注目は、少しボリューム感のあるマニッシュタイプ。程よい存在感が今の装いとバランスよくマッチし、鮮度の高いコーディネートをかなえてくれるおすすめアイテムなので、ぜひ取り入れてみてください!

【3位】グレージュニット×サテンスカート×白スニーカー

●3位 P79(左)
スカート¥21,000(プルミエ アロンディスモン) ニット(showroom SESSION〈アダワス〉) サングラス¥45,000(グローブスペックス エージェント〈アーレム〉) ストール¥69,000(ボーダレス〈ベグ アンド コー〉) 時計¥940,000(LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン ゼニス) バングル 上から¥43,000・¥61,000・リング¥33,000(ジョージ ジェンセン ジャパン) バッグ¥132,000(J&M デヴィッドソン 青山店) スニーカー¥85,000(ピエール アルディ 東京) [Precious2021年2月号79ページ]  撮影/佐藤 彩

「華やぎスカート」の企画から3位にランクインしたのは、オイスターホワイトのサテンスカートを取り入れた着こなし。「軽やかな着こなしで休日にぴったり」「エレガントさをキープしながらアクティブに動けそう」などの回答が集まりました。

サテンスカートは、ひんやりとした艶と流麗な落ち感が、ドレスに匹敵する華やぎを放つアイテムです。その繊細かつ優美な表情は、くつろぐ時間も美しくありたい女性に理想的。エフォートレスな表情のボリュームニットで、洗練されたくつろぎ感を演出するとともに、グレージュ~白のグラデーションで、優しいリラックス感を表現しました。

さらに、澄んだ輝きを放つジュエリーやウォッチで、オフの日もラグジュアリーを愛する美意識を香らせて。仕上げにスカートやバッグとリンクする白のスニーカーを合わせることで、すっきり感とクリーンな印象を高めた技アリコーデです。

【2位】カシミアのブランケット×メランジニット×タータンチェックのスカート

●2位 P37
ニット¥145,000(三喜商事〈バンフォード〉) シャツ¥26,000(トレメッツォ〈バグッタ〉) スカート¥52,000・靴¥65,000(マックスマーラ ジャパン〈ウィークエンド マックスマーラ〉) ブランケット¥148,000(ブルネロ クチネリ ジャパン) [Precious2021年2月号37ページ]  撮影/浅井佳代子

鈴木保奈美さんが纏う、「素材で、柄で、遊ぶ。真冬ならではのグレージュレイヤード」にも、多くの票が集まりました。

グレージュトーンのメランジニット×タータンチェックのスカートの組み合わせは、どこか懐かしいトラッドテイストを着くずしたカジュアル感が魅力。単調になりがちなワントーンに、柄と素材がリズム感を与えてくれます。全体を包み込むカシミアのブランケットが、ニュアンスあるグレージュの世界観をひとつにまとめているのもポイントです。

自然体のラグジュアリー・カジュアルな装いは、「同系色のニュアンスカラーでまとめているのにぼやけていない」「頑張り過ぎていない感じがかっこいい」「冬の上品カジュアルのお手本コーデ!」など高評価。ベーシックなアイテムを上手に重ねるテクニックは、まだまだ肌寒い日が続く今の時期にもちょうどいいのではないでしょうか?

【1位】白のケーブル編みニット×黒のチュールスカート×乗馬ブーツ

●1位 P81
スカート¥109,000・ニット¥122,000(アオイ〈ファビアナフィリッピ〉) 時計¥2,880,000(ヴァシュロン・コンスタンタン) ピアス¥98,000(ヒロタカ 表参道ヒルズ〈Hirotaka〉) バッグ¥261,000(デルヴォー・ジャパン) ブーツ¥120,000(HAUNT代官山/ゲストリスト〈サルトル〉) [Precious2021年2月号81ページ]  撮影/生田昌士(hannah)

Precious2月号で圧倒的な人気を博したコーディネートは、「華やぎスカート」の定番アイテムともいえる黒チュールスカートの着こなし。上品トラッドなケーブル編みニットで、大人かわいくカジュアルダウンした装いでした。

ポイントは、ふんわりスカートを軽快カジュアルに着こなす配色とバランス。白のケーブル編みニットは、程よく体のラインにフィットして上半身を華奢に見せ、チュールスカートのふんわりシルエットを自然に際立たせてくれます。

さらに、斜めがけしたミニバッグと、スカートから目線をつなげる乗馬ブーツで縦ラインを強調すれば、遠目にもスタイルアップ!

黒のチュールスカートを持っているという方も多いようで、「手持ちの服で真似できそう」という声が多数。そのほか、「特別なときでなくても、普段から着られるおしゃれ感がいい」「いろいろなシーンで使える」「かわいさとかっこよさが共存している」「さりげないけど洗練されている」などの回答が寄せられました。

以上、ファッション誌「Precious(プレシャス)」2021年2月号の読者アンケート調査で、好きなコーディネートに選ばれたスタイリングを10スタイル、お見せしました。

このなかに、あなたが真似してみたいスタイリングは、ありましたか?

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