ライフスタイルや価値観までもが大きく変わろうとしている今、ラグジュアリーを知り尽くした大人の女性は、おしゃれこそもっと自由に楽しんでいいのではないでしょうか?

『Precious』3月号では、特集「おしゃれを一歩進める、美しき『掟破り』」の中で、「新たな洗練へと導く!『アップグレードアイテム』ベスト4」という企画を展開中です。

ふだんの着こなしの延長でありつつ、印象変化を無理せず楽しめる「一歩先のアイテム」を取り入れていきましょう。

■1:洗練スタイルの名手、スタイリスト大西真理子さんと考える。いつもの着こなしをアップデートしてくれるアイテム4つ

ブラウス_1,コート_1,ワンピース_1,ジャケット_1
左上から反時計回りに/ボウタイブラウス ¥130,000(サンローラン〈サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ〉)、エアリーコート ¥99,000/3月上旬発売予定(ebure GINZA SIX店)、カラーレース ワンピース¥280,000(ミカコ ナカムラ 南青山サロン〈MIKAKO NAKAMURA〉)、ボクシージャケット¥180,000(ブラミンク)

「自分の着こなしはこう」と型にはめずに、もっとおしゃれを楽しみ、装いをアップデートしたい…。

そんな大人の願望に、洗練コーディネートの名手、スタイリストの大西真理子さんは「奇をてらうことなく、ベーシックを軸にしながら、ディテールの微差にこだわるだけで、着こなしは確実に更新されます」と応えます。

スタイリスト大西さんの「アップグレード論」をふまえて、さらなる洗練を目指す大人がこの春、実際に手に入れるべき4つのアイテムを厳選しました。

詳細記事:「脱・予定調和」が叶う!いつもの着こなしをアップデートしてくれるアイテム4つ


■2:【アップグレードアイテム1】くびれのないハンサムなフォルムで、キレ味よい印象に。「ボクシージャケット」

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ジャケット¥63,000(ebure GINZA SIX店)

ジャケットといえば、ボディラインに沿う美フォルムなもの、という方程式は今や過去のもの。肩ひじ張らずにいられる、ボックス型のジャケットに変えるだけで、デイリーワードローブが一新します。

ジャケット_3,大人コーデ_1,春コーデ_1
右/ジャケット[チーフ付き]¥490,000・Tシャツ¥70,000・スカート¥190,000・バッグ¥356,000(ブルネロ クチネリ ジャパン)、ピアス[片耳]¥42,000・ネックレス[短]¥807,000・[長]¥110,000・ブレスレット¥387,000・バングル¥120,000(シハラ ラボ〈シハラ〉)、靴¥138,000(ジャンヴィト ロッシ ジャパン)

オーセンティックなボックス型のジャケットに、細身のベルトをあしらうことで、しなやかな印象に。

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ジャケット¥180,000(ブラミンク)、ワンピース¥255,000・ベルト¥58,000(サン・フレール〈レ・コパン〉)、手に巻いたスカーフ¥24,000・バングル各¥93,000(エルメスジャポン)、バッグ¥198,000(J&M デヴィッドソン 青山店)、靴¥160,000(ジャンヴィト ロッシ ジャパン)

ウール素材のネイビージャケットは、体が泳ぐストレートなシルエットが新しい。やや長めの丈だからこそ、とろみのあるワンピースとのバランスもとりやすく、いつものベーシックが一新する。

詳細記事:リラックス感のある「ボクシージャケット」で、王道スタイルの鮮度を高めて


■3:【アップグレードアイテム2】表情が瞬時に華やぐ一枚が、オンタイムの可能性を広げる。「ボウタイブラウス」

ブラウス_2
[上]ブラウス¥190,000(フェラガモ・ジャパン〈サルヴァトーレ フェラガモ〉)、[下]ブラウス¥150,000(ミカコ ナカムラ 南青山サロン〈MIKAKO NAKAMURA〉

気品漂うボウタイブラウスは、キャリア女性に必須の「アップグレードアイテム」。オンタイムでのニーズの高まりを受けて、今、自由度が高いデザインのボウタイブラウスが増え、進化を遂げているのです。

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ブラウス¥130,000・カーディガン¥220,000・パンツ¥120,000・バッグ¥320,000・イヤリング¥75,000/参考価格(サンローラン〈サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ〉)

胸元でしなやかに揺れるシルクのボウがあるだけで、表情までやわらかな印象に。

取り外しのできる細いボウに加えて、襟元とそで口には、繊細なラッフルが施されているので、さらりとまとうだけで、特別感を演出してくれる。

詳細記事:印象美人が叶う「ボウタイブラウス」で、オンタイムに心地いいエレガンスを


■4:【アップグレードアイテム3】ときめきをもたらす色で、日常のワンシーンこそ特別に!「カラーレース」

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ブラウス¥149,000・スカート¥188,000(ドルチェ&ガッバーナ ジャパン)

ブライトカラーのレースアイテムに挑戦して、印象をアップグレードさせましょう! レースこそ鮮やかな色を選ぶことで、個性が輝き、日常のおしゃれに映える「カンフル剤」のような効果が期待できます。

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ワンピース¥280,000(ミカコ ナカムラ 南青山サロン〈MIKAKO NAKAMURA〉)、イヤリング¥5,800,000・リング¥7,200,000(インフィニティ ダイヤモンズ〈アロック・ラキャン〉)、バッグ¥405,000(ヴァレクストラ・ジャパン)

鮮やかなカラーレースでありながら、ベルスリーブやAラインのシルエットで、日常に取り入れやすい逸品ワンピース。遠目にも映える発色の美しい一枚は、フランスの繊細なリバーレースをていねいに染め上げたからこそ可能に。

詳細記事:センスアップへと導く「カラーレース」で、着映え力・美人オーラの高まる装いに


■5:【アップグレードアイテム4】風に揺れる軽やかな質感と長め丈が、旬のオーラを生み出す。「エアリーコート」

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1. コート¥72,000(トヨダトレーディング〈アスペジ〉)、ブラウス¥36,000・パンツ¥36,000(ロエフ 六本木店)、眼鏡¥38,000(ケリング アイウエア〈バレンシアガ〉)、バッグ¥173,000(八木通商ZANCHETTI〈ザンケッティ〉)、靴¥79,000 (ジャンヴィト ロッシ ジャパン)
2.「アッシュ」のコート¥122,000・「ミラ・ショーン」のパンツ¥109,000(コロネット)、ニット¥54,000(ドゥロワー 六本木店〈ドゥロワー〉)、ピアス¥98,000・ペンダント¥92,000(ホアキン・ベラオ)、バッグ¥117,000 (セラピアン 阪急うめだ本店)、靴¥20,000(シードコーポレーション〈ヴェジャ〉)

1.光沢のあるパウダーベージュのコートは、ワントーンの着こなしで洗練度を高めて。テーラード襟のコートは、落ち感のあるとろみ素材に加えて、サイドのスリットが軽快なムードを演出。

2.ノーカラーのデザインやラグランスリーブが、こなれた印象をもたらす。トレンチにも似たハンサムな空気感をもちつつも、ガウンのようにはおれる軽やかさが新鮮。

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コート¥99,000/3月上旬発売予定・ニット¥23,000・パンツ¥33,000(ebure GINZA SIX店)、時計¥2,470,000・バングル[左手・手首側から]¥538,000・¥572,000・[右手・手首側から]¥538,000・¥538,000・¥1,070,000・¥1,070,000(ショーメ)、バッグ¥122,000(JIMMY CHOO)、靴¥24,000(ドゥロワー 六本木店〈ノヴェスタ フォー ドゥロワー〉)

細番手のコットンシルクで仕上げた繊細な一着は、ドロップショルダー&ボリュームスリーブに旬が凝縮。ワントーンの装いこそ、クロスボディバッグやスニーカーで軽快に。

詳細記事:春風に揺れる「エアリーコート」で、着こなしに透明感を宿して

※掲載した商品は、すべて税抜です。

PHOTO :
伊藤彰紀(aosora)
STYLIST :
押田比呂美
HAIR MAKE :
hiro TSUKUI(Perle/ヘア)、AKIKO SAKAMOTO(SIGNO/メイク)
MODEL :
立野リカ(Precious専属)
EDIT&WRITING :
竹市莉子(HATSU)、喜多容子(Precious)