毎年、春のおしゃれを楽しむ上でマストな存在なのが、ストライプのシャツです。
鉄板ともいえる淡いブルーを選べば、クリーンでキリリとした知的さも抜群です。
スタイリッシュなコーデをマスターして、ぜひ取り入れましょう。

■1:アン・カトリン・ゲッツェは…バンドカラー×細パンツでつくる安心感あるスマートカジュアル

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ヘアはまとめ髪にすると、シャープな印象が高まって切れよくまとまります。

ドイツ出身のモデル、アン・カトリン・ゲッツェは、ブルーのバンドカラーのシャツを愛用していました。
細めのボウがあしらわれていて、ヒップ下までカバーできるロング丈なので、細身のパンツとの合わせが相性抜群です。
シャツの長さとともに、ストライプのラインが縦のラインを強調し、細見えにつながっています。
ブルー地のストライプがもつクリーンなイメージと、バンドカラーのデザインのキリッと感によって、理想とする知的さを印象づけられます。
シャツ以外のアイテムを黒でまとめているので、上半身が際立って着映え効果にも。
まだ肌寒い日には、こんな着こなしにアウターを羽織れば今から活躍間違いなしです。

■2:ニーナ・スウェスは…フェミニンな白スカートの力を借りて爽やかさを強調し軽やかに

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ブレスレットやネックレスのレイヤードで煌めきをプラスすると、こなれたおしゃれっぽさが加わります。

ストライプシャツのボトムに白スカートをコーディネートした姿がロンドンでキャッチされたスタイリストのニーナ・スウェス。
ベーシックなストライプシャツに、アシンメトリーなデザインが特徴の白スカートをコーディネート。
ストライプシャツは大抵の場合、デニムや白パンツを合わせてスポーティーに着こなしますが、こんな軽やかなスカートで女性らしく仕上げると新鮮です。
白スカートでもシャツカラーのおかげで、甘く見えずスマートさ十分。
シャツは黒ポンポンのテープが裾にぐるりと施され、アウトにしたとき存在感をアピールしています。
これにマッチする黒小物使いで、メリハリを効かせて大正解。

■3:ヘーゲ・オーレリー・バデンディックは…×艶黒アイテムだと辛口のモードさが引き出されて新鮮

フィット感のあるソックスブーツなら軽快な雰囲気に。春まで履いても重たさがなく活躍します。

スウェーデンのスタイリスト、ヘーゲ・オーレリー・バデンディックは、ストライプシャツを黒のレザー調スカートに合わせて颯爽と。
スカートの艶がブルーのストライプシャツを切れよくシャープにアップグレードさせています。
もちろん爽やかさはキープできているので、モードニュアンスが加わっても、好印象はそのままに。
まさに大人が目ざす辛口エレガンスといえます。
着こなし自体がシンプルアイテム同士の合わせだから、個性のある主役級バッグによって、コーデを立体的に見せる役目を発揮させていました。
足元もパンプスでなく、ポインテッドトウのショートブーツというのもモードさの決め手になっています。


ストライプシャツを知的でキリリと着こなした3人にスポットを当てました。
ベーシックなアイテムをボトムとの合わせや、配色によって新鮮に仕上げるヒントが詰まっていました。
爽やかで好印象をもたらすスタイリングを楽しんでみてください。

この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
佐野有紀