デュアルモノーラル構成のステレオパワーアンプ『AP-701』と、新開発のオリジナル・ディスクリートDACを搭載したUSB DAC/ネットワークプレーヤー『UD-701N』。ハイレゾ音源からサブスクミュージック、さらにヘッドホンリスニングまで、劇的な音楽体験を実現してくれる。

最新の多様化する音源を極上のサウンドで表現する

デュアルモノーラル構成のパワーアンプ『UD-701N』

『AP-701』●サイズ:W444×H111.3×D348.2mm (突起部を含む)●質量:9.9kg ¥327,800
『AP-701』●サイズ:W444×H111.3×D348.2mm(突起部を含む)●質量:9.9kg ¥327,800

「パワーアンプに求められるすべての要素をハイレベルに昇華させた」という、ティアックの『AP-701』。左右が独立した2基の大容量トロイダルコア電源トランスや、ディスクリートバッファーアンプ、2基のパワーモジュールと、左右の音を完全に分離するデュアルモノーラル構成の回路を搭載。パワーアンプモジュールには、オーディオファンに信頼の厚い高能率・高音質を両立したHypex社 Ncoreを用いる。

各チャンネルをモノーラルにすることで、左右の信号の相互干渉を防ぎ、高度なチャンネルセパレーションを実現。音場感、立体感といった深い音楽表現を堪能できる。

完全デュアルモノーラル設計。パワーアンプモジュールの 実用最大出力は260W+260W / 170W+170Wの高出力。
完全デュアルモノーラル設計。パワーアンプモジュールの実用最大出力は260W+260W / 170W+170Wの高出力。

置き場所を選ばない薄型ボディは振動を制御する柔構造で、3mm厚の重量板金に、フロント、サイド、リアパネルを固定。接合にはサスペンション機能を備えたジョイントを併用することにより、全体の振動周期をコントロールし、ダイナミックかつピュアな音場を再現する。

空気の流れを計算した基板配置と吸排気口の絶妙なレイアウト により高出力パワーアンプにしてファンレスを実現。
空気の流れを計算した基板配置と吸排気口の絶妙なレイアウトにより高出力パワーアンプにしてファンレスを実現。

振動の起きやすいオーディオ用のトランスには底板から浮かせたフローティング構造を採用。設置容易な3点支持のピンポイントフットで、音質に影響のある振動を徹底してコントロールする。

さらに、効率的なベンチレーションシステムが、内部の熱を確実に排除し、高出力パワーアンプにして静寂性を追求したファンレスを実現。すべての設計思想がスピーカーの特性を最大まで引き出してくれる。

TEAC ΔΣディスクリートDACを搭載した『UD-701N』

『UD-701N』●サイズ:W444×H111×D334mm(突起部を含む)●質量:11.8kg ¥382,800

『AP-701』と同じReferenceシリーズの『UD-701N』は、TEACのフラッグシップとなるUSB DAC/ネットワークプレーヤーだ。USB DAC機能を核に、ネットワークプレーヤー、アナログプリアンプ、ヘッドホンアンプなど、様々な機能をハイレベルで融合する。

USB DAC、ネットワークプレーヤーとしてはDSD22.5MHz、PCM 384kHz/32bitの再生が可能。すべてのデジタル信号は、新開発のTEAC ΔΣディスクリートDACにより高音質でアナログ信号へと変換される。

ハイレゾ相当(96kHz/24bit)の音質で音源を通信できるLDACをはじめ、aptX™ HDなど高音質コーデックに対応したBluetooth®レシーバーを搭載。Spotify Connectをはじめ、ロスレスのCDクオリティ (44.1kHz/16bit)で聴くことが可能な定額制音楽配信サービスTIDALやQobuzにも対応する。

PC/Macを中心としたシステムから、NASを使ったオーディオサーバーシステムや、ストリーミング再生まで、あらゆるデジタル再生で活躍するだけでなく、アナログ/デジタル入力を装備したことでプリアンプとしてシステムの中枢を担うことも可能だ。

パワーアンプと組み合わせたスピーカーリスニングにとどまらず4pin XLR端子によるヘッドホンのバランス出力にも対応し、新しいリスニングスタイルのオールラウンダーとなる。

問い合わせ先

ティアック AVお客様相談室

TEL:042-356-9235

この記事の執筆者
主にモノ雑誌を中心に’80年代から活動するライター。トレンド製品や斬新な着想から生まれたガジェット全般の執筆に取り組む一方で、腕時計やバッグ、シューズといった、男の逸品をテーマにした記事も手がけている。