雑誌『Precious』5月号では特集「時を超えて受け継がれる、エルメスのアイコンモチーフ物語」を展開しています。その特集では極上の素材と技、創造性豊かなデザインが生み出す最旬エルメスの、愛すべきモチーフに注目しました。本記事はその特集の中からバッグ『ケリー』、『バーキン』をご紹介します。

『ケリー』と『バーキン』

グレース・ケリーのお気に入りとして広く世界に知られたバッグ『ケリー』とは、実は1930年代、鞍用バッグを原型にしてつくられた『サック・ア・クロア』。このバッグの気品を印象づけるクラスプは、エルメスのルーツを物語り、誕生以来愛され続けているものでした。

やがてエルメスのノーブルな美しさを象徴するモチーフとなり、『バーキン』などにも受け継がれていきます。今季も注目のサボに用いられるなど、目が離せません。

バッグ_1,靴_1,ブレスレット_1,レザー_1
バッグ『バーキン』[縦28×横35×マチ19㎝]¥1,309,000・1999年に発表されたバッグがミニチュアに。笑顔を誘う小さなアイテムに、メゾンの技が凝縮。チャーム『ケリードール』[縦5.5×横6.6×マチ2.7㎝]¥488,400・話題沸騰中!サボ『カルロッタ』[ヒール4㎝]¥178,200・1㎝幅で軽快。ブレスレット『ミニ・ケリー』各¥64,900(エルメスジャポン)

エルメスを代表するソフトで洗練されたレザー「ヴォー・スウィフト」×2色の糸を平織にした美しく丈夫なコットン生地「ツイルH」のコンビ。両サイドのフリンジが軽やかさを添える。

※掲載した商品は全て税込みです。

問い合わせ先

エルメスジャポン

TEL:03-3569-3300

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Precious.jp編集部 
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『Precious5月号』小学館、2021年
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PHOTO :
小池紀行(パイルドライバー/静物)
STYLIST :
青木貴子(whitebox)
EDIT&WRITING :
川村有布子、遠藤智子(Precious)