「栄螺」ってなんと読む?「えいむしるい」?いえいえ・・・磯の良い香りです!

明日・4月23日は『シジミの日』 です。

「し(4)じ(2)み(3)」の語呂合わせですね。お味噌汁の具としてもお馴染み、小さな二枚貝ですが、栄養価も豊富で、水質浄化にも役立つ、と言われています。

この「しじみ」の漢字表記は「蜆」です。「貝」偏ではなく、「虫」偏なのですね。

「貝」偏の漢字には、昔、貝がお金の代わりに使用されていた歴史が影響し、「財」「購」など、経済に関連するものが多いですよね?

対して「虫」偏の漢字は、昔は生物を今ほど厳密に分類していなかった、という歴史が影響し、明らかに「鳥」「魚」「獣」であることが分かりやすくない生物にあてられることが多いようです。

…という前提をふまえ、本日は「虫」偏の漢字の入った難読クイズに挑戦していただきます!

【問題1】「栄螺」ってなんと読む?

「栄螺」の読み方をお答えください。

ヒント:「こぶし状で大きなとげをもつ、食用にもなる巻貝」の名称です。

<使用例>

「鎌倉散策中に頂いた栄螺のつぼ焼き、本当に美味しかったわ!」

 「○○○」と読み仮名3文字です。
「○○○」と読み仮名3文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 栄螺(さざえ) です。

古くは「栄螺(さざい)」とも読まれました。
古くは「栄螺(さざい)」とも読まれました。

「虫」偏の漢字には「蛤(はまぐり)」など、貝類が多い印象ですね。

しかし、「蚯蚓(みみず)「蛞蝓(なめくじ)」のような軟体動物や、

「蝙蝠(こうもり)」のような哺乳類にも「虫」偏の表記が使用されています。

というところで、2問目はぐっと難易度の高い問題です。これが読めたらクイズ王!?

【問題2】「蝟」ってなんと読む?

「蝟」の、1文字で単語として成立する読み方をお答えください。

ヒント:全身に針のような毛を持つ小動物で、最近、ペットとしても人気です。

<使用例>

「最近、動物の動画を見るのが趣味で、特に蝟がとてもかわいくて、飼いたくなってきちゃったわ!」

「○○○○○」と読み仮名5文字です。
「○○○○○」と読み仮名5文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 蝟(はりねずみ) です。

「針鼠」とも表記します。

「虫」に「胃」と書いて「蝟(はりねずみ)」とは意外ですね!

本日は、4月23日『シジミの日』にちなんだ漢字のトリビアと、「虫」偏の漢字に関する難読クイズで

・栄螺(さざえ)

・蝟(はりねずみ)

などの読み方をおさらいいたしました。

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Precious.jp編集部 
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参考資料:公益財団法人日本漢字能力検定協会ホームページ/一般社団法人日本記念日協会ホームページ
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ILLUSTRATION :
小出 真朱