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「ビューティーコネクション銀座」2階にある、予約制のフルーツフルコース専門店「フルーツサロン」

東京・銀座にある美の複合施設「ビューティーコネクション銀座(Beauty Connection Ginza)」の2階にあるのは、栄養豊富な旬のフルーツをフルコースで味わえると話題の、予約制フルーツフルコース専門店「フルーツサロン(Fruits Salon)」。

2021年4月28日(水)~6月14日(月)の期間は、旬の柑橘を使った贅沢なコースが登場しています。

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「柑橘のフルコース」¥4,400(税込)

レシピは、代々木上原の人気パティスリー「パティスリー ビヤンネートル(BIEN-ÊTRE PÂTISSERIE)」のオーナーパティシエを務める馬場麻衣子氏が監修。

「日本の柑橘を主役に据えて、コース提供期間の4月・5月・6月のイメージを香りや味を重ねながら3皿それぞれに表現しました。日本人になじみ深い柑橘ですが、その味わいの中に新たな可能性を発見しながらコースをお楽しみいただきたいです」と馬場氏は話しています。

この新コースを、ひと足先に試食会でいただいてきましたので、実食レポートで魅力を存分にご紹介いたします。

初夏限定「柑橘のフルコース」を全品実食レポート

■1:スタートはこだわりの「ドライフルーツ・ミニャルディーズ」

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ドライフルーツ2種とミニャルディーズ1種がのったガラスプレート

ドライフルーツはいちじくとデーツ、「小さなお菓子」という意味のミニャルディーズは、フルーツピューレをゼリー状に固めた「パート ド フリュイ」です。

いちじくとデーツのドライフルーツは、ギュッと凝縮された素材の旨みを噛むごとに味わうことができ、「パート ド フリュイ」はキラキラしたひと粒に詰め込まれたフルーツのおいしさを堪能できます。

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ドリンクのタイミングは選べる

ドリンクは、丸山珈琲のオリジナルブレンドコーヒー、紅茶、ほうじ茶、ハーブティー、フルーツティーの中から好きなものを選ぶことができます。

シェフのおすすめは、柑橘のパフェと相性がよいアールグレイ。試食会当日は、汗ばむ陽気だったため、アールグレイをアイスティーでいただきました。ベルガモットで柑橘系の香りがつけられたアールグレイは、「さすが柑橘系同士!」と思うほど今回のメニューにぴったりです。

■2:雨が降る様子をイメージした、柑橘の「テリーヌ」

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1st Plate「テリーヌ」

初めのお皿は、和製グレープフルーツ「河内晩柑」と春のみかん「カラマンダリン」をライチのジュレと合わせたテリーヌです。

雨が降る様子をイメージして作られたというテリーヌは、あえて濁らせたジュレの上に草木をイメージしたブロッコリースプラウトと、エディブルフラワーが飾られています。

その周りには、河内晩柑のキャラメリゼ、お酒のジンを使用したココナッツとラベンダーのジュレ、生クリーム、カラマンダリンの皮のコンポートがのったヨーグルトジェラートが添えられています。

溶けないうちにまずジェラートをいただくと、口に入れた瞬間クリーミーなジェラートがふわっと溶け、ヨーグルトとカラマンダリンの爽やかさが、ダブルで口いっぱいに広がります。

次にテリーヌをいただきます。和製グレープフルーツと言われる「河内晩柑」が入っているため、グレープフルーツ味と説明するのが一番近いような気がしますが、グレープフルーツほど苦みや酸味は強くありません。

カラマンダリンやライチと合わさり、さっぱりしていながら奥深い味わいです。

■3:黒糖とビネガーがほんのり香る!「タルトシトロン」

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2nd Plate「タルトシトロン」

ふた皿目はグラスデザートの「ヴェリーヌ」仕立てで、軽やかな「タルトシトロン」。フランス語でレモンのことをシトロンと言うため、タルトシトロンはレモンタルトのことをいいます。

ココットの中には、下からバナナとブルーベリー、夏みかんと河内晩柑のマリネ、「しまなみレモン」を使ったレモンクリーム、イタリアンメレンゲ、黒糖とラムのグラニテ、そしてトップにはタルト生地をイメージしたシガレットという薄焼きクッキーがたっぷり乗っています。

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滑らかなクリームにパリパリのシガレットが合わさった食感もよい

少しずつ崩しながら、全体を混ぜるようにいただきます。クリームは甘さ控えめですが、中のマリネに使われた柑橘類とビネガーの酸味から甘さが引き立ちます。アクセントのビネガーが、はじめ少し不思議な味のように感じましたが、食べ進めるうちにすっかりはまってしまいました。

たっぷりのシガレットは、そのままいただいてもおいしいですよ。

■4:味や食感の変化を最後まで楽しめる、華やかな「パフェ」

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3rd Plate「パフェ」

最後は、夏みかんソルベとジャスミンミルクジェラートに、セージのグラニテやフロマージュクリームを合わせたパフェです。

盛夏一歩手前の房州をイメージしたというパフェは、下から順に白ワインのジュレ、夏みかんとグレープフルーツのコンポート、レアチーズ、ジャスミンのジェラート、夏みかんのソルベが重なり、間にセージとジャスミンのグラニテ、キャラメルソースやヨーグルト、メレンゲが挟まっています。

そして夏みかんとホワイトチョコレート、セージがトップ部分を華やかに彩ります。

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混ぜやすくするために、あえて作ったグラス内の余白

フルーツサロン自慢の「パフェ」は、グラスの中にあえて作った余白によって、素材が混ざり合い、最後まで味と食感の変化を楽しむことができるのが特徴。スイーツそれぞれの味と、食べ進んだときに混ざり合って生まれる絶妙なおいしさを感じていると、あっという間に完食してしまいました。

多様な調理法と素材のペアリングから、「こんな香りや味わいがあったのか」と柑橘の新たな魅力を発見できるフルコースとなっています。


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感染対策も万全の「フルーツサロン」内観

柑橘の新たな魅力を発見できそうな、ビューティーコネクション銀座のスイーツフルコース。完全予約制の密にならないフルーツサロンで、見て・食べて・五感を満たす贅沢なフルコースをゆっくり味わってみてはいかがでしょうか。

※新型コロナウイルスによる緊急事態宣言下では一部情報が変更となる可能性があります。公式HPなどでご確認ください。
※現在、アルコールのペアリング提供は中止となっています。
※入店時には検温と手指の消毒をお願いしています。
※全スタッフの手洗い、うがい、手指消毒、サロン内のマスク着用を義務づけています。
※対面で座ることがないよう、他のグループとの間隔を2メートル以上とるようなレイアウトになっています。また、事前予約の店につき通常時より予約を制限してソーシャルディスタンスを徹底しています。
※店舗ではスタッフがマスクやフェイスガードを適切に着用し、頻繁かつ適切な手洗いを徹底しています。
※厨房の調理設備・器具を台所洗剤で清拭し、作業前後の手洗いなど、従来から取り組んでいる一般的な衛生管理を徹底しています。

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この記事の執筆者
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WRITING :
篠原亜由美
EDIT :
小林麻美