とにかくこれを着ないと夏が始まらない!そう思わせてくれるのがボーダー柄だ、定番アイテムであるからこそ使い回しも容易で、これからの時期は本当に重宝する優秀なアイテムである。今年は例年と比較するとボーダー柄のバリエーションが実に豊富であるように感じる。本稿ではボーダー柄のアイテムをいくつか紹介するので購入の参考にしていただきたい。

コーディネートしやすいのも魅力!ボーダー柄こそ夏の強い味方!

ボーダーといえばこれ!時代に流されない永久定番

バスクシャツ¥11,880(セント ジェームス代官山店)
バスクシャツ¥11,880(セント ジェームス代官山店)

夏の定番アイテムとして不動の人気を誇るセント ジェームス。その代名詞といえばこの「ウェッソン」だ。ノルマンディー地方の漁師や船乗りが着ていた長袖のシャツを原型とし、特徴的なボートネックや目の詰まった丈夫なコットン素材が夏の到来を感じさせるアイテムだ。定番カラーも捨てがたいが、せっかく買うなら今年のシーズナルカラーであるオリーブ×ホワイトを。

セント ジェームス代官山店

これひとつでフレンチスタイルが手に入る!

カーディガン¥38,500(マッキントッシュ青山店)
カーディガン¥38,500(マッキントッシュ青山店)

ピッチ幅の細いボーダーをあしらったモノトーンのコットン製カーディガンは、ハリ感のある生地と光沢感が落ち着いた印象の中にも品の良さを与えてくれる一着。無地であしらったパイピングやメタルボタンなどのディテールもその上品さを加速させる。デニムと白Tシャツにさらりと羽織れば、それだけで洒落感のあるコーディネートを作ってくれる万能アイテムだ。

マッキントッシュ青山店

カジュアルなボーダー柄に気品を

カットソー¥11,550(サンスペル 表参道店)
カットソー¥11,550(サンスペル 表参道店)

サンスペルを代表するコットンジャージー素材であるQ82を使用したボーダーカットソー。最高級の超長綿から織られるしなやかな肌触りやシルクのように美しい光沢が、カジュアルアイテムながら圧倒的な高級感を演出してくれる。定番のホワイト×ブルーのクラシカルな配色も、どこかモダンに感じさせる美しさはこのブランドならではである。

サンスペル 表参道店

和を感じるボーダーの配色が秀逸!

ポロシャツ¥17,600(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店〈カモシタ ユナイテッドアローズ〉)
ポロシャツ¥17,600(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店〈カモシタ ユナイテッドアローズ〉)

コットンリネンをパイル編みで柔らかい風合いに仕立てたオープンカラーの半袖シャツは、氏ならではのジャパニーズ・クラシックを表現したレトロな配色のマルチボーダー柄が際立った一着。ややゆとりのあるフィット感でリラックスムードを漂わせながらも清潔感溢れるスタイルは、リゾートに行かずともその空気感を纏わせる。

ユナイテッドアローズ 六本ヒルズ店

英国老舗ブランドが打ち出す、現代的ボーダーニット

ニット¥29,700(リーミルズ エージェンシー〈ジョン スメドレー〉)
ニット¥29,700(リーミルズ エージェンシー〈ジョン スメドレー〉)

従来のシルエットを基礎に、より現代的なシーンに寄り添うように再構築された「セーターシリーズ」のボーダー柄クルーネックニットは、同ブランドが最も得意とする30ゲージのコットンを使用したリラックス感のあるサイジングが特徴的。素材はもちろんシーアイランドコットンだから、素肌で着ても上質な肌触りが楽しめる一着だ。

リーミルズ エージェンシー

ボーダーで着こなすフレンチミリタリー!

ジャケット¥59,400(エスディーアイ〈イーストハーバーサープラス〉)、カットソー¥11,880(セント ジェームス代官山店)、パンツ¥28,600(バインド ピーアール〈ジェルマーノ〉)、スニーカー¥19,800(シードコーポレーション〈ヴェジャ〉)

王道柄ゆえにマリンルックに落ち着いてしまい、マンネリ化しやすいボーダー。そこで、コーディネートに取り入れたいのがミリタリーアウターだ。一見相反するアイテムだが、無骨で男臭いシルエットを爽やかなボーダーが小慣れた雰囲気に変えてくれる。さらに白パンで上品さを、スニーカーで軽快さを加えれば気分はまるでパリジャンに。

夏の風物詩ともいえるボーダー柄のアイテムは、コーディネートを少し工夫するだけで大人らしく上品にまとまる。カジュアルスタイルやマリンスタイルなどで大活躍するボーダー柄で夏ファッションを楽しんでいただきたい。

※価格はすべて税込です。

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PHOTO :
島本一男(BAARL)
STYLIST :
河又雅俊
EDIT&WRITING :
河又雅俊