ヴァシュロン・コンスタンタンが厳選したヴィンテージ・ウォッチを販売するイベント「レ・コレクショナー」は、マニュファクチュールが有する大量の資料や人材を活用してヴァシュロン・コンスタンタンの歴史的な時計を収集して修復を施し、 世界中のヴァシュロン・コンスタンタンのブティックで特別イベントとして販売するというアプローチから成り立っている。

懐中時計や腕時計を問わず、ヴィンテージ・ウォッチの収集に取り組むのは、ヴァシュロン・コンスタンタンのヘリテージ・チーム。活動の目的は、ブランドが長年にわたり世に送り出した代表的な時計の一覧を作成することにあり、オークションルームや個人とのコンタクトなど、あらゆるルートを活用し収集される。

ヴァシュロン・コンスタンタンの貴重なヴィンテージ・ウォッチ

ヴァシュロン・コンスタンタン 30分積算計付き腕時計クロノグラフ(Ref.10428)、1943年製造/2トーンのシルバー仕上げダイヤル。3時位置に30分積算計、9時位置にスモールセコンド、外周にパルスメーター・スケール、ステンレススティール製。

懐中時計は主に1910年から1930年、腕時計は1970年以前で、とりわけ注目したいのは1940年から1960年頃のモデル。

これらは2段階のステップをふんでコレクションに加わることになる。

まずはじめは、歴史的な検証だ。自社のアーカイブにはおよそ1世紀半に及ぶケース番号とムーブメント番号をリストアップした記録があり、これと照合して時計の真正を確かめる。

次に、技術的な調査だ。単純なクリーニングから修復まで、どの程度まで時計に手を加える必要があるかを見極めるために行うが、あくまでも基本方針は、できる限り時計をオリジナルの状態に保つこと。必要に応じて、古い時代の部品を使って動く状態に修復する。それらを可能とさせるのが、260年という長い年月をかけて培われてきた技術の継承や、膨大なアーカイブ、補修部品だ。

ときには昔ながらの方法を用い自社の中で同じ形の部品を作ることもあり、これらの過程を経た時計は、真正を証明する鑑定書と、ヴァシュロン・コンスタンタンの通常コレクションの全モデルに発行されるものと同じ、2年間の保証書が付けられる。

ヴァシュロン・コンスタンタン 18Kイエローゴールド製腕時計 (Ref.10102)1942年製造/垂直のサテン模様シルバー仕上げダイヤル。ゴールドによるローマ数字5個とインデックス、外周にブラックエナメルによる「レイルウェイ」ミニッツトラック、6時位置にスモールセコンド。
ヴァシュロン・コンスタンタン 18Kイエローゴールド製腕時計 (Ref.10102)1942年製造/垂直のサテン模様シルバー仕上げダイヤル。ゴールドによるローマ数字5個とインデックス、外周にブラックエナメルによる「レイルウェイ」ミニッツトラック、6時位置にスモールセコンド。

ヴァシュロン・コンスタンタンにとって、ヴィンテージは特別な存在であり、260年以上の歴史が蓄積された技術やアーカイブによって、新しい息吹をもたらされた貴重な時計たちは、時計製造の技術の高さを証明してくれることだろう。

長い時を重ねた風格をまといながら第2の時を刻むユニークピースを、新しい相棒として迎え入れてはどうだろうか。

問い合わせ先

※新型コロナウイルスによる緊急事態宣言下では、一部情報が変更となる可能性があります。詳細は各店舗にご確認ください。なお、本展示イベントは、完全予約制となります。来店希望の際は、必ず各店舗にお問い合わせの上、ご予約をお願いいたします。

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