この時期には、着脱可能なジャケットが重宝します。

今季らしいリラックスなムードに寄せるには、ヒップを覆うくらいの程よくルーズなシルエットを選ぶのが鍵。ご紹介するファッショニスタたちも皆、トラッドなジャケットを今っぽく更新していました。

■1:ジュリア・ハッジュは…オールブラックもオーバーサイズジャケット×色落ちデニムで軽やかに

シルエットや素材にこだわった黒なら、初夏でも重苦しく見える心配がありません。
シルエットや素材にこだわった黒なら、初夏でも重苦しく見える心配がありません。

ドイツ出身、現在はパリとロンドンを拠点にフォトグラファーやアート&クリエイティブディレクターとして活動するジュリア・ハッジュ。コペンハーゲン ファッションウィークでは、全身黒ながらも初夏らしい軽快な着こなしを披露しました。

オールブラックでも重たくならないのは、色落ち加工が施されたカジュアルなデニムパンツで重厚感を削ぎ落としているから。そんなデニムパンツに似合うよう、ジャケットも程よくオーバーサイズなものを選びお堅くなるのを回避。さらに、ピュアホワイトの小物をウエスト、手元、足元にバランスよく散らしたことで軽やかな仕上がりを実現しています。

深めのUネックインナー、ジャケットの裾をブラウジング、パンツはクロップド丈を選んだことで、適度な肌見せが叶い涼感がアップ。

■2:スヴァンチェ・ソマーは…エクリュ×ブルーの清々しい配色で涼しげに

爽やかカラーでまとめつつ、膝下をすっきり見せることで初夏らしいムードが漂います。
爽やかカラーでまとめつつ、膝下をすっきり見せることで初夏らしいムードが漂います。

ベルリンにてインフルエンサーとして活躍するスヴァンチェ・ソマーは、色の効果を使って初夏らしい爽やかなコーディネートを見せました。

夏の制服である白Tシャツに、ペールブルーのイージーハーフパンツを合わせリラックス感を演出。くすみカラーと品よく見える素材のおかげでラフになりすぎる心配がありません。そこにエクリュのジャケットとブルーのヒールサンダルを合わせテイストミックスにすれば、今っぽいこなれた装いへとブラッシュアップできます。

穏やかな色合わせなので、引き締め役のバッグはキャメルを選んで優しく引き締めるのがちょうどいいです。ゴールドのネックレスとピアスをあしらい、都会的なエッセンスを加えてフィニッシュ。

■3:ブリタニー・グザビエは…シャープで切れの良い白をベージュで品よく導く

初夏の太陽に反射する華やかオールホワイトを、ベージュジャケットを使って上品に。
初夏の太陽に反射する華やかオールホワイトを、ベージュジャケットを使って上品に。

LA在住の人気インフルエンサー、ブリタニー・グザビエは、シャープで切れの良いホワイトルックを、ベージュジャケットを投入することで品よくまとめることに成功していました。

夏に似合うぱきっとした白Tシャツに、同色のスリットパンツと華奢サンダルを合わせぱっと華やかな装いをメイク。そこに柔らかな表情のベージュジャケットを投入することで白の強さを和らげ、大人の女性に似合う品格を醸しています。

ベージュとグラデーションになるキャメルのツヤバッグは、今年らしい小ぶりのワンハンドルを選んで今っぽさを助長。太さ違いのゴールドチェーンネックレスもベージュとよく馴染んで良バランスです。


本格的な夏の到来前に活用できる、大人ならではのジャケットコーディネートをお届けしました。体温調整も、お洒落にスマートに実行してみてはいかがでしょうか。

この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
WRITING :
阿部芙美香