外出するときや人に会うときだけが、口紅を塗るタイミングではありません。どんなときもどんなシーンでも、リップメイクは自分のために。唇を描く、その心地よい緊張感が顔・感性・魂をオンに切り替えてくれるから。

それが「ラグジュアリーリップ」ならば、ジュエリーを手にしたときと同じような、心震える感動が押し寄せてきます。

『Precious』5月号では、小さなリップの細部にまで詰め込まれた、ブランドの美意識やこだわりの魅力に迫りました。

今回は、リップ業界を牽引する「Dior(ディオール)」のリップをご紹介します。

【ディオール】ファッションのトレンドを大胆かつ聡明に唇に纏う。キーとなるのは「シルバーベルト」

シャツ_1,サングラス_1,ピアス_1,リップ_1
ポロシャツ¥133,000(三喜商事〈アニオナ〉)、サングラス¥77,000(シャネル アイウェア事業部)、ピアス¥36,000(ストラスブルゴ〈マリア ブラック〉)

口紅のヒット作はディオールにあり、といわれるほど圧倒的な存在感を放つブランド。

なかでもパッケージもカラーも一新した『ルージュ ディオール』のラグジュアリー感から目が離せません。1953年に誕生して以来、その時代の最新モードと呼吸する色と質感づくりはより鮮度が高くなり、ハッとするほどの印象美。口角は上がり、唇のフォルムは立体的に整う…。

その美しさはこのパッケージデザインとリンクします。クチュールのCDロゴベルトでウエストをキュッと締めるあの「シルバーベルト」の緊張感がデザインに取り入れられ、サイドとバックにはブランドのアイコンのひとつであるエレガントなカナージュを。トレンドと伝説が響き合う新しいスタイルに──。

全37色が揃うなか、指名買いしたいのはメタリックな光沢を放つ、赤みを含んだヌードベージュ212。抜け感と華やかさが共鳴し、若々しい印象に!

リップ_2
『ルージュ ディオール』212 ¥4,950(パルファン・クリスチャン・ディオール)

50年にわたり研究し続けているフローラルサイエンスから生まれたケア成分を豊富に含み、発色を高めると同時に、唇がしなやかに。新パッケージは、リフィル交換可能なデザインに。リフィルは9月発売予定。

※掲載した商品の価格は、すべて税込みです。

問い合わせ先

PHOTO :
鈴木 宏(人物)、戸田嘉昭・池田 敦(パイルドライバー/静物)
STYLIST :
小林 綾
HAIR MAKE :
尾花ケイコ 
MODEL :
大塚まゆか
EDIT&WRITING :
荒川千佳子、五十嵐享子(Precious)