シャツジャケットを選ぶならやはりイタリアのシャツ専業ブランドをおすすめしたい。なぜなら、シャツ作りで培ってきた美しいシルエットに加えイタリアブランドらしい洒落っ気のある遊び心があり、上品でありながらも大人らしいカジュアルスタイルを演出してくれるからだ。ここでは、そんなシャツを専業とするイタリアブランドのシャツジャケットを紹介する。

夏用アウターにおすすめ!イタリアブランドのシャツジャケット

定番の白シャツをアウター感覚で!

シャツジャケット¥35,200(トレメッツォ〈バグッタ〉)
シャツジャケット¥35,200(トレメッツォ〈バグッタ〉)

カジュアルシャツを作らせたら右に出るものはないバグッタ。そんなバグッタのシャツジャケット「GIANNI(ジャンニ)」は、夏らしい開襟シャツをベースに身体に沿ったシャープなボックスシルエットが特徴的。ウエスト位置に配したポケットでさりげない遊び心をプラスしながらも、生地にはドレスシャツに用いられる肌触りのよいコットンポプリンを採用しているため、カジュアル感の中にも洗練された大人らしさを演出することができる。

トレメッツォ

大人が着るミリタリーは上品に!

ジャケット¥42,900(トヨダトレーディング プレスルーム〈ジャンネット〉)
ジャケット¥42,900(トヨダトレーディング プレスルーム〈ジャンネット〉)

サファリシャツを彷彿とさせるフロントポケットのディテールやオリーブカラーがミリタリーテイスト溢れるジャンネットのシャツジャケット。一見すると野暮ったく見えがちだが、ハリコシのある生地感やさりげない光沢感を持たせることで決して土臭くなりすぎずに上品に仕上げている。第2ボタンと第3ボタンの間にはジャンネットお馴染みの太陽のマークの刺繍が実に憎い。

トヨダトレーディング プレスルーム

涼しげなリネンとブルーが夏ムードを高める

ジャケット¥39,930(シップス 銀座店〈エリッコ フォルミコラ〉)
ジャケット¥39,930(シップス 銀座店〈エリコ フォルミコラ〉)

80年代当時、フランスで流行したドローストリングやギャザーのディテールを取り入れたエリコ フォルミコラのシャツジャケット「ALBERTO(アルベルト)」は、清涼感溢れるフレンチブルーや柔らかいリネンの風合いも相まって品のよいリラックス感が漂う一着。ウエストのドローコードでニュアンスをつけて自分らしい着こなし方を楽しみたい。

シップス 銀座店

シャツジャケットでほどよくリラックス、ほどよく上品に

ジャケット¥39,930(シップス 銀座店〈エリコ フォルミコラ〉)、ニット¥30,800(リーミルズ エージェンシー〈ジョン スメドレー〉)、パンツ¥38,500(バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター〈ベルナルド ジュスティ〉)、靴¥33,000(パラブーツ青山店)

軽快なシャツジャケットは、リラックス感のあるアイテムを合わせて全体に統一感をもたせて着こなしたい。そこで合わせたいのがシアサッカー素材のドローコードパンツとデッキシューズ。ともに季節感のある爽やかさと品のよいリラックス感が、砕けすぎることなく大人のカジュアルスタイルに洗練さを与えてくれる。インに合わせるアイテムはカットソーでも構わないが、ここではニットTシャツを合わせより上品に。

薄くて軽いシャツジャケットが1枚あれば、不快感も少なく羽織れる夏のアウターとして重宝するアイテムとなるだろう。さっと羽織って大人の余裕を感じさせてはどうだろうか。

※価格はすべて税込です。

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PHOTO :
島本一男(BAARL)
STYLIST :
河又雅俊
EDIT&WRITING :
河又雅俊