正面からは、エレガントなフォルムを描く正統派の靴。だが、後ろ姿を見ると、チラリと見える靴底は燃えるような紅色。このギャップにクリスチャン ルブタンを見るものはハッとさせられるわけだが、その仕掛けをリラックスしたメンズシューズで表現すると、まさにこういう形になる。一見、清潔感溢れるシンプルなコートシューズ。

清潔感がにじみ出る、紳士のための上質なホワイトレザー

名品データ ●モデル名:『ルイ ジュニア』 ●サイズ展開:40~44 ●素材:牛革 ●国:フランス  ●備考:メンズラインを展開し始めたのは2009年。そのとき登場したスニーカーが、このモデルの先代にあたるハイカットの仕様。1980年代のテニスシューズにインスパイアされた、大人の男も楽しめるシンプルなデザインである。知的で品のよさが漂うクリーンなスニーカーだ。
名品データ ●モデル名:『ルイ ジュニア』 ●サイズ展開:40~44 ●素材:牛革 ●国:フランス  ●備考:メンズラインを展開し始めたのは2009年。そのとき登場したスニーカーが、このモデルの先代にあたるハイカットの仕様。1980年代のテニスシューズにインスパイアされた、大人の男も楽しめるシンプルなデザインである。知的で品のよさが漂うクリーンなスニーカーだ。

しかし、ソールにはあのレッドソールが。もともとは濃密な色気を漂わせる意匠だが、本作のレッドソールはより潑はつ剌らつとした躍動感を強く印象づける。これもまた、新鮮なギャップを与えてくれる仕掛けだ。スニーカーには珍しいスクエアトウを採用するなど、ソール以外のデザインもさりげなく凝っている。

こちらにも注目を!

ランニングタイプのモデル『ヴィダヴィヴァ』。白のシボ革を素材に、ほのかなスクエアトウを描く。コットンのショーツに合わせたいデザインだ。

アノニマスなようでいて、その実確固たる個性を宿したスニーカーだ。

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MEN'S Precious編集部 
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MEN'S Precious2021年春号より
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PHOTO :
戸田嘉昭・小池紀行(パイルドライバー/静物)
STYLIST :
石川英治(tablerockstudio)
EDIT&WRITING :
矢部克已(UFFIZI MEDIA)