【目次】

大人が夏に着たいシャツワンピコーデのポイント


肌を露出しすぎずとも風通しがよく、涼やかな着心地のシャツワンピースは、夏に最適なアイテム。それだけで品が漂い、知的かつ女性らしい着こなしが叶うのもうれしいところです。ポイントは、旬な長め丈のものを選ぶこと。リラックス感のあるロング&リーンなシルエットなら、今どきバランスが完成します。

スペイン・レティシア王妃がお手本!

着るだけで爽やかなムードを醸してくれるホワイトのサマーワンピース。世界一の美女といわれるQueen Letizia(レティシア王妃)も、真夏に愛用されているアイテムのひとつです。レースやフリルのデザインでも甘くなりすぎずエレガントに仕上がる着こなしはさすが。この夏のスタイリングをアップデートするヒントをレティシア王妃の着こなしから探っていきましょう。

お仕事にも!「襟&袖ありデザイン」できちんと感をキープ

カゴバッグとエスパドリーユのウェッジソールを合わせて夏ムードに。
カゴバッグとエスパドリーユのウェッジソールを合わせて夏ムードに。

カットワークレース素材で仕立てられたホワイトのサマーワンピースは、真夏の定番! リゾートムードを牽引しがちではありますが、襟や袖のあるデザインを選ぶことで、キチンと感がうまれます。

さりげなくボディーラインを整えてくれるウエストがシェイブされたデザインも、子供っぽくならないポイント。カジュアルになりすぎたくない日に選びたいワンピースデザインですね。

エレガンスが光る!スペイン・レティシア王妃がお手本、上品で爽やかなホワイトのサマーワンピース コーデ3選

夏に着たいリネンシャツワンピースには、辛口なジュエリーがよく似合う

リング右手の人差し指/『ヴィクトリア』・薬指『イコニカ』・左手の・ブレスレット(ポメラートブティック 銀座店)、ワンピース(三喜商事〈マレーラ〉)、サングラス(モスコット トウキョウ)、バッグ(トッズ・ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious6月号』小学館、2021年
リング右手の人差し指/『ヴィクトリア』・薬指『イコニカ』・左手の・ブレスレット(ポメラートブティック 銀座店)、ワンピース(三喜商事〈マレーラ〉)、サングラス(モスコット トウキョウ)、バッグ(トッズ・ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious6月号』小学館、2021年

夏らしいサファリ風のリネンシャツワンピースには、辛口なジュエリーを添え、程よい緊張感を演出したい。人差し指に添えた、大ぶりなジェットのリングが視線を釘づけに。

今季は、ほっそり辛口の新顔ワンピースも新鮮でおすすめ!

ワンピース(アクリスジャパン〈アクリス〉)、ピアス・リング(メシカブティック 日本橋三越本店 本館6 階〈メシカ〉)、バッグ(マルベリージャパン〈マルベリー〉)、靴( ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/生田昌士 BY:『Precious5月号』小学館、2021年
ワンピース(アクリスジャパン〈アクリス〉)、ピアス・リング(メシカブティック 日本橋三越本店 本館6 階〈メシカ〉)、バッグ(マルベリージャパン〈マルベリー〉)、靴( ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/生田昌士 BY:『Precious5月号』小学館、2021年

今季は、ワンピースでおなじみのフィット・フレアとは一味違う、ほっそり「たて長」の新シルエットが、目立ち始めています。今どきの緩やかな身幅ながら、丈は長く、襟元も端正で、印象はすっきり辛口。その1着でモードな美しさと凛とした華やぎをかなえ、デイリースタイルに新風を吹き込みます。ワンピースのシルエットをそのまま生かして、涼やかな初夏モードに。

メインとして着る、夏のシャツワンピースおすすめコーデ


シャツワンピースをメインに着こなした夏コーデをご紹介します。長丈のワンピースはそれだけで着映えするドラマティックなアイテム。自分の中の女らしさを呼び覚まし、自信を与えてくれるような主役級シャツワンピコーデをピックアップしました。

大人の色香が漂う、シックな幾何学柄のシャツワンピースコーデ

ワンピース(三喜商事〈マレーラ〉)、バッグ(三喜商事〈アフラ〉)、イヤリング(TASAKI)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/生田昌士 BY:『Precious5月号』小学館、2021年
ワンピース(三喜商事〈マレーラ〉)、バッグ(三喜商事〈アフラ〉)、イヤリング(TASAKI)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/生田昌士 BY:『Precious5月号』小学館、2021年

オーガンジーに幾何学模様をプリントしたシャツドレス。バンドカラーであえて首まで覆い、透けるのはふんわりとした優雅な袖だけ。その控えめな肌の露出によって、かえって大人の色香が立ち上るよう。シックな色調も洗練されて。

比翼仕立てのシャツワンピース×ベージュのパンツでこなれた着こなしに

ワンピース/共布ベルト付き・パンツ(コロネット〈ニナ リッチ〉)、ピアス・バングル(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、サンダル(トッズ・ジャパン) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious8月号』小学館、2019年
ワンピース/共布ベルト付き・パンツ(コロネット〈ニナ リッチ〉)、ピアス・バングル(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、サンダル(トッズ・ジャパン) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious8月号』小学館、2019年

選んだのは比翼仕立てのシャツワンピース。ベージュのパンツと合わせて、ヨーロッパマダムのようなこなれた着こなしを目指したい。イエローゴールドのバーピアスを耳元に添えて、顔周りを明るく。

白地のキレイ色ストライプのシルクシャツワンピースはベルトとバッグで引き締めて

ワンピース(エミリオ・プッチ ジャパン)、ベルト(アマン〈アトリエ アンボワーズ〉)、ピアス・リング(イレアナ・マクリ伊勢丹新宿店)、バングル(ウノアエレ ジャパン〈ワンエーアールバイウノアエレ〉)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious5月号』小学館、2020年
ワンピース(エミリオ・プッチ ジャパン)、ベルト(アマン〈アトリエ アンボワーズ〉)、ピアス・リング(イレアナ・マクリ伊勢丹新宿店)、バングル(ウノアエレ ジャパン〈ワンエーアールバイウノアエレ〉)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious5月号』小学館、2020年

多色使いの美柄ストライプのシルクシャツワンピースを、柄とリンクするキャメルのベルトとバッグで引き締めて。たおやかなきちんと感が信頼感を呼び込む決め手。シルクの比翼仕立てシャツワンピースは、きれい色×アート柄の縦ラインが、知的な華やぎを醸し出します。

バンドカラーのシャツワンピースは端正な面持ちが魅力。深みのあるアースカラーがこなれ感をプラス

ワンピース・ピアス・ベルト・バッグ・靴( フェラガモ・ジャパン〈サルヴァトーレ フェラガモ〉) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious7月号』小学館、2020年
ワンピース・ピアス・ベルト・バッグ・靴( フェラガモ・ジャパン〈サルヴァトーレ フェラガモ〉) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious7月号』小学館、2020年

ストレッチのきいたコットン素材を用いた、バンドカラーのシャツワンピースは端正な面持ちが魅力。比翼仕立てのシンプルなデザインだからこそ、色で変化を楽しみたいもの。今季注目された深みのあるアースカラーが、こなれ感をもたらします。ゴールドの「ガンチーニ」バックルを施したベルトで、品格のある着こなしを目指して。アースカラーでまとめた着こなしは、くすんだ印象にならないよう、オレンジ色のシルクツイルを巻き付けたフープピアスで顔周りを明るく。

爽やかな印象を与えるブルーのシャツワンピースにはワンハンドルバッグできちんと感をオン

ワンピース(ブラミンク〈ブラミンク〉)、ピアス・ネックレス・ブレスレット・リング(TASAK〈I M/G TASAKI〉)、バッグ(トリー バーチ ジャパン〈トリー バーチ〉)、靴(クリスチャン ルブタン ジャパン〈クリスチャン ルブタン〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious7月号』小学館、2020年
ワンピース(ブラミンク〈ブラミンク〉)、ピアス・ネックレス・ブレスレット・リング(TASAK〈I M/G TASAKI〉)、バッグ(トリー バーチ ジャパン〈トリー バーチ〉)、靴(クリスチャン ルブタン ジャパン〈クリスチャン ルブタン〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious7月号』小学館、2020年

オンタイムの王道ともいえる、爽やかな印象を与えるブルーのシャツワンピースは、さらりと肌を滑る感覚が心地よいコットンシルク素材を使用。控えめな光沢感が上品です。クラシカルなワンハンドルバッグを合わせれば、きちんと感が求められるシーンにも映える着こなしに。足元はグリッターシューズで、モード感を加えたハンサム顔に仕上げて。

グリーンストライプの効いたシャツワンピースを主役に!ウエストのベルトがポイント

ワンピース(トリー バーチ ジャパン)、バングル・ブレスレット(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(トッズ・ジャパン) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious7月号』小学館、2017年
ワンピース(トリー バーチ ジャパン)、バングル・ブレスレット(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(トッズ・ジャパン) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious7月号』小学館、2017年

グリーンストライプの効いたシャツワンピースで鮮やかに印象づけて。ウエストのベルトがきちんと感を生むポイント。

シャツワンピースをレイヤード!夏のおすすめコーデ


1枚でドラマティックに決まるだけでなく、レイヤードしたり羽織りとしても使えたりと、着回しバリエーションが豊富というのもシャツワンピースの魅力。インナーやボトムを重ねてちょっとカジュアルダウン。ガラリと雰囲気を変えてみましょう。

ギンガムチェックのノスタルジックなシャツワンピをTシャツやボトムとレイヤードしてアレンジを楽しむ

ワンピース・ピアス・ショルダーバッグ・トートバッグ・靴・パンツ(フェンディ ジャパン)、Tシャツ( エイトン 青山) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious7月号』小学館、2020年
ワンピース・ピアス・ショルダーバッグ・トートバッグ・靴・パンツ(フェンディ ジャパン)、Tシャツ( エイトン 青山) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious7月号』小学館、2020年

ノスタルジックな雰囲気が漂うギンガムチェックのシャツワンピースで、週末スタイルを陽気に。スエードのコードベルトが、メリハリのあるスタイルへと導きます。繊細なシルク素材は、ボタンを閉じればワンピースとして、写真のようにTシャツやボトムとレイヤードしてアレンジを楽しむことも可能。鮮やかなイエローのミニショルダーバッグでプレイフルな味付けを。さらにボリュームのあるハイテクスニーカーで、足元に旬を添えて。

ウールの細身パンツをベースにシャツワンピースをはおり、カジュアルスタイルを端正に

パンツ・シャツワンピース・Tシャツ(ラルフ ローレン〈ラルフ ローレン コレクション〉)、ピアス・リング 37,000・バングル(ホアキン・ベラオ)、サングラス(オリバーピープルズ 東京ギャラリー)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/生田昌士 BY:『Precious9月号』小学館、2020年
パンツ・シャツワンピース・Tシャツ(ラルフ ローレン〈ラルフ ローレン コレクション〉)、ピアス・リング 37,000・バングル(ホアキン・ベラオ)、サングラス(オリバーピープルズ 東京ギャラリー)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/生田昌士 BY:『Precious9月号』小学館、2020年

肩ひじ張らない休日のおしゃれにおすすめなのが、ベーシックな細身パンツに長め丈ロングシャツをはおりものとして合わせるコンビネーション。着こなしを選ばない白のパンツは、ストレッチのきいたウール素材で、シーズンレスで活躍。ヌーディカラーのシルクジョーゼットのロングシャツが、さりげなく光を透過し、涼感をたたえます。ボタンをひとつ留めてXラインをつくり出すことで、さらにすっきりとしたバランスに。

ほんのり日に焼けた肌に映える濃厚ブラウン&爽快ホワイトで小粋なパンツカジュアルに

パンツ(rag&bone表参道店)、シャツワンピース(エスケーパーズオンライン〈ブーリエンヌ〉)、Tシャツ(三喜商事〈イレブンティ〉)、ネックレス(アダワットトゥアレグ)、バングル(チェルキ〈ラクア〉)、バッグ(HAUNT代官山/ゲストリスト〈パロロサ〉)、靴(ピエール アルディ 東京) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious9月号』小学館、2020年
パンツ(rag&bone表参道店)、シャツワンピース(エスケーパーズオンライン〈ブーリエンヌ〉)、Tシャツ(三喜商事〈イレブンティ〉)、ネックレス(アダワットトゥアレグ)、バングル(チェルキ〈ラクア〉)、バッグ(HAUNT代官山/ゲストリスト〈パロロサ〉)、靴(ピエール アルディ 東京) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious9月号』小学館、2020年

細身パンツとロングシャツでつくるモノトーンコーデは、すっきりとしたバンドカラーのロングシャツがスマートなIラインを演出。強めのストレッチがきいた黒の細身パンツは、引き締め効果も大で美脚効果が期待できます。くるぶしがのぞく丈感なら、黒のボトムでも重たく見えすぎません。バッグと靴も白&黒の配色でまとめて潔く!

夏の日差しに映える潔いモノトーンと縦ラインのシルエットでスマートに!

パンツ(グルッポタナカ〈リビアナ コンティ〉)、シャツワンピース(showroom SESSION〈サヤカ ディヴィス〉)、Tシャツ(スリードッツ青山店)、ストール(三喜商事〈イレブンティ〉)、バングル(アパルトモン青山店〈ベン アミュン〉)、バッグ(showroom SESSION〈モダン ウィーヴィング〉)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious9月号』小学館、2020年
パンツ(グルッポタナカ〈リビアナ コンティ〉)、シャツワンピース(showroom SESSION〈サヤカ ディヴィス〉)、Tシャツ(スリードッツ青山店)、ストール(三喜商事〈イレブンティ〉)、バングル(アパルトモン青山店〈ベン アミュン〉)、バッグ(showroom SESSION〈モダン ウィーヴィング〉)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious9月号』小学館、2020年

カシュクール仕立てのシャツワンピースをゆるりと結び、Tシャツ&パンツの合わせにレイヤードするだけで、洒脱な夏の装いへと進化。清潔感のある白のパンツは、ウエストゴムの仕様でエフォートレスな装いが楽しめます。小物もブラウン~ベージュのトーンでシックにまとめて。

さらりとはおったシャツワンピースにリズムをもたらす細ベルトの効用

ワンピース(アノア〈リビアナ・コンティ〉)、タンクトップ(Theory luxe)、デニム(サザビーリーグ〈カレント エリオット〉)、ベルト(コロネット〈フォルテ フォルテ〉)、サングラス(モスコット トウキョウ)、ネックレス・バングル(ダミアーニ 銀座タワー)、バッグ(バリー 銀座店)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious7月号』小学館、2017年
ワンピース(アノア〈リビアナ・コンティ〉)、タンクトップ(Theory luxe)、デニム(サザビーリーグ〈カレント エリオット〉)、ベルト(コロネット〈フォルテ フォルテ〉)、サングラス(モスコット トウキョウ)、ネックレス・バングル(ダミアーニ 銀座タワー)、バッグ(バリー 銀座店)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious7月号』小学館、2017年

シャツワンピースのウエスト位置のボタンを留め、ロープベルトでアクセントをつけて、Xシルエットに。重心が上がり、すらりと見える。

大人が夏に着たいシャツワンピコーデのおさらい


前ボタンを開閉できることでアレンジ力も高く、通気性のいい涼しい着心地も叶えてくれるシャツワンピース。肌の露出が少なく、日除けしたい夏腫れの日にもぴったりです。今らしい長め丈を選んで、ロング&リーンなシルエットを完成させて。ワンピースとして着れば歩くたびやわらかく広がる裾が女性らしさを呼び覚まし、またアウターとしてバサッと羽織れば裾をひるがえし闊歩したくなるようなハンサムマインドを与えてくれます。そんな着回し力のあるシャツワンピースで、大人のデイリーシーンをドラマティックに演出してみてくださいね。

この記事の執筆者
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