大人の女性のコーディネートに登場することの多いワイドパンツ。とくに軽やかな薄手素材や白のワイドパンツは、夏のおしゃれに大活躍するアイテムです。一見、ゆったりシルエットだからどんなショーツでも大丈夫、と思いがちですが、「下着選びを油断してしまうからか、ショーツラインが目立つ方が意外に多い」とランジェリーライターの川原好恵さんはいいます。
では、ゆったりシルエットのワイドパンツのときこそ気をつけたい下着選びのポイントは何か?教えていただきましょう。
ワイドパンツだからって油断は禁物！腰まわりをすっきり見せるショーツ選びと汗対策にご注意を
細身のパンツのときは、ショーツラインが目立たないように下着選びにも気をつけている方が多いようですが、ゆったりシルエットのワイドパンツのときも実は注意が必要です。
ワイドパンツといえども、ウエストから下全体がダボダボのシルエットではなく、腰まわりはある程度すっきりフィットして、太ももから下がワイドになっているシルエットが今の主流。つまり、腰まわりはほかのパンツ同様、ボディラインが出るため、油断すると段差もショーツのラインもくっきり出やすいというわけです。
立っているときは大丈夫でも、階段を登るときの後ろ姿や前かがみになったときに目立つ場合もあるので、お出かけ前は鏡の前で後ろ姿のチェックも忘れずに行いたいものです。
また、夏用のワイドパンツは裏地が付いていないものも多いため、汗で太ももあたりに生地が張り付いたり、汗じみができたりする場合も。そんな失敗を招かないためにも、ふさわしい下着を選びましょう。
ワイドパンツコーデを格上げさせるために必要な、３つの下着とは？
ワイドパンツをスマートに着こなすために用意しておきたい下着を3つ紹介します。いずれもほかのパンツやタイトスカートなどのときにも活躍するアイテムで、1枚あれば重宝します。
■１：“ひびかない”を叶えるのは、万能ショーツの「ソング」
どんなボトムでもショーツラインがひびくのを防いでくれる、万能ショーツがソング（Tバック）です。白や薄い色のワイドパンツなら肌色に馴染むベージュや、肌色より少し濃いめのモカをセレクトすれば完璧。腰まわりに段差ができないように、伸縮性に優れた素材や柔らかいレース使いのものを選びましょう。
これまでソングをはいたことがない方もこちらの記事を参考に、ぜひ挑戦してみてくださいね。その便利さにきっと満足できるはずです。
■２：“美尻効果”と“段差ゼロ”でスタイルアップしてくれる「ロングガードル」
「ヒップラインをもっときれいに見せたい」と思う方は、ロングガードルもおすすめです。ヒップアップして美尻効果が期待でき、下腹やウエストまわりをシェイプして、ボディラインにぐんと自信がもてます。ガードルというと窮屈なイメージがあるかもしれませんが、最近のガードルは素材の開発が進んでライトなはき心地のものも多く、夏向けの素材を使ったものもあるので、ぜひチェックしてみてください。
ちなみに股下が短いショートガードルはヒップ部分に段差ができやすいので、ロングガードルがベターです。
■３：あってはならない“汗じみ対策“には「ショート丈キュロットペチコート」
座って立ったときに太ももあたりにワイドパンツの生地が張り付いたり、汗じみができるのを防いだりするには、ショート丈のキュロットペチコートが活躍します。パンツの裏地の役割を果たし、ベージュ系を選べば、ショーツが透けるのを防ぐことができます。
裾にレースが付いているとそれがパンツにひびく場合があるので、シンプルなデザインをおすすめします。
今回は、ワイドパンツを着るときの下着選びをご紹介しました。抜け感がありつつ、凛とした印象を与えてくれるワイドパンツコーデ。とくにTシャツなどトップスをインする着こなしは、腰まわりのすっきり感は必須です。ふさわしい下着を選んで、夏のおしゃれをランクアップしてくださいね。
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- TEXT ：
- 川原好恵さん ランジェリーライター
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- ILLUSTRATION ：
- 津田小友紀
- WRITING ：
- 川原好恵
- EDIT ：
- 石原あや乃
