激動の時代。日常は一変し、今大きなうねりと共に社会や常識は変容している。ならば、むやみに抗うよりも、それらを「しなやかに」受け入れることが必要であろう。それが、メンズプレシャスが信条としてきたジェントルマンという理念の正しいありようでもある。かつてジェントルマンの理念は、ルーツであるイギリスでは、宗教のように絶対的なものだった。現代においてもそれは、統治者としての、文化的リーダーとしての、ときにひとりの男としての行動基準を定め、装いのみならず、広く政治や経済、教育やスポーツにまで関わるものだ。

26のキーワードで読み解く!モダン・ジェントルマンを象るAtoZ

メンズプレシャス秋号P16-17
メンズプレシャス秋冬号P16-17

しかし、19世紀から20世紀を経て現在にいたるまでに、その内実は大きく変容してきた。アンダーステイトメントを尊び、モラルや知性を大切にするなど、変わらないものがある一方でそこに属する人々も、その言葉がもつ意味も、時代と共に幅が広がってきたのだ。そんな歴史を歩んできたからこそ、新たなジェントルマンは「しなやかで優しく」あるべきだろう。地球環境に配慮したファッションが新たな社会通念となるならば、歳を重ねた男性ほどフェミニズムへの理解が常識として求められるならば、真摯に向き合う覚悟がある。新しい価値観を自らの感性に照らし合わせながら理解して、文化や教養を深めていく。そして自分自身に挑戦して生きていく。そんな男こそが、本物のジェントルマンだと考える。

B:Bond|「その男の名は、ボンド」

メンズプレシャス秋号P20-21
メンズプレシャス秋冬号P20-21

『007』シリーズ最新作『ノー・タイム・トゥ・ダイ』が、いよいよ10月から劇場公開される。主人公は英国秘密情報部所属のスパイ、ジェームズ・ボンド。タフで男らしく、ユーモアがあり、スリルを楽しみ、周囲への気遣いもできる男だ。ボンドが貫く、モダン・ジェントルマンに欠かせない男の流儀を、メンズプレシャス流のスタイルでお見せする。

C:Collection Is Back!|モダン・ジェントルマンのための定番/流行「最新流儀」

メンズプレシャス秋号P32-33
メンズプレシャス秋冬号P32-33

ファッションは人々の顔を明るく照らす。その世界にも暗い影が落ちて、改めてそう確信した。好奇心を刺激する自由な表現やクリエイションは、我らの暮らしになくてはならない。だからこそ、本特集では現代の男たちが求める定番/流行、その最新の流儀を考察する。

E:Electric Vehicle|「EV」がもたらす、豊かな時間

メンズプレシャス秋号P56-57
メンズプレシャス秋冬号P56-57

モーターだけで走るEV(電気自動車)を、街で見かける機会が増えてきた。一見すると違いはわからないが、シートに身を委ねればその違いは歴然。静寂となめらかな乗り味、家電を思わせる充実した装備……。時代の先を行くクリーンな相棒と、新しい価値観を創造しよう。サステナブルな精神を宿す、珠玉のラグジュアリーアイテムと共に紹介する。

J:Jacket|男がジャケットを着る時

メンズプレシャス秋号P82-83
メンズプレシャス秋冬号P82-83

ジャケットの装いは、着ている人のセンスのよし悪しを明らかにする。ただ、その裏側にあるジャケットとの付き合い方は、着ている本人にしかわからない。ジャケットを着てどんな時間を過ごしてきたのだろうか、どんな気持ちでジャケットを選んだのだろうか。各界から登場いただいた10人が袖を通したすべてのジャケットは、普段から愛用のとっておきの相棒。語り始めたら止まらない。かけがえのない記憶と、こだわりがたっぷりと詰まっている!

N:Nightwear|極上ナイトウエアに着替えれば…

メンズプレシャス秋号P116-117
メンズプレシャス秋冬号P116-117

在宅仕事にかこつけて、一日中部屋着で過ごしてはいないだろうか。怠惰は人を堕落させ、気がつけば体型にも表情にも張りがなくなる。そうならないためにも、まずは装いの切り替えを。仕事終わりの一杯にいく前に、極上のナイトガウンをまとう。至高のオフタイムを過ごすためには欠かせない、孤高の儀式だ。

P:Puppy & President|「ファーストドッグ」と大統領

メンズプレシャス秋号P136-137
メンズプレシャス秋冬号P136-137

理想のジェントルマンの絶対条件として「誰にでも優しいこと」が挙げられる。それは、愛してやまない家族の一員、ペットにも同様。癒してくれるだけでなく、傍らに寄り添うかけがえのない存在といえるのだ。超大国アメリカの大統領には愛犬家が多く、トランプ前大統領を除くこの100年、Puppyが彼らを支えてきた。質実剛健な大統領とそのファーストドッグの歩みをご紹介する。

W:Watch|新しい時代を切り拓く男のための「名品時計録」

メンズプレシャス秋号P164-165
メンズプレシャス秋冬号P164-165

2021年、いわゆる高級時計市場は、世界的に大きな賑わいを見せている。未曽有のパンデミックに襲われ、多くのブランドが予定どおりの新作発表を断念せざるをえなかった2020年と打って変わって、それぞれ綿密に立てられた計画どおりに新作を発表。その多くが時間を置かずに発売され、なかには店頭に並ぶ間もなく完売するという狂騒も繰り広げられた。近年にないほど、新作ラグジュアリーウォッチ大豊作となった今年。メンズプレシャスは改めて、モダン・ジェントルマンにふさわしい一本を追求し半年以上にわたる取材を続けてきた。新しい時代を切り拓いていく2021年生まれの名品を徹底吟味し、ここにお届けする。

Y:Youngness|「若々しさ」と「若づくり」の境界線

メンズプレシャス秋号P184-185
メンズプレシャス秋冬号P184-185

いつまでも若々しく現役であり続けたい…、多くの男性の願いであるが、魅力的に見えるはずの「若々しさ」と痛々しい「若づくり」は、実は紙一重。多くの一流男性を見てきた女医と伝説の元キャバクラ嬢が、その境界線がどこにあるのかを読み解いていく。見掛け倒しではない、内面から滲み出る若々しさを手に入れよう。


以上、ジェームズ・ボンドや、各界の著名人にフォーカスしたジャケットの着こなしなど、メンズプレシャスが理想とするモダン・ジェントルマンを駆け足で紹介した。気になる特集があったのであればぜひ手にして熟読していただきたい。

<出典>
MEN'S Precious秋冬号「モダン・ジェントルマンを象るAtoZ」
【内容紹介】モダン・ジェントルマンを象るAtoZ/しなやかで優しい男こそが本物のジェントルマンだ!/「その男の名は、ボンド」/もう「エルメス」さえあればいい/男がジャケットを着る時/ニットを極めるなら、やはりカシミア!/「名品時計録」2021など
2021年9月6日発売 ¥1,230(税込)
この記事の執筆者
名品の魅力を伝える「モノ語りマガジン」を手がける編集者集団です。メンズ・ラグジュアリーのモノ・コト・知識情報、服装のHow toや選ぶべきクルマ、味わうべき美食などの情報を提供します。
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