鮮やかカラーが太陽に映えた夏から、柔らかい日差しの秋へ向かうスイッチングコーデとしておすすめなのが「ニュートラルートーン」。無彩色に限りなく近いベージュ、アイボリー、カーキといったなじみ色は、落ち着いた大人のエレガンスを漂わせてくれます。

着こなしのポイントは、ぼんやりみえないように、メリハリをどこかにプラスすること。

華美過ぎず、さりげなく素敵!を叶えた、秋の空気に映える3人のファッショニスタの着こなしをご覧ください。

■1:エミリア・デ・ポレは…個性的なバックルと白シャツで潔いコントラスト

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カーキ〜ブラウンの秋カラーのグラデーションでまとめて。

2021年9月、ストックホルムのストリートでスナップされた、スウェーデンの歌手でファッションデザイナーのエミリア・デ・ポレ。クリスプな白シャツにカーキベージュのワイドパンツを合わせた洗練シックな装いを披露していました。

パンツはビッグなバックルがユニークなアクセントを添えるデザイン。ニュートラルな色味のおかげでバックルが悪目立ちすることなく、控えめな存在感を放っています。

白シャツはインして、ウエストの位置を高くみせ、バランスよく。さらにショート丈のジャケットが目線を上にあげ脚長効果を叶えています。

リュクスなトップハンドルバッグが大人の洗練をひと押し。ライトブラウンの絶妙カラーが重くなることなく、柔らかトーンの装いに切れ味を添えています。

■2:ベネディクト・ビュルゲ・ジュルヌは…微妙にトーンの異なる「まろやかカラー」を重ねて優しげに

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明るいニュアンストーンをセレクトし軽やかな印象を演出

ストックホルムで開催された朝食イベントに参加していた、フランス版『ヴァニティフェア』のファッション&ビューティディレクターのベネディクト・ビュルゲ・ジュルヌ。朝の新鮮な雰囲気にふさわしい、ライトなトーンでまとめたコーデを楽しんでいました。

パンツはオフホワイト〜ベージュの明るい色味のハイウエストデザイン。ミルクティーのようなカラーのニットをインして、淡い色同志ながら、メリハリの効いた印象に。

ジャケットはオーバーサイズを選んでトレンドを取り入れて。足元の白スニーカーで爽やかな雰囲気をさらに底上げしています。

■3:レオニー・ハンネは…ロングジャケットで新鮮なインパクトを添えて

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秋冬に纏うホワイトには、夏とは違うフレッシュさが宿ります。

トープカラーのトップスにワイドなシルエットのベージュパンツを合わせた、デジタルインフルエンサーのレオニー・ハンネ。

ウエストはフィットし、裾に向けて広がるゆったりとしたシルエットは脚長効果抜群! ポインテッドトゥのシューズを合わせることでシャープな印象を高めています。トップスはお約束の「イン」で、さらにバランスよく。

ニュートラルトーンの装いに爽やかなインパクトを授けているのが、ホワイトのロングジャケット。なじみカラーのコーディネートのマンネリを回避し、洗練アクセントを添えています。


端境期のこの時期、気分にもフィットする「ニュートラルトーンのパンツ」を取り入れて、大人のシックな秋スタイルをぜひお楽しみください。

この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
WRITING :
神田朝子