リッチ感に必須!だからこそこだわりたい時計の“フォルム”

名門ウォッチメゾンから続々と発表されている2021年の新作タイムピース。そのなかからPrecious.jpにおすすめの注目アイテムを、ジュエリー&時計ジャーナリストの本間恵子さんがセレクト。今回は、カルティエ(Cartier)の「バロン ブラン ドゥ カルティエ」と「タンク ルイ カルティエ」の新作を取り上げます。

2つの代表的なフォルム、ラウンド型とレクタンギュラー型から、これからの人生をともに刻を歩む1本を見つけてほしいという思いを込め、メゾンを代表するふたつのコレクションからピックアップしました。

ラウンド型は「バロン ブラン ドゥ カルティエ」。今回の新作では、女性が求めるエレガンスを全面に打ち出し、2サイズで展開しています。

レクタンギュラー型は「タンク ルイ カルティエ」。新作は、カルティエを代表するウォッチ“タンク”の原点というべきフォルムを、メゾンに不可欠なカラーであるレッドとブルーで彩った2本です。

どのタイムピースも世界中の女性たちを虜にする魅力を携え、キラ星のように手元で輝きを放つ逸品です。

「時計界全体としては、実はラウンド形の方が圧倒的に人気です。古くから時計は丸い形をしていましたので、既視感や安定感があるからでしょうね。一方でレクタンギュラー形を選ぶ人は、ワンランクアップの上級者ともいえます。安定のラウンドか、上級者のレクタンギュラーか……迷いますね」(本間さん)

ワンランク上の手元に導く!カルティエ最新ウォッチ4選

■1・2:曲線美とピュアな煌めきがオーラを放つラウンド型2サイズ

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左/「バロン ブラン ドゥ カルティエ」¥819,500 ●ケース:ステンレススティール×ダイヤモンド ●ケースサイズ:直径26mm ●ダイヤル:サンレイエフェクト ●ムーブメント:クオーツ 右/「バロン ブラン ドゥ カルティエ」¥968,000 ●ケース:ステンレススティール×ダイヤモンド ●ケースサイズ:直径30mm ●ダイヤル:サンレイエフェクト ●ストラップ:ネイビーブルーカーフ ●ムーブメント:クオーツ (C)Cartier

ラウンド型の「バロン ブラン ドゥ カルティエ」のルーツは、2007年に誕生した「バロン ブルー ドゥ カルティエ」です。3時位置にあったリュウズが“バロン ブラン”では4時位置にセットされ、2014年にメゾンのニューコレクションとして仲間入りを果たしました。ふっくらとした丸みのあるフォルムは女性の腕になじみがよく、当時から爆発的な人気を得ています。

待望の新作はステンレススティールが使われ、ベゼルに配されたダイヤモンドとピュアな煌めきを奏でます。そのハーモニーは、まさに“ブラン(白)”そのもの。ケースとリュウズのダイヤモンドで表現するフォルムは、“バロン(風船)”そのもの。ストラップにはブラッシュされたネイビーブルーが採用され、ラグジュアリーな趣きを加速させます。カルティエの熟考されたデザイン力が注がれた傑作です。

デイリーに女らしく、ドレッシーなスタイリングを好む方には26mmのケース径を。スタイリッシュなスタイリングが好きだけど、ひと匙のエレガンスを配したいなら30mmのケース径を…。どちらのサイズを選んでも、手元には極上のオーラが! 日々、手元に目を向け、うっとりする時間が多くなるはず。

「2007年、スイスで初めて『バロン ブルー ドゥ カルティエ』がお披露目されたとき、私はその場にいましたが、ジャーナリストたちはみな、カルティエがラウンド形の時計を? と驚きました。“タンク”や“サントス”のイメージがあまりにも強かったからです。

目を見はりながらも腕にのせてみると、とてもエレガントな表情で、優しさや華やぎが漂っていました。『バロン ブラン ドゥ カルティエ』は4時位置にあしらわれたダイヤモンドが効いていて、よりドレッシーに楽しめます」(本間さん)

■3・4:“タンク”の原点となる至高のレクタンギュラー型2カラー

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左/「タンク ルイ カルティエ」¥1,636,800 ●ケース:イエローゴールド ●ケースサイズ:33.7×25.5mm ●ダイヤル:オパライン×ラッカー ●ストラップ:アリゲーター ●ムーブメント:手巻き 右/「タンク ルイ カルティエ」¥1,636,800 ●ケース:ピンクゴールド ●ケースサイズ:33.7×25.5mm ●ダイヤル:オパライン×ラッカー ●ストラップ:アリゲーター ●ムーブメント:手巻き (C)Cartier

ルイ・カルティエ自らが愛用した時計として、その名が刻まれる「タンク ルイ カルティエ」。今回の新作は、カラーとゴールドのあしらいが特徴です。濃いレッドはイエローゴールドと、艶やかなブルーはピンクゴールドとの組み合わせ。それぞれの色合いが互いに引き立て合って、レクタンギュラーのシルエットを際立てます。

カルティエのデザインコードのひとつ、レイルウエイ部分がアワーマーカーの外側にゴールドで描かれ、アワーマーカーはレッドとブルーそれぞれの色の上に。グラフィカルな力強さを感じる出来栄えです。しかも、このふたつのウォッチには、「キャリバー1917 MC」の手巻きムーブメントを搭載。

このタイムピースのどこをとっても、メゾンの矜持を感じずにはいられません。

サイズがともにちょっと大ぶりですから、リラクシングなワードローブにも埋もれることなく、存在感をアピール。レッドならばエアリーなベージュや中間色のブラウン、ブルーなら品のいいグレッシュなコーディネートに素敵に映ります。

メゾンのDNAに組み込まれた2色とレクタンギュラー…最強の組み合わせのタイムピースです。

「1917年に誕生した初代“タンク”ウォッチのシェイプに、ルイ・カルティエが手を入れたのが『タンク ルイ カルティエ』。1922年に生まれたものとは思えない、現代的なデザインです。かつて時計の形はラウンドが当たり前でした。針は丸く円を描くように回るのだから、それが自然なのです。ところがルイ・カルティエは、それをあえてレクタンギュラーにしたのが画期的でした。

文字盤にブルーとレッドのラインをあしらった今回の新作は、1920年代のパリを席巻したアールデコのムードをよく再現しているのが見事。デザインコンシャスな人を満足させる完成度の高さで仕上がっています」(本間さん)


以上、リッチ感に不可欠な極上シルエットを携えた、ラウンド型の「バロン ブラン ドゥ カルティエ」とレクタンギュラー型の「タンク ルイ カルティエ」から新作をお届けしました。

さて、最愛のウォッチはどちらのフォルムにするか、お決まりですか?

「どちらもあまりにも魅力的で、迷ってしまうことも多いかと思います。そんなときはブティックで試着して、大きなミラーで全身を映して、近づいたり離れたりしてみてください。その時計がどんな風に映えるか、どんな効果を全身にもたらしてくれるのかがわかります。小さなミラーだけではわからなかったことが見えてきますから、ぜひ試してくださいね!」(本間さん)

※掲載した商品は、すべて税込みです。

本間恵子さん
ジュエリー&時計ジャーナリスト
(ほんま けいこ)東京都出身。武蔵野美術大学を卒業後、某宝飾メーカーでデザイナーとして勤務し、その知識を生かしてジュエリー専門誌のエディターに転身。その後フリーランスとなり、国内外の見本市や展示会を取材して、モード誌やアートマガジン、新聞などに寄稿。トークショーやテレビコメンテーターなどをこなしながら、アンティークジュエリーの研究も行っている。夫は建築家。好きなもの:バンドデシネ、マンガ、美術史、トールキンの著作。

問い合わせ先

カルティエ カスタマー サービスセンター

TEL:0120-301-757

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WRITING :
菅野悦子
EDIT :
谷 花生