ベーシックカラーというと、最初に黒を思い浮かべることが多いですが、よりスタイリッシュに秋らしく見えるブラウンに注目してみませんか?
こっくりブラウンを主役にしたおしゃれ上手のコーデを見ていきましょう。

■1:イルダ・サンドシュトレームは…チェック×ピンストライプを秋色&ブラウンでバランスよくミックス

大人コーデ_1
トップスからリンクさせてミュールを赤にすると、印象的な足元に目がいきます。

スタイリスト兼エディターのイルダ・サンドシュトレームが、コペンハーゲンでキャッチされたときの着こなしです。
2カラー使いが印象的なチェックのトップスに、裾がアシンメトリーになったピンストライプのスカートを愛用していました。
オレンジとレッド2カラーのチェックとブラウンのピンストライプは、こっくりした色のトーンが程よくマッチしています。
柄オン柄でもしっくりといくのは、合わせる色同士のトーンを合わせているからです。
クロコダイルのBOX型バッグで、着こなしに立体感を加えているのも好バランスを生み出すポイントに。

■2:ユスチナ・ツェルニアクは…ワントーンでも立体的に見えるのは異素材同士を組み合わせた効果

大人コーデ_2
頭にアレンジしたスカーフとバッグをオレンジでリンクさせ、フェミニンな差し色に。

2021年8月にSNAPされていたのは、インフルエンサーのユスチナ・ツェルニアク。
肩パッドが入りモードなフォルムが楽しめるシャツに、レザーのショートパンツをコーディネート。
どちらも濃いブラウンですが、上下の素材感がまったく違うことから、メリハリが効いた印象に仕上がっています。
これが黒だとモード色が強いのですが、まろやかなブラウンにと秋らしく、フェミニンムードを演出できます。
ボトムを膝上のショートパンツにしていて脚のラインを出しているところも抜け感になって、軽やかさの決め手に。
ブラウスの袖が長い分、脚をすらっと見せて絶妙バランスを生み出す技は、見逃せません。

■3:ティナ・ハーゼは…編み目が表情豊かなニットワンピースでセンスよくリラックス感を香らせて

サングラスのレンズも茶系のカラーを選べば、コーデになじみやすく全身に統一感が出ます。

デジタルクリエイターとして活躍するティナ・ハーゼが2021年7月、ベルリンで見かけられていました。
1枚で着こなして絵になるニットワンピースはブラウンをセレクト。
肌になじみやすく、編み目の表情がスタイリッシュで、こなれたリラックスさをアピールできます。
襟付きで胸元が開いたスキッパータイプのデザインも、流行のストレスフリーな雰囲気です。
バッグとミュールの赤をアクセントカラーに使い、明るくトーンアップさせる効果はもちろん、ブラウンを新鮮に彩る役目を果たしていて、大成功です。


注目のブラウンを秋らしく軽快に着こなしていた3人をクローズアップしました。
こっくりとした色味でも軽やかに見えるテクニックを駆使して、こなれた印象に仕上げていました。
積極的に取り入れて、秋のおしゃれをブラッシュアップさせましょう。

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
佐野有紀