雑誌『Precious』表紙キャラクターの大政 絢さん。花のある生活を心掛けているという大政さんが「花上手」を目指して、話題のフローリストに新たな花の楽しみ方を教わります。
今回は、「farver」主宰のフローリスト・渡辺礼人さんに、メンズ向けの花選びを伝授していただきました。
渡辺礼人さん
「farver」主宰・フローリスト
美容師として経験を積んだのち、「花柄の服」に惹かれて、中目黒で花屋を始めた異色の経歴も。「ニューノーマル時代の今、〝花文化〟も変わり、生活の質を上げてくれる花の魅力に男性も気がつき始めています。メンズギフトには、ひとつの花を主役にするよりも、全体で調和するシックな花選びを意識すると成功します」
メンズギフトで喜ばれる、小粋な花束
Flower Data：タニワタリ、コルジリネ、アンスリューム 「プレビア」、アンスリュームの葉、オンシジューム 「レッドスター」、バラ 「ラピスヴェール」、エケベリア、アマランサス、ユーカリ 「トランペット」
AYA's Question：「男性目線で、もらってうれしい花の選び方を知りたい！」
以前よりも一層家時間が大切になった今、パートナーや仕事関係の男性へブーケをプレゼントするのも素敵なアイディアに。
「花を贈るときは、相手の好きな種類をリサーチしますが、男性の場合は、明確な好みを見極めるのが難しそうです。メンズギフトとしての花選びのコツはありますか」（大政さん）
Florist's Answer：「蘊蓄（うんちく）を語れるグリーンを中心に、シックな色味で統一を」
「花を日常で楽しむおしゃれな男性が増えましたが、一方でまだ気恥ずかしさを覚える人がいるのも事実。おすすめなのが、葉物などのグリーンを中心にして、色味をシックに抑えた花束です。また、男性は花名での認識よりも、形で楽しむ傾向にあります。今回の花束に使用した、多肉植物『エケベリア』のように【これって何？】と会話が広がるものを取り入れてみてください。
また、スーパーフードの一種『アマランサス』や、コアラが食用としている『ユーカリ』など、背景に語りがあるものも、蘊蓄（うんちく）好きな男性の心を惹きつけるはずです」（渡辺さん）
「ブラウンのラッピングなら、スーツ姿の男性が持ち歩いていてもサマになりそうです。飲み終わったら花瓶としても使えるようなワインなどと一緒に、プレゼントしても素敵ですね」（大政さん）
問い合わせ先
- PHOTO ：
- 川上輝明（bean）
- EDIT&WRITING ：
- 川口夏希、小林桐子（Precious）
