2021年Precious 9月号の「好きなコーディネート」1位~10位を発表します

ラグジュアリーファッション誌『Precious(プレシャス)』9月号をお読みいただいた方へのアンケート調査(ネットアンケート&郵便はがき)にて、「好きなコーディネート」に選ばれた着こなしを、その理由とスタイリングのコツを交え、ランキング形式でご紹介します。

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Precious9月号(8月7日発売)の表紙、カバーモデルは大政 絢

今回10位~1位に選ばれたコーディネートは、「シャツ×パンツ」の着こなしが圧倒的多数を占めました。上質なシャツが導く“端正な表情”と、動きやすいパンツならではの“心地よいアクティブ感”とのバランスが、多くの読者の「秋に着たい装い」として関心を集めたようです。

それではさっそく、10位から順を追って1位まで見ていきましょう。このなかに、あなたがこれからの着こなしに取り入れてみたいコーディネートはありますか?

【10位】白のボウブラウス×黒のレーススカート

10位 P173
ブラウス¥229,900・スカート¥135,300/共に予定価格・ピアス¥214,500・バッグ『シシリー ソフト』【縦18×横29×マチ8㎝】¥341,000・靴¥125,400(ドルチェ&ガッバーナ ジャパン) その他/私物[Precious2021年9月号173ページ]撮影/浅井佳代子

ストレッチシルクサテン素材のボウブラウスと、ほっそりとしたレーススカートを組み合わせた、誰もが愛する洗練配色「ブラック&ホワイト」の着こなし。「レースが今の気分」「クラシカルな雰囲気が初秋にぴったり」「シックで洗練された女性らしさ」と好評でした。

王道ともいえるエレガントなスタイルをモダンに導く決め手は、アクティブなエッセンスとなるバッグの小粋なあしらいにあり! ハンドルやチェーン、ストラップでさまざまな使い分けを楽しめるバッグをボディバッグ風にアレンジするという意外な小物使いで、印象に差がつけられます。

【9位】黒のシルクブラウス×ブルーのスティックパンツ

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パンツ¥50,600(ドゥロワー 六本木店<ドゥロワー>) ブラウス¥154,000(ミカコ ナカムラ 南青山サロン<MIKAKO NAKAMURA>) サングラス¥33,000(プロポデザイン<propo>) ピアス¥561,000・バングル¥1,188,000・リング¥605,000(フレッド) バッグ¥204,600(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) 靴¥104,500(ジージーアール ジャパン<ジャンヴィト ロッシ>)[Precious2021年9月号97ページ]撮影/長山一樹(S-14)

スタイリストの高橋リタさんが、宝石のトルマリンを思わせる鮮やかなブルーのカラーパンツを「洗練黒トップス」で着回したスタイリングが大好評! 3つのコーデがランクインしました。

9位に入ったのは、シルクの透け感ブラウスを合わせた上品シックな華やぎモードスタイル。「程よい透け感のブラウスが甘すぎなくていい」「華やかだけどパンツでシャープも加わっているのが好き」「脚長効果を発揮するブラウスの丈感を参考にしたい」などの声が寄せられました。

ボトムが黒や白のパンツでは、ドラマティックなブラウスのフォーマル感が強まってしまうところを、カラーパンツなら日常になじみやすく、構えずに着られるというのがうれしいポイント。気負いのないドレスアップが叶います!

【8位】白シャツ×黒パンツ×グレンチェックのジャケット

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シャツ¥93,500・ジャケット¥363,000・パンツ¥148,500・ベルト¥64,900・アイウエア[メンズ]¥42,900・バッグ¥236,500・靴¥121,000(サンローラン<サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ>) シングルイヤリング¥1,240,800・時計¥1,940,400・リング/指先側から¥522,500・¥671,000(カルティエ)[Precious2021年9月号43ページ]撮影/岡本充男

永遠のベーシックアイテムといえる「白シャツ」は、時代が変わっても必ず自分らしい着こなしが見つかる奥深さを宿しているもの。スプレッドカラーシャツにグレンチェック柄のジャケットを羽織った王道のブリティッシュスタイルも、少し大きめのボーイフレンドシャツを合わせることで、くだけた感じに旬の空気感が漂います。

「年代問わずかっこよく見せてくれるスタイリング」と評価されたこちらのコーディネートは、サイズ感が鍵。シャツもパンツも少しリラックス感のあるシルエットを選んで、今っぽさを手に入れましょう。

【7位】黒シャツ×黒パンツ×シルバージュエリー

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シャツ¥201,300・パンツ¥1,014,200・ネックレス¥678,700・ブレスレット¥464,200・リング¥111,100(エルメスジャポン)[Precious2021年9月号41ページ]撮影/岡本充男

「ジュエリーのインパクトが効いている」「辛口なセクシーさが素敵」「ブラックとシルバーのコントラストが目を引く」といったコメントが寄せられたのは、とびきり美しく仕立てられた黒のワークシャツにジュエリーが映える着こなし。

コットンツイルの上品な艶をたたえたノワールカラーのワークシャツをまとえば、着こなしに知性と色気、秋の濃密なムードが漂います。まろやかな光沢をもつポリッシュシルバーのボリュームジュエリーが、クールな気品を授けるラグジュアリーなアクセントに!

※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合がありますので、予めご了承ください。

【6位】ストライプ袖の白シャツ×キャメル&ベージュのパンツ

6位 P1(表紙)
シャツ¥147,400・パンツ¥237,600・バッグ¥693,000・イヤリング¥512,600・リング¥1,545,400(ルイ・ヴィトン)[Precious2021年9月号表紙]撮影/JUN YASUI(eight peace)

『Precious9月号』の表紙を飾ったコーディネートにも多くの票が集まりました。

お気に入りの理由として目立ったのは、「襟のデザインが新鮮」「ひと目でかっこいいと思った」「意外性のある組み合わせだけどエレガント」など。

ワークパンツテイストのカジュアルなボトムと、襟元にインパクトをもたせたシャープなシャツの着こなしは切れ味抜群! 多様化するシャツスタイルの可能性を象徴するコーディネートです。

【5位】黒のバンドカラーシャツ×ブルーのスティックパンツ

5位 P99
パンツ¥50,600(ドゥロワー 六本木店<ドゥロワー>) 「サルヴァトーレ ピッコロ」のシャツ¥35,200・「クレジュリー」の靴¥72,600(エスケーパーズオンライン) ピアス¥737,000・ブレスレット[手首側から]¥2,552,000・¥1,463,000(ポメラートブティック 銀座店) バッグ¥162,800(J&M デヴィッドソン 青山店<J&M デヴィッドソン>)[Precious2021年9月号99ページ]撮影/長山一樹(S-14)

高橋リタさんが提案する「鮮やかブルーパンツ×洗練黒トップス」の着回しコーデ、2つめは5位にランクイン! こちらは、黒のバンドカラーシャツを合わせた、マニッシュななかに華やかさが香るスタイルです。

ハンサムな印象のバンドカラーシャツが、きれい色のパンツでストイックすぎず余裕を感じさせる装いに仕上がります。巾着バッグや大ぶりのゴールドジュエリーで遊び心をさりげなくプラスするのもポイントです。

裾をアウトにすることでこなれたムードを表現した着こなしは、「さりげなく体型カバーできる」という点でも高評価。「シンプルコーデなのですぐに真似できそう」というコメントも多く集まりました。

【4位】メンズのドット柄シルクサテンシャツ×キャメルのパンツ

4位 P54
シャツ¥132,000 シルクスカーフ¥60,500/参考価格 パンツ¥170,500 バッグ¥299,200 ピアス¥49,500 ブレスレット[右手]¥49,500 [左手/手首側から]¥137,500/参考価格 ¥33,000(サンローラン<サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ>)[Precious2021年9月号54ページ]撮影/生田昌士(hannah)

「シルエットがきれいでかっこいい」「可愛らしさのあるドットとマニッシュなパンツの組み合わせが新鮮」などの反響があった4位のコーディネート。実は、メンズのシャツを取り入れた着こなしです。

ボリュームシルエットが主流の今、サイズを上げて選ぶことも多くなり、メンズシャツを愛用する女性が増えています。特にこのネイビーのドット柄のように、クラシックな色柄が多いメンズシャツは必見。シルクのとろみと贅沢な布使いから生まれる美しいドレープを堪能したいアイテムです。

端正なトラッド風のキャメルのパンツと合わせれば、モード感のある仕上がりに。ファッションの世界でも注目されるジェンダーレスな感覚を、メンズのとろみプリントシャツでトライしてみてはいかがでしょうか?

【3位】ウールフランネルのロングシャツ×シルクシャツ×デニムパンツ

3位 P52
ロングシャツ¥365,200 中に着たシルクのストライプシャツ¥282,700 パンツ¥161,700 靴¥202,400/参考価格(ブルネロ クチネリ ジャパン) ブレスレット[左手]¥107,800 [右手/手首側から]¥104,500 ¥46,200(ホアキン・ベラオ)[Precious2021年9月号52ページ]撮影/生田昌士(hannah)

シャツドレスとも言うべきロング丈のウールフランネルのシャツを主役にした、異素材レイヤードシャツコーデには「旬のジェンダーレススタイルという感じでかっこいい!」「レイヤードテクニックを参考にしたい」という声が。

柔らかなウールフランネルのロングシャツは、天然素材の風合いが洗練されていて、この季節ならではのおすすめアイテム。中にタートルネックを合わせるのも今季らしいけれど、肌触りのいいシルクのシャツを重ねることで、季節の変わり目にちょうどいい温もりを楽しめます。また、襟元と袖口に艶やかなシルクプリントをのぞかせるだけで、軽やかさと女らしさが生まれるのもポイントです。

日常に新しさをもたらす着こなしとして注目された装いは、「リラックス感があるけどきちんと見える」という点も評価の理由になっていました。

【2位】シルクオーガンジーのワークシャツ×グレーのパンツ

2位 P67
シャツ¥114,400/店舗限定・パンツ¥108,900/店舗限定(アオイ<ファビアナフィリッピ>) カットソー¥13,200(LE PHIL NEWoMan 新宿店) 「ソフィー ブハイ」のピアス¥75,900 チョーカー¥70,400 「ハルポ」のネックレス¥46,200(エスケーパーズオンライン) バングル¥64,900(アダワットトゥアレグ) ブレスレット¥141,900(チェリーブラウン) バッグ¥322,300(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)[Precious2021年9月号67ページ]撮影/熊澤 透(人物)

大きめのフラップポケットやステッチ使いなど、メンズライクな佇まいが今年らしさを感じさせるワークシャツ。ともするとハードな印象になりがちなトレンドアイテムを、大人の女性が取り入れるためのデザイン選びのポイントや、着こなしテクを提案したコーディネートが多くの支持を集めました。

まずチェックすべきは、素材感。デザインはあくまでシンプルに、「素肌を感じさせる透け素材やエレガントな光沢素材」をまとうことで、無骨で男らしいワークシャツが一気に女らしい印象になります。

そして、「胸元を開けて、インナーを見せることを前提としたレイヤードスタイル」にするのが着こなしの鍵。アイテムを重ねることで生まれる、異なる素材の質感のズレや、微妙な色調のニュアンスが狙いです。仕上げに大ぶりのジュエリーを散りばめれば、艶と迫力が加わります。

ボリュームシルエットが旬の着こなしを演出するシルクオーガンジーのシャツに、メンズスーツを連想させるグレーのツイルパンツを合わせたこちらの装いには、「色合わせや素材に初秋の季節感がある」「すっきりしたコーデとジュエリーの重ねづけのバランスがいい」などのコメントが見受けられました。

【1位】黒のノースリーブトップス×ブルーのスティックパンツ

1位 P98
パンツ¥50,600(ドゥロワー 六本木店<ドゥロワー>) ニット¥20,900(エストネーション〈エストネーション〉) ピアス¥225,500・ブレスレット¥860,200・リング¥379,500(TASAKI) バッグ¥625,900(デルヴォー・ジャパン) 靴¥156,200(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉)[Precious2021年9月号98ページ]撮影/長山一樹(S-14)

今回3つがランクインした、高橋リタさんによる「鮮やかブルーパンツ×洗練黒トップス」の着回しコーデ。 最後のひとつが『Precious8月号』の一番人気を獲得しました!

こちらは、高橋さんが「ジャッキーを彷佛とさせる永遠の着映えバランス」と太鼓判を押す、コンパクト黒トップス×スティックパンツの組み合わせ。襟の詰まった黒のノースリーブトップスに明るい色のボトム合わせは、女性が美しく知的に見えるタイムレスな着こなしです。

それが、ジュエルライクなブルーパンツで、ひときわ華やかかつラグジュアリーな印象に。ニットにあしらわれた大ぶりパールも、ジャッキー風の洗練を演出するアクセントとなっています。

色合わせをお気に入りの理由にあげる方が多かったほか、「シンプルだけど存在感がある」「品があるのに動きやすそう」「すっきりとスタイルアップして見える」「パールや小物の取り入れ方が参考になる」など、さまざまな意見が寄せられたのも印象的でした。

以上、ファッション誌「Precious(プレシャス)」2021年9月号の読者アンケート調査で、好きなコーディネートに選ばれたスタイリングを10スタイル、お見せしました。

このなかに、あなたが真似してみたいスタイリングは、ありましたか?

※※高橋リタさんの【高】は「はしごだか」が正式表記です。

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2021年9月7日発売 ¥990(税込)

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この記事の執筆者
TEXT :
Precious.jp編集部 
BY :
『Precious9月号』小学館、2021年
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