スマホの操作、パソコン作業で、意外と疲労が激しいのが「腕」と「指」。筋肉が硬く縮こまってしまい、凝った状態に。にもかかわらず、ケアをしてない人は多いのではないでしょうか…。実は「腕」と「指」の疲労は、肩こり、首こりに大きく関わっているので、自覚症状がなくてもこまめにケアするのがおすすめです。

今回、村木さんに教えてもらうのは「腕のストレッチ」。簡単なストレッチではありますが、効果をアップさせるためのちょっとしたコツが。腕は正面の方向に伸ばすことと、親指は丸めずにしっかりと広げること。これでスマホ操作疲労で硬く縮こまった指先までしっかりとストレッチすることができます。

腕や手指がスッキリとするのはもちろん、肩こり、首こり、そして腱鞘炎の予防にもなるので、是非こまめにやってみてくださいね。

■腕を正面に伸ばし、反対の手で手のひらを手前方向に押す

腕が下がってしまうとストレッチ効果が出にくいし、上がりすぎてしまうと肩に力が入ってしまうので、写真のように正面に向かって伸ばすのがベストです。

そして、反対の手を使って、イタ気持ちいいくらいの加減で手のひらを手前方向に引きこみます。これで15秒ぐらいキープしてください。反対の手も同様に行ってください。

腕を正面に伸ばし、反対の手で手のひらを手前方向に押す
息は止めずに深呼吸しながら行ってください。筋肉が緩みやすくなりますよ。

親指は丸めずにしっかりと広げるのがコツ。スマホで縮こまった手指がしっかりとストレッチされます。

親指をしっかりと広げる
長時間のスマホ操作で親指に曲がりグセがついてしまう人も。スマホ腱鞘炎の予防にもなるので、気になる人はこまめに行いましょう。

【まとめ|30秒でスマホ疲れがスッキリ!腕&指伸ばしストレッチ4か条】
1. スマートフォンやパソコンの操作で「腕」と「指」が酷使されている。
2.「腕」「指」が疲労で縮こまることで、肩こりや首こりに繋がりやすい。
3. 片腕15秒ずつのストレッチをこまめに行うのがおすすめ。
4. 腕の高さ、親指の広げ方などちょっとしたコツで効果がさらにアップし、腱鞘炎予防にも。

以上、「30秒でスマホ疲れがスッキリ!腕&指伸ばしストレッチ」を教えていただきました。

セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は9月25日の更新です。お楽しみに!

村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらき ひろい)大手ステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。最新刊は『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)。 そしてご自身がプロデュースした美顔器「アメージングローラー」も発売中。「村木式整筋」メソッドのテクニックをセルフケアで簡単に再現できると話題に。Instagram
体験者:松藤あつこさん
(40歳・化粧品会社経営)
「腕や手指は意外と疲労が溜まっているし、こんなに縮こまっていたとは…気づきませんでした。このストレッチは簡単ですが、さらにコツを教えてもらったらすごく効いている実感が!仕事や家事の合間にできますし、たった30秒で腕や手がラクになるのはうれしいですね」
PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子