大人の女性の髪の悩みで上位に挙げられるのが、生え際が薄くなってしまうこと。前髪がうねってきまらなくなるのも、毛が細くなり、ハリ、コシがダウンしてしまうから。

これらの原因は、加齢によるホルモンバランスの乱れ、ストレスに加え、頭皮の血行不良も原因のひとつ。

そもそも髪の毛を健康に育てるためには、毛根の毛母細胞が機能していることが大事ですが、そのためには頭皮の血液の巡りが良いことが必要不可欠。なので対策として頭皮マッサージはかなり有効です。

そこで村木さんがおすすめするのが、生え際のブラシマッサージです。手でマッサージをするのでもいいのですが、ブラシの方が力の加減がしやすいうえに、疲れないから習慣化しやすいですよ。

今回は「生え際」に加え、「耳上の側頭筋」「生え際から後頭部にかけての棒状腱膜」をマッサージしていきます。薄毛対策だけでなく、生え際は前頭葉を刺激して集中力がアップするし、側頭筋は眼精疲労に有効、棒状腱膜はリフトアップに効くといううれしい効果も!

この手のマッサージは継続が大事。手軽に楽しく続けられる、このブラシマッサージ、ぜひ試してみてくださいね。

■Step1:ブラシを生え際に押し当てて、小さく円を描くように動かす

血流が滞りがちな生え際のマッサージを。イタ気持ちいい程度に軽く押し当てて、小さく円を描くようにブラシを動かしましょう。

ブラシを生え際に押し当てて、小さく円を描くように動かす
頭皮にダメージが起きないように、頭皮ケアにも使えるクッション性の高いブラシで行って下さい。

■Step2:側頭部をジグザグと梳かすようにマッサージする

側頭部の生え際から後ろに向かって細かくジグザグと梳かしましょう。

毛が長い人は髪の毛が絡まないように、先に毛先まで軽くブラッシングしておくといいでしょう。
毛が長い人は髪の毛が絡まないように、先に毛先まで軽くブラッシングしておくといいでしょう。

■Step3:生え際から後頭部に向かってブラシをジグザグに動かす

髪をかきあげるように、生え際から後頭部に向かってジグザグと梳かしていきます。

生え際から後頭部に向かってブラシをジグザグに動かす
この部分は棒状腱膜という「膜」があり、特に毛細血管が少ないので血行不良が起こりやすい部分。マッサージすることで、白髪予防やたるみケアにも。

【まとめ|薄毛予防に今すぐ始めたい!生え際ブラシマッサージ4か条】
1.薄毛や髪のハリ、コシの低下の原因のひとつは頭皮の血行不良にあり。
2.ブラシを使った生え際マッサージで血流を高めるのがおすすめ。
3.イタ気持ちいい圧で、円を描いたり、ジグザグとブラシを動かすと頭皮の血流アップに。
4.集中力向上、眼精疲労のケア、リフトアップなど、うれしい効果も。継続することで若返り効果あり。

以上、「薄毛予防に今すぐ始めたい!生え際ブラシマッサージ」を教えていただきました。

セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は10月2日の更新です。お楽しみに!

村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらき ひろい)大手ステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。最新刊は『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)。 そしてご自身がプロデュースした美顔器「アメージングローラー」も発売中。「村木式整筋」メソッドのテクニックをセルフケアで簡単に再現できると話題に。Instagram
体験者:松藤あつこさん
(40歳・化粧品会社経営)
「頭皮がいつの間にかこんなに硬くなっているとは…と驚きました。ブラシを当ててマッサージしながら、優しくほぐしていくととても気持ちがいいし、ちょっとやっただけでもすっきりしますね。眼精疲労も解消するし、仕事の前に行うと集中がアップしそう!髪のエイジング予防のために続けようと思います」
PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子